2006年06月18日
先日応募した映画招待券が当選したので、行きたかった映画「ダヴィンチコード」に行くことにしました。
原作(上・中・下)は既読済みで予習はOK。
原作を読んだ感想。
初めは、キリスト教を取り巻く状況をほとんど知らないということもあってかなり読み勧めるのに手こずりましたが、中巻ぐらいから状況も分かり始め、結局4~5日で読み終えました。
正直、R・ダヴィンチという人物については画家の一人というぐらいの認識しかなかったんですが、この謎めいた話の内容にはかなりグッと来るものがありました。
「最後の晩餐」に隠された謎?
今までに何回も見たことがある絵にそんな謎が隠されてたとは…。
これに反し、昨日観た映画版、
なんちゅうか、とにかく落ち着くヒマがない。
感傷に浸る間がないっちゅうか、登場人物に感情移入する間がないっちゅうか――。
しかも原作を読んでるとき「ここは映画なら泣かせ所なんやろな」と思ってた感動的な数ヶ所がカットされてたし。
あのままじゃ「結局、敬虔なカトリックが誤った行動を起こした」と、原作を読んでない人は解釈してしまうんじゃなかろうか。
原作は少なくとも、そうじゃなかったと思ってたけど。
また、警部ファーシュ(ジャン・レノ)とその部下コレ警部補については、原作では最後「実はいい人」…で終わったけど、映画では最後まで悪い人だったような…。
そんなこんなで、結局煮え切らないまま最後を迎えることになりました。
ということで、映画版は正直「良くなかった」ってのが印象でした。
話題性はかなりあったんですけど。
原作はなかなか面白いので読む価値あり。
ただし、原作でも映画でも最後の終わり方は「ん?」って感じです。
Posted at 2006/06/18 17:23:42 | |
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