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2018年02月26日 イイね!

懐かしのカタログ2 Austin Montego Vanden Plas

懐かしのカタログ2 Austin Montego Vanden Plas
 懐かしい車のカタログが出てきました。

 Austin Montego

 80年代の最後の純英国設計の車です。




 このカタログは日本版のVanden Plas版のカタログです。

 Van den Plasとはその名の通り、オランダ系の名前を持つ、ベルギーの首都、ブリュッセルにあるコーチビルダーでした。

 1913年に設立されたvan den Plas社の英国支社はやがて独自経営を行い、ロールスやベントレーなどの高級車のコーチビルダーになりました。

 第二次大戦後の1946年、Vanden Plas社はAustinの子会社となり、Austinやグループ企業のDaimler(ドイツではなく英国Jaguar系のDaimler)の高級リムジンなどを作っていました。

 1957年にVanden Plasは、Austinも参加した英国自動車メーカー合併会社BMC(British Motor Company)の一ブランドとなりました。

 日本で唯一有名になったのは、BMC ADO16シリーズのVanden Plas版。

 1962年から製造開始され、Morris、Austin、MG、Riley、Wolseley、Vanden Plas、そしてItalia版、Innocentiのバージョンがありました。

 このADO16の設計者は初代Mini(コードネームADO15)で有名なIsigonis。世界14か所で作られた当時のベストセラーカーでした。

 、とVanden Plasの簡単な歴史を述べましたが、日本では、バンデンプラ=ADO 16のVanden Plas
バージョンの独自の車名、と誤解している人が多いので、ちょっと説明してみました。



 さてこのAustin Montego、1984年に発売されたAustin最後のセダンでもありました。

 バランスのとれた端正な佇まい。

 ウエストラインより下が窪んでいる斬新なデザインは、87年に発売され大人気になったE30三菱ギャランにも取り入れられました。

 カタログは最上級のVanden Plasバージョンですが、この頃のVanden Plasは、Austin Montego、Maestro、Metro、Rover SD1、Range Roverの一ブランドとしての位置づけで、外観上の違いはエンブレム以外ありませんでした。



 モンテゴ、マエストロ、メトロのバッジエンジニアリングとしてのVanden Plas。

 真骨頂は内装の仕立てでした。

 当時は英国車ではまだ珍しかったパワーウィンドを無理やりセンターコンソールにスイッチを付け、



 大衆車のモンテゴやマエストロ、メトロに革張りのシートを付け(メトロは時代によりファブリック張りで手動窓バージョンもあり)、バージョンによっては木目や木目調の装飾をした、あえて言えば不自然な高級化バージョンでした。



 私的にはこのモンテゴやマエストロ、メトロの長所は、普通バージョンのファブリックシートの内装。

 このカタログの表紙のような、上品なツィード生地のクッションもたっぷりあるシート。

 メトロのような廉価小型車のシートもすごくよく作られた趣味の良い生地のシートでした。

 ・・・・

 日本でのVanden Plasのカタログは、高級そうなホテルでの撮影。



 英国風ではなくアメリカ風のホテルは山中湖ホテルのようです。



 Montegoには、1.6、2.0.2.0ターボの3種のエンジンがありましたが、このVPは2.0リッターノンターボ。

 私が英国で乗っていた1.6Lでも普通に走るには十分でしたので、2.0ノンターボでも必要十分の走りをしたことでしょうね。

 私が乗っていたMontego 1.6HL。素直な操縦性と外連味の無い良いスタイル、趣味の良い内装とイスでしたが、電気系統や補機類、シリンダーブロックの摩耗の弱さは、治し切れない英国病の弱点を引きずっていました。

 でも個人的には壊れないMGモンテゴターボ、MGマエストロターボがあれば欲しかったな・・
 (そんなものは存在しないのでしょうが・・^^;;)

 Montego、英国最後の純国産セダンでした・・

Posted at 2018/02/26 22:23:56 | コメント(7) | トラックバック(0) | カタログ | 日記
2018年02月12日 イイね!

懐かしのカタログ1 ダイハツ・シャレードG11 その5 デトマソ編

懐かしのカタログ1 ダイハツ・シャレードG11 その5 デトマソ編


 2台目シャレードターボに設定されたデトマソ仕様・・


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 エンジン、足回りは同じ(ホイール以外)で、内外装のみをデザインした車でした・・

 外装はサイドスカートとCピラーのプラスチックのカバーが特徴でした・・

 足回りは14インチカンパニューロのマグネシウムホイール・・

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 モモのハンドルと、別デザインのドア内貼り・・

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 標準ターボとは違うデザインのシート・・

 しかし、シートと内貼りは標準ターボの物の方が、機能的にも表皮の生地も高級感があって良かったのです・・

 デトマソ仕様のシートは、すぐに日焼けしてみすぼらしい色に変色していました・・(^^;;

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 リアゲートはデトマソのみ後期型でも前期型仕様・・

 テールランプの形も前期型のままです・・

 デトマソと標準のシャレードターボとのデザインの違いを明確化したかったのでしょうか・・

 Cピラーとリアゲートのプラスチックカバーは、空力的には意味が分からず、古くなると風化して色褪せて見えるという問題がありました・・

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 デトマソ仕様のカラーは、白、赤、ガンメタの3色・・

 赤とガンメタは2トーン風のデザインになっていました・・

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 装備表と諸元表・・

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 デトマソ仕様は690㎏、ノーマルターボ3ドアは680㎏・・

 軽自動車のミラターボでもほとんど同じ重量だったことを考えると、超軽量のスポーツ車でした・・

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 デトマソは車高で1cm低く、全幅は空気負荷物で2.5cm広いだけでほぼ同じサイズでした・・

 ダイハツのような軽自動車専門に近かったメーカーが、これだけ力の入ったクルマ作りができた、こんな時代が再び来るようになって欲しいと心から願います・・

 1980年代は日本の工業技術、製造業にとって本当にいい時代でした・・

Posted at 2018/02/12 10:22:56 | コメント(2) | トラックバック(0) | カタログ | 日記
2018年02月10日 イイね!

懐かしのカタログ1 ダイハツ・シャレードG11 その4 足回り編

懐かしのカタログ1 ダイハツ・シャレードG11 その4 足回り編


 ちょっと長くなりますが、次は足回り編・・



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 この二代目シャレード、当時のコンパクトカーの水準からして、特筆すべきレベルだったと思います・・

 それは英国でMGメトロターボを所有したり、当時のボクソール・ノバ(オペルコルサ)、フォード・フィエスタを運転した際に、明確に感じました・・

 コンパクトカーなのに、足回りに2ページを割いたカタログ・・

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 (当時としては、)オーバーハングが短い、四角い寸法・・

 コーナーが楽しいハンドリングでした・・

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 オプションの14インチ60タイヤ・・

 コンパクトカーなのに、13インチ65タイヤが標準なのは、ライバルが12インチ標準だった時代に差をつけています・・

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 5リンクサスと適度な硬さの「ヨーロピアンサスペンション」・・

 ラック&ピニオンのノンパワステステアリングと合わせて欧州標準以上の路面感触とハンドリングを実現していました・・

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 相対的に大型なディスクブレーキもMGメトロターボよりもずっと正確なフィールと制動力を感じました・・

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 13インチ65が標準のノーマル外見ターボ・・

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 デトマソ仕様は14インチ、カンパニョーロ、マグネシウムホイールを装備していました・・

Posted at 2018/02/11 08:26:36 | コメント(1) | トラックバック(0) | カタログ | 日記
2018年02月10日 イイね!

懐かしのカタログ1 ダイハツ・シャレードG11 その3 エンジン編

懐かしのカタログ1 ダイハツ・シャレードG11 その3 エンジン編


 G11シャレードのガソリンエンジン・・





 80馬力、60馬力、55馬力の3種類・・

 1L、3気筒、ターボとノンターボ・・

 55馬力のノンターボエンジンは何のためにあるのか・・

 一番馬力の少ないエンジンは電子制御エンジン・・

 、、、、

 そうです、目的はカタログ燃費獲得用のインジェクションエンジン・・

 10モード24.5km/L、60km/h低地走行34km/L・・

 当時の量産車でNo1の数値です・・



 80馬力のターボエンジンの内部図・・

 シリンダーヘッド直上のサージタンクが特徴です・・



 80馬力、12kgm(グロス)を発生させる、1.0L、3気筒ターボエンジン・・

 インジェクションではなくキャブレターターボです・・



 赤く焼結塗装されたシリンダーヘッドとサージタンクがカッコ良かったです・・(^^)

 3気筒のターボエンジンはタイムラグもなく軽々と吹け上がりました・・(^^)



 3500回転で、最大トルク12kgmを発生するこのエンジン・・

 重量680㎏、軽自動車より軽いこの車を軽々と加速させました・・(^^)

Posted at 2018/02/10 10:40:51 | コメント(0) | トラックバック(0) | カタログ | 日記
2018年02月03日 イイね!

懐かしのカタログ1 ダイハツ・シャレードG11 外装編

懐かしのカタログ1 ダイハツ・シャレードG11 外装編


 2代目ダイハツシャレード後期型・・




 ターボ車のボディーは3種類・・



 デトマソでないノーマルターボ車は3ドアと5ドアの2種類・・

 私は写真の白色の3ドアに乗っていました・・(^^)



 外装色は白、赤、黒、ガンメタ、赤/黒ツートンの5種類・・
 (デトマソについては後述します・・)



 そして真っ白な特別仕様車も・・

 80年代の当時はマークⅡ3兄弟をはじめとして「白い車」が大人気で、S12シルビアやトラッドサニー後期型、FF2代目ファミリアやターセル/コルサなど、各社が真っ白仕様車を出していましたね・・(^^)



 ディーラー純正後付けエアロもこの時代が始まりでした・・



 この車の外装実用装備で好きだったのは、「コーナリングランプ」・・

 今の人はこの装備は知らないですよね・・

 安全を考えると、今の時代にも必要な装備だと思います・・

Posted at 2018/02/03 23:05:11 | コメント(3) | トラックバック(0) | カタログ | 日記

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「ブルーエラーで買って1年半の個人パソコンが動かなくなった。30万円以上した日本製。3年の追加保証を購入していたが、よく考えたらセキュリティ面で他人に中身を見せられない。パソコン保障なんて実質的に意味ないじゃんw 20万円近く出して日本製のパソコンを再購入(><)」
何シテル?   04/23 14:17
年間の大半を出張している旅商人です。年間数万キロを欧米日でレンタカーで運転しています。ここ34年独仏伊英米で運転しています。 44loveという名前はみんカラ...
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