30数年振りに訪問するイタリアの首都。
もちろん観光じゃなく顧客訪問です(^^)
風情あるミラノの駅も随分近代化されました。
指定席に座って出発を待ちます。
今回訪問する顧客は27年振りにリベンジできた顧客。
実は27年前に私が契約を取る寸前で、以前の勤務先が商社を通して契約するように指示され、3社も使っていた大手総合商社の商圏の割り当ての齟齬で、私が開拓した顧客を他のサプライヤーに取られてしまったのです。
簡単に言うと、私が自分で契約を取ってきた顧客を、前勤務先の弱腰で間抜けなマネジメントで総合商社同士の商圏争いに巻き込まれ、その商社側のサプライヤーに私の案件を丸々他のライバルメーカーに譲り渡したのです。はっきり言って泥棒です。
私の個人的な経験では、そういうことをするのが日本の総合商社の本性。その時の商社は住〇なんとかという名前でした。
列車がゆっくりとスタートします。
数年前のコロナ時期にこの顧客から連絡があり、ビジネス再開、というより27年振りにようやくビジネス開始。
今回は、27年前の約束をようやく果たすための訪問です(^^)
以前から書いていますように、私の海外ビジネスでは一切商社を使いません。
以前の会社では、私が入社する前の海外ビジネス展開の初期に日系大手総合商社の売り込みに無秩序に押し切られ、住〇、伊藤なんとか、〇紅といった日系大手総合商社は、結果的に自分で一切ビジネスを取ってきていないのに、あとから割り込んできて、口銭を掠め取っていくようなアコギなビジネスをされていました。
のんびりした腐った田舎の役場みたいな会社でしたので、そんな強欲商社にやられ放題。
そんな商社を切ろうとした私(何しろ商社は3年間で1社も顧客が取れなかった)を、ヘッドハンターに売り込んで会社をやめさせようとしたり、手切れ金を数億円せしめた(商圏をゴネた)上に、翌週から同業他社に会社の機密を売り渡してビジネスを取ろうとしたり、そんな情報が世界中の顧客や同業者から次々と私に入ってきました。
結果、3年ほどかけて実績が一切なく口銭だけ掠め取る商社を全部切ったのですが(その頃には私が商社なしで欧州マーケットの70%以上を獲得していました)、
私の前勤務先の会社、そんな間抜けなマネジメントの会社でしたから、10数年後の民主党の1ドル73円の円高でコロリと倒産してしまいました(^^)
そんな私は、いまだに〇紅という名前を聞くと、嫌な気分になることがあります(^^;;
そんなことを思い出しているうちにローマ、テルミニ駅に到着しました。
道中の景色は列車の窓が汚れていて撮影できませんでした(^^;;
30年以上振りに到着したRoma Termini駅。
乗ってきた高速列車。
さすがイタリアらしく洒落たデザインとカラーです。
30数年ぶりに降り立った、ローマテルミニ駅。
27年前に顧客訪問で来るはずだったローマテルミニ駅。
意外と感激も感慨もありませんでした。
部下への引継ぎの旅で忙しかったからかな。
別のホームにもカッコいいデザインの特急列車が。
自動車デザインの
カロッツェリア・ベルトーネとは別会社の
ベルトーネ・デザインの作品でしょうか。
駅にあるレンタカー会社の駐車場。
今回も部下がMTを運転できないので2ペダル車だけを希望します。
手前にあるのがあの最悪な
中国の欠陥車LYNK 01。
その向こうはAudiの大型SUV(Q8?)
シトロエン、マセラッティ、アルファロメオの大型SUV。
結局割り当てられたのは、LYNK & COの01。
ドイツで大変な目に遭って、ミラノでも割り当てられて替えてもらって、今度はローマの駅でも・・
代替車をお願いしたら、2ペダル車はマセラッティーしか空いていないとのこと。
マセラッティーでは顧客訪問もできないし、盗難やいたずらも怖い。
しかたなく全く違うMT車を借りて、私が運転する羽目になりました(><)
私が運転するのは全く苦じゃないが、引継ぎのために運転させてイタリアの道路事情にも慣れさせなければいけないし、ホテルや顧客の場所も覚えさせなきゃいけない。
メーカーで自分で欧州で海外営業したいんだったら、マニュアル車免許くらいとっておけよ!、と言いたいのだが、今は昭和の時代と違って、そんなことを言ったらパワハラになってしまう。
やれやれ、とんだ世の中だ。老兵は静かに去るのみだな(><)
まあ今の直属の(元)部下たちはとても熱心でいい奴らばかりなんだけど。
彼らのうち誰一人として車を所有していません。
いまの若者?は車に興味がないのですね。
東京で車を所有するのにはお金がかかるし。
Posted at 2024/03/17 00:08:10 | |
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世界の車窓まで | 日記