数週間前に、映画「RUSH」を見ました・・
機内先行上映・・(^^)
3か月ほど前に、「グラン・プリ」や、「2013年モナコGPハイライト」を見て以来の機内F1映画・・
この時代のF1のことを殆どリアルタイムで知らない私が見ても、すごく面白かった・・(^^)
かなり史実に忠実に作られているらしく、金持ちの英国貴族のスポンサーでF1デビューした
ハント・・
オーストリアの資産家の息子だが、自分で売り込んでチームのシートを得たラウダ・・
プレイボーイで享楽主義のハント・・
くそ真面目で堅実、陰気なラウダ・・
映画では、2人は仲が悪いように書かれていましたが、実際は良きライバルどうしで、決して
仲は悪くなかったようです・・(^^)
好敵手の2人キャラクターの違いとその人生の交錯も面白かったですが、
「グラン・プリ」も同様、その時代背景やF1が置かれていた状況が興味深いです・・
機内では英語版を何回か(面白かったので欧米2往復で数回見た・・^^;)と、ANA機内の
日本語吹き替え版を1回見たのですが、機内で見た日本語吹き替え版には非常に残念な
ところが数か所(実際は山ほど)ありました・・
日本語版のセリフの翻訳が変なのです・・orz
後に嫁になる女性のプジョー504を初めて運転したNikiが、余りにもゆっくり走るので、その女性が
意味ありげに^^、「この私が(速く走ってって)頼んでも?」と誘いをかけると、
Nikiが、「いつもそんな風に誘ってうまく行ってるのか?^^」と返します。
女性、「ええ、たいていわね。^^」
機内日本語吹替え版では、Niki 「いつもうまくいくのか?」 何のことやらわかりません・・orz
最終戦の富士のシーンで、メカニックがJamesのヘルメットの風防に穴を開けます。
このレースはスタートが肝心だから、「メットのバイザーが湿気(結露)で曇らないように」
機内吹替え版、「水滴を出すように」
・・・? バイザーに穴をあけて水滴が入ることがあっても水滴が出ることはないのでは?
だいたいCondensateを「結露」=「湿気」と訳さずに辞書を引いて「凝縮物」と訳したな・・
シーズンを終えて、空港でばったり会ったJamesとNikiの会話のシーン。
Niki、「賢者は、愚かなものが崇拝する人から学ぶよりも、敵からより多くの物を学ぶものだ」
機内吹替え版、「賢者は、愚か者が友達から学ぶより、敵からのより多くを学ぶものだ」
・・・? 「崇拝する人」=「友達」???
Nikiが、富士最終戦について、あんな危険なレースを走るのは愚か者だ、と言ったことに対して、
James、「いや違う、君は(リタイヤした瞬間に)レースを殺したんだ。
レース(スポーツ)の精神を殺したんだよ。」
機内吹替え版、「レースは情熱だ!」
・・・???? 何これ? ここが一番重要な場面じゃないの・・?? orz
ANAの機内で見た日本語吹き替え版が、劇場公開版と同じかどうか分かりませんが・・
危険を避けるために、字幕版がお勧めですね・・(^^;;
(字幕版も見たことはありませんが、大抵は間違いなく訳されています・・^^)
*追加情報・・下に頂いたコメントによると、劇場公開吹替え版は、英語版に近い翻訳
(ここの私の訳に近い訳?)になっているようです。(私自身は未確認です)
1976年のシーズンと、富士のレースのダイジェストの画像を見つけました・・(^^)
富士でチャンピオンになって、マシンから出たらすぐにタバコをプカプカ吹かして、
何か飲んでいます・・(笑)
BBCのアナウンサー 「チャンピオンを決めて、今すぐにしたいことは?」
James 「飲んだくれること」
・・(爆)
こんな格好してテニスをしていたプレイボーイのJames・・(^^;
奔放な人生を送り、45歳で心筋梗塞で亡くなりました・・
九死に一生を得て、その後のレース人生を全うし、まだ続けているラウダ・・
映画「RUSH」のメイキング映像です・・
そういえば、富士のシーンでこんな懐かしい車たちが・・
どうやら左ハンドルっぽいので、現地のマニアから集めて撮影したかな・・(^^)