
しがない行商人の定めとして私は多いときには年間300日近くを旅先で過ごします。
殆どの場所はもう仕事で何十回も、何百回も訪問、宿泊している場所ですから、特に目新しいものもありません。はじめて見た時には感動したような風景も、もう日常の仕事先の風景として溶け込んでしまいます。なんだか非常にもったいないですね。
年間の大半をホテルか機内か車内で過ごす私にとって、環境は非常に大事、仕事の出来も左右します(気のせいか? 笑)。特に観光をするわけでもなく貧乏暇なしの私は、休日や移動のない日はホテルの部屋で基本的にずっと仕事しています。ですから私のホテル選びの条件は(部屋の快適さは最低条件としても)、周辺の環境(食料調達ができる店があるか、気軽な食堂があるか)、次にはホテルからの眺望になります。
写真は15年近く泊まって来たホテルの部屋の窓辺からの景色です。私が一番気に入っていた居心地の良い場所でした。この景色そのものの絵が、コンビニで売っていたスターバックスコーヒー無糖カフェオレに使われていました。(著作権はどうなっていたんだろう?)
左手には運動場があり、休日には草サッカーが、平日には近くの高校の体育の授業が行われています。セーヌ川の向かいには、Palais de Chaillotが見えます。TVなどの画像でTour Eiffelがきれいに見えているのは、Palais de Chaillotのテラスから撮っているんですね。
ホテルの前の運動場の周りは公営の駐車スペースで、ホテル宿泊客のベントレー、アストンマーチンなどの超高級車(大抵が英国ナンバー)や、その他宿泊客の普通の車、レンタカー、近所の住民の車など、超高級車から30年ものの生活車までさまざまな車が駐車されています。先日はきれいなフランスナンバーの944S2を見ました。宿泊客ではなさそうでしたので近所の住民の車かな?
このあたりのアパートは1800年代に建設されたパリでも超高級の部類に入るアパートです。パリでもロンドンでも雰囲気の良い都会の場所は家賃が高いです。
このホテルも数年前にフランチャイズが変わり、サービスも格段に低下してしまったため、最近はもうあまり泊まることもありません。相変わらず立地と風景は一番好きな場所ではあるのですが・・
フランチャイズが変わってから、某航空会社のCAさんたちが利用できるようになったようです。
Posted at 2020/12/08 20:31:10 | |
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ホテルの窓辺から | 日記