ハンニバルスミスのブログ一覧

JR北海道の話題です。遠く離れていますが気になる話題です。長文になることをお許しください。

あの素敵な北の大地には、やはり鉄路が似合いますし、観光の面からも鉄道との親和性があると思います。大袈裟ですが、🇨🇭スイスのようになってたとしたらいいのでしょうが…

そんなJR北海道の経営については、大変に厳しい現状があることはよく知っています。そしてその原因が会社内部に起因する法令違反や安全軽視等の姿勢など様々なことによるものであることも知っています。許されるべきことでもありません。
しかし、そのことと鉄路を維持するとことは別次元の問題によるものと思うのです。

あれだけ人口の減った街と街をつなぐことが鉄道の使命ならば、鉄道会社の責任の元に鉄路廃止やバス転換の選択をしても良いのでは無いでしょうか。また今のままでは鉄道の維持は無理という判断ならば、助けを求めるのは仕方のないことなのでは無いでしょうか。そして助けは出せないとなれば、JR北海道が自己判断するべきことだと思います。

今回の北海道知事の発言には理解に苦しみます。JR北海道の鉄路を維持したいのか気にしないのか。援助するのかしないのか、知事が北海道の鉄路をどうしたいのかのビジョンが見えなかったなぁと思うのです。

人口の少ない街々をつなぐ鉄道をどうするかの根本は、その街々をどのように発展させて行くか、北海道全体として街をどのように維持して形成していくかということではないでしょうか。それは鉄路を維持し収益を大きな目的とする鉄道会社のビジョンではなく、行政の責任者の仕事でしょう。
そんな行政の責任者の方である高橋北海道知事の発言には理解に苦しむのです。北風と太陽のように、凍えているJR北海道に北風を吹かせても良い形に服を脱ぎ捨てることはないと思います。

遠くに住む埼玉人の勝手な話でした。北海道方々、申し訳ありませんでした。