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2025年02月07日

2020 Subaru WRX S4(後期最終) vs 2020 Audi S3(後期最終) その2

 2020 Subaru WRX S4(後期最終) vs 2020 Audi S3(後期最終) その2


初代WRX S4(2014-20年)後期最終型と3代目Audi S3(2014-20年)後期最終型の比較、のつづき。








 同じ年式の同じ後期最終型のAudi S3。

 今流行りの屋根の低さに対して、フロントシートは充分な着座性と居住性が確保されていて驚きました。このフロントシートの着座性がこの車を買う決め手になりましたし、運転席の着座性は最低必要条件でした。

 シート自体はホールド性のあるよくできたフル電動革シートです。

 オプションの高品質革のシートは、パーンと張った革シートで、やわらかな高級革を使っているという謳い文句ですが、やはり柔らかくないし、冬は冷たいです。

 幸いにも非常に効果的なシートヒーターが付いていますので、使用には問題ありません。

 Audiのフル電動シートに標準の上下+出っ張りが調整できるランバーサポートですが、恩恵についてはほぼ感じません(^^;;

 、、と書いたのですが、先日、腰痛の際には少し楽になり、役に立つ装備だと思いました(^^)

 個人的には追加オプション(シートの肩部分、エアコン送風口、ハンドル他のスティッチの色が赤)の革シートの背もたれの赤の色はあまり好みではありません(^^;;





 質感が高いプラスチックと革の組合せの内装。

 カーナビ等の液晶モニターは小さくて少し古い気がしますが、気になりません。

 後期型はメーターはフル液晶の可変モニター。やはり便利で使いやすいです。

 センターコンソールはダークグレーの薄い金属板でカバーされていてコストがかかっていて高級感があります。

 2021年発売の現行車(8Y)前期型はこういう細部がプラスチック化されていてコスト削減で安っぽくなったと不評です。

 エアコンの温度と風速はダイヤル式で、その他の機能もすべて物理スイッチで液晶画面で操作する現行WRX S4やベンツなどの液晶で操作するスイッチよりコストがかかっていて使いやすく高級車として良心的です。

 シフトは伝統的なシフトノブ方式でミッションはDCT(自動変速)7速。

 NモードとSモードの切り替えはシフトノブを手前に引くだけなので、伝統的なセンターコンソールから生えているシフトノブは運転中に非常に扱いやすいです。

 現行車(8Y)ではセンターコンソールのシフトスイッチに替わってしまっているので、運転中にこまめに変速するにはシフトノブの方が使いやすいと思います。





 ステアリングの革は高級感はありますが、WRX S4 STi Sportの高感触革には今一歩及ばずです(^^;;

 ステアリングスイッチは使いやすく、使いやすくないオートクルーズと車間保持、自動ステアリングスイッチや設定も慣れれば使えます。

 自動操縦や車間保持、車線キープ機能は、スバルのアイサイトの方が圧倒的に性能が上です。

 パドルシフトは操作するとマニュアルモードに切り替わってしまうので、AUTOのままシフトダウン、シフトアップできるスバルのCVTの方が加速中、減速中に操作するときは使いやすいです。

 なので走行中に頻繁に操作するのは、ノーマル、スポーツモードの切換えをシフトノブで行うことが多いです。

 ステアリングは低速でも高速でもレシオが低く、敏感に反応し切れやすいです。

 Audi S3のステアリングに比べると、WRX S4は曖昧でギア比が高すぎて、やはりスポーツカーのハンドリングではない気がします。日本のマーケットではステアリングがシャープで切れすぎると、危険な車、という評価になるのでしょうか?

 初代WRX S4の前期型に乗った時に、足回りがあまりに頼りないので、スプリングはそのままにして、ショックだけ強化型に変えようかとWebで検索したのですが、「足が柔らかすぎる」という意見が殆どどなく、「足が硬すぎる」と言う意見が多く見受けられ、驚きました。

 WRX S4の300馬力、40kgmのエンジンの車であの足が硬いという感想はどうなのかと思いますが、日本では時速100㎞/hくらいまでしか出さないので足の弱さが気にならないのでしょうか。





 リアシートは購入時に全く使用感がなかったのです。シートはフロントシートと同じ材質の贅沢な作りですが、基本的にこの車は2シーター、2人用です。

 リアシートは大きさは充分ですが、大柄の人にはフロントシートとの間の足元が狭いと思います。小柄な方なら十分でしょうが、広さはないです。





 ドライブモード(エコ、コンフォート、オート、ダイナミック、個人設定の5種類)、アイドリングストップ中止、リアカメラ、リアデフォッガーなどのスイッチはエアコンの上の物理スイッチなので非常に使いやすいです。

 センターコンソールの物理スイッチは、モニターの切換え、カーナビ画面の拡大縮小、各種モードの設定、切換えができるので慣れれば非常に便利です。

 使えないと言われているカーナビも、普段カーナビを殆ど使っていない私からすれば、充分使いやすく殆ど問題はありません(^^)

 もちろん日本車の日本メーカーの高級カーナビに比べると全然だめですが、欧米の現地でのカーナビに比べると全然優秀です(^^;;

 特に個人的にはセンターコンソールの手元のダイヤルスイッチで画面の縮小拡大が操作できるのが使いやすくて好きです。

 オーディオはCD、SDカード(2つ)の挿入口はグローブBOXにあり、CD、SD、USBから車のHDにも録音できます。

 オーディオの音は、オプションのBang & Olufsenではないので、まあまあ許容できる範囲。





 2L、H4、DOHC ICターボ、300馬力、40,8kgm。CVT、1540㎏。

 日常に使う分には不足はありません。

 CVTなので加速時のダイレクト感は少し薄れますが、特に不満はありません。

 水平対向は重心が低いと言いますが、実際は補機類が上に載っているのでそんなに重心が低いと思えません。

 モードは、I(Inteligent、標準)、S(Sport)、S+(Sport Plus)の3種類ですが、基本的に急加速、急減速をせずに、車の流れに合わせてスムースで穏やかに走りたいので、殆どIモードしか使いませんでした。

 普通に走っている時に、回転数を必要以上に高く保ちたくないからです。

 加速が欲しい時は、パドルシフトでシフトダウン、加速が終わるとパドルシフトでシフトアップ、と言う乗り方をしていました。

 WRX S4のCVTはパドルで加減速してもマニュアルモードに変わるのではなくオートモードのままなので非常に楽でした。

 燃費は悪く、街中では6.5m/l、高速を飛ばして12km/Lくらいでした。





 2L、L4、DOHC ICターボ、290馬力、38.8kgm、7速DCT、1530㎏。

 日常生活ではもちろん十分なパワーとトルク。

 坂道や加速時もDCTのスポーツモードを使えば不満はありません。

 ハドルシフトでマニュアル操作すればもっと鋭い加減速ができるのでしょうが、ほとんど使ったことがありません。

 パワーが不足に感じたら、ドイツのECUチューンもありますし、私にはRS3ではなくS3で十分でした。

 エンジン、変速、足回り、サウンドなどに、Efficiency、Confort、Auto、Dynamic、Individualのモードがありますが、少し変えてみましたが、結局Autoで十分なような気がします。Efficiencyにすると、アクセルを抜いたら空走モードになるそうですが、すぐにアイドリングストップがかかってしまうので使う気になれません。

 基本的に普段から高回転を保って走りたいわけではないので、AUTOモードで十分です。加速トルクが足りない時には、スティックシフトでSモード、通常モードの切り替えで対応しています。WRX S4と違ってパドルシフトを使うとマニュアルモードに切り替わってしまうので、戻すのが面倒です。

 これらのモード切替については、もう少しいろいろ使ってみて、今後次の車に乗り換える際の参考にしたいと思います。2ペダル車だと輸入車はもちろん、国産車でも今後このような機能が標準になっていくと思われるので、自分が心地いいと思える、違和感や不快感を感じない変速モードや、足回り、エンジン加速のセッティングなどが選択できるかどうかが非常に重要なカギになってくると思います。

 実は現行8YのRS3に試乗したのですが、コンフォートモードでもダイレクトすぎる加減速でスーパーカーそのものの雰囲気で、ゆったり普通に乗りたい時もある私の用途に合っていないようでした。

 日本の街中や普通の交通モードでは、戦闘姿勢の強すぎるセッティングでは運転していてストレスが溜まると思うのです。

 1990年式ポルシェ944S2で街中を走っていた時は、常にフラストレーションがたまっていました。速く走らないと少しも楽しくないのです。

 燃費は街中で8km/l、高速で飛ばして11.5km/lです。





 WRX S4を手放したのは、高速走行時の足回りのセッティングとボディー剛性が好みに合わなかったから。ボディ剛性はSTIのフレキシブル4点セットを入れてかなりマシになりました。足回りはOHLINS+Hypercoを入れたりしましたが、どうも好みの乗り味やハンドリングにならなかったこと。でも最初からリジカラのみを入れていたらそのまま満足して乗っていたかもしれません。

 街中での操縦性と乗り心地と足回りのセッティングは剛性も高くフラットな乗り心地で日本車の中で非常に高レベルだと思いました。

 特に後期型STI Sportの街中のフラットな乗り味はすごく満足できるものでした。

 高速を走るなら、STIのボディー補強、フレキシブル4点セットは必須だと思います。





 特段特別にすごいと感じたわけではありませんが、アウトバーンを疾走するVWゴルフRの兄弟車だけあって高速走行でも全く問題のない足回り。





 セダンとしての居住性。セダンとしてのボディ設計。正しいセダンとしての着座位置と豪華で実用的なシート。

 高品質なSTi Sportの内装と高感触革のステアリング。後席の居住性。

 日本車としての信頼性。日本車としての整備費用の安さ。

 それなりにカッコいいスタイル。高速道路以外で普通に日本で乗るには十二分な性能。

 最後の国産2ペダル4WDセダンスポーツとしての希少性と中古車としての価値の高さ。

 という点で優れた日本車だと思います。





 街中の一般道でも走り出してすぐにわかるボディー剛性と足回り剛性。

 アウトバーン育ちの高速での操縦性とボディー剛性と足回り。

 高速道路を主体に使うにはAudi S3の方が私には合っていると感じました。

 街乗りはDEデミオ・スポルトを使っていますので、もし駐車場の関係で1台しか持てなければ、信頼性の高い国産車のWRX S4に乗っていたと思います。

 さて、終の車まで、次は何を選ぼうかな?


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Posted at 2025/02/07 07:29:45

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