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2011年06月26日 イイね!

橋のある風景 Newcastle upon Tyne / England, UK

橋のある風景 Newcastle upon Tyne / England, UK ここでは世界各地の橋のある風景をお届けします。
 NewcastleはTyne川に沿った北イングランドの都市です。
2世紀にはローマ人がこの英国の北の端まで来ました。当時の英国人はそれに対抗するために長い長い防壁を作ったそうです。その防壁の先端がこのNewcastleの都市。西暦2世紀に出来たのにNew Castleなのですね。

 Newcastleは中世の石炭と産業革命後の造船業で栄えた都市です。19世紀末には世界の船の1/4がNewcastleで造られたと言われていたそうです。第1次大戦後から衰退の兆しを見せていた英国の製造業は、第2次大戦後には急激に衰退し、1970年代には街に失業者が溢れました。

 日本のバブル景気の上り坂であった80年代に、近郊のサンダーランドに日産が工場を作りました。ポンド高などで長年苦しんできた英国日産ですが、キャシュカイ(デュアリス)の予想以上のヒットにより、ようやく業績が回復したようです。80年代には多くの日本の製造業が英国に進出しました。サッチャーの誘致策と、ひとつのマーケットとして形造られていくEUに阻害されないため、また日本人にとって一番障害が少なそうな外国語である英語国であるという事情でしょう。80年代に進出してきた日本の製造業の大半は、日本のバブル経済が弾け、勢いがなくなると、急激なポンド高に耐えかねてその多くが撤退して行きました。

 写真の大きな橋は北部英国人なら誰でも写真を見たことがあるTyne橋です。英国らしいしょぼしょぼ雨の下、2つの橋が落ち着いた佇まいを見せています。左がわの小さな橋は可動橋です。船が来たときには橋が回転し川と並行になります。

 この写真も実は定宿のホテルの窓から撮ったものです。そしてここの顧客もずっと続くポンド高に絶えられず、数年前に廃止、撤退しました。欧米系の企業でした。大金を掛けた最新鋭の工場も、今は閉鎖解体され金属スクラップと空き地になりました。

 製造業は外貨を稼ぐ国の産業の基礎です。英国は金融業がかろうじて生き残っていますが、金融業では多くの工場労働者の雇用は創出できません。この英国の現状は近い未来の日本の姿でしょうか? しかし日本には英国のような政治力や交渉力、北海油田の石油や天然ガス、海外から無限の外貨を稼いでくる英語や映画、音楽産業もありません。日本の製造業が落ちぶれた時は雇用だけでなく財政も破綻していることでしょう。。。このままでは。。
Posted at 2020/11/23 21:16:09 | コメント(0) | トラックバック(0) | 橋のある風景 | 日記
2011年06月25日 イイね!

ホテルの窓辺から1 Champ de Mars / Paris, France

ホテルの窓辺から1 Champ de Mars / Paris, France しがない行商人の定めとして私は多いときには年間300日近くを旅先で過ごします。
 殆どの場所はもう仕事で何十回も、何百回も訪問、宿泊している場所ですから、特に目新しいものもありません。はじめて見た時には感動したような風景も、もう日常の仕事先の風景として溶け込んでしまいます。なんだか非常にもったいないですね。
 年間の大半をホテルか機内か車内で過ごす私にとって、環境は非常に大事、仕事の出来も左右します(気のせいか? 笑)。特に観光をするわけでもなく貧乏暇なしの私は、休日や移動のない日はホテルの部屋で基本的にずっと仕事しています。ですから私のホテル選びの条件は(部屋の快適さは最低条件としても)、周辺の環境(食料調達ができる店があるか、気軽な食堂があるか)、次にはホテルからの眺望になります。
 写真は15年近く泊まって来たホテルの部屋の窓辺からの景色です。私が一番気に入っていた居心地の良い場所でした。この景色そのものの絵が、コンビニで売っていたスターバックスコーヒー無糖カフェオレに使われていました。(著作権はどうなっていたんだろう?)
 左手には運動場があり、休日には草サッカーが、平日には近くの高校の体育の授業が行われています。セーヌ川の向かいには、Palais de Chaillotが見えます。TVなどの画像でTour Eiffelがきれいに見えているのは、Palais de Chaillotのテラスから撮っているんですね。
 ホテルの前の運動場の周りは公営の駐車スペースで、ホテル宿泊客のベントレー、アストンマーチンなどの超高級車(大抵が英国ナンバー)や、その他宿泊客の普通の車、レンタカー、近所の住民の車など、超高級車から30年ものの生活車までさまざまな車が駐車されています。先日はきれいなフランスナンバーの944S2を見ました。宿泊客ではなさそうでしたので近所の住民の車かな?
 このあたりのアパートは1800年代に建設されたパリでも超高級の部類に入るアパートです。パリでもロンドンでも雰囲気の良い都会の場所は家賃が高いです。
 このホテルも数年前にフランチャイズが変わり、サービスも格段に低下してしまったため、最近はもうあまり泊まることもありません。相変わらず立地と風景は一番好きな場所ではあるのですが・・
 フランチャイズが変わってから、某航空会社のCAさんたちが利用できるようになったようです。
Posted at 2020/12/08 20:31:10 | コメント(1) | トラックバック(0) | ホテルの窓辺から | 日記
2011年06月21日 イイね!

世界の車窓まで2 Stazione di Trino Porta Nuova / Torino, Italia

世界の車窓まで2 Stazione di Trino Porta Nuova / Torino, Italia フィアットやジュジアーロ、モモやナルディの都市、トリノです。
 ルネッサンス、フレスコ画、デザインとアートの国、イタリアの街は日の高い明るいうちに見るとなぜか埃っぽい街です。ゴミゴミしてざらざらする感じ。乾燥した空気と建物の色彩がそうさせるのでしょうか。しかし日差しが和らいだ夕暮れや冬の遅い午後になると街の色も落ち着いた雰囲気を見せはじめます。
 今回はトリノの実質的な終着駅ポルタノーバ駅です。トリノには2つの中心的な駅があり、殆どの長距離列車はPorta Susa駅に止まるだけで、終着駅のPorta Nuovaには来ません。これはLyonのPart Deau駅も同じですね。街を通過するためには効率の悪い旧市街の終点駅まで入ってこないのです。
 今回は「車窓まで」と言いながら列車すら写っていません。弱い日差しの中で街が歴史のある落ち着いた佇まいを見せています。このような景色を見ると、3代目プレリュードのCMを思い出します。
日本経済が頂点に向かっていた80年代から90年まで、日本は空前のクーペブームでした。若者は競って流麗なクーペを買い、街を流していました。
 当時デートカーとも言われたクーペ。爆発的ブームのきっかけが2代目プレリュード、「ボレロ」のBGMの中をゆっくりと進んでくるシーンが印象的でした。クーペブームの2大頂点が、「アートフォース シルビア」と言われたS13、「蒼い影」のBGMに流麗なペパーミミントのフォルムが本当に美しかったです。コピーライトは「あたらしい時代の始りです」。みんなが新しい時代が来る、すばらしい時代が来ると信じていました。そしてもう1台が3代目プレリュード。おそらくパリとミラノで撮影されたCM、ホンダのかっこよさの頂点でしたね。
 今の若い人には想像もつかないかもしれませんが、ぜひ、youtubeで80年代のホンダプレリュード、山下達郎のインテグラ、S13シルビアなどの車のCMを見てください。日本車がとてつもなくかっこよかった時代、日本が元気だった時代の雰囲気が伝わってきます。車は時代を映す鏡です。
 なお上記以外で私が個人的に好きなCMは、ダンケシェーンイルムシャー(笑)と初代CR-X後期型(フランスギャルのBGMでモナコの街を背景に走る)のマイナーCMです。
Posted at 2020/11/21 08:19:29 | コメント(0) | トラックバック(0) | 世界の車窓まで | 日記
2011年06月20日 イイね!

世界の車窓まで Frankfurt Hauptbahnhof

世界の車窓まで Frankfurt Hauptbahnhof ここでは自動車ではありませんが同じく人々の移動手段である世界の鉄道の風景をお送りします。
 なぜ「世界の車窓まで」かと言うと、車窓からの風景ではなく、車窓を含んだ自分から電車までの風景、電車や列車の写った風景をお伝えしたいからです。
 私は「鉄」ではありませんので殆ど写真を撮っておりません。以前は欧州の移動手段は鉄道メインでしたが、過去10年で欧州の顧客が閉鎖されたり倒産したりして急激に減っており、列車での面移動が最近は飛行機の点移動になってしまいました。
 写真はフランクフルト中央駅です。10年ほど前まではフランクフルト空港にはローカル線しかアクセスがなく、ほとんどこの中央駅まで来てICやICEなどの長距離列車に乗り換えたものでした。10年ほど前にフランクフルト空港に長距離線の駅が出来てわざわざ中央駅で乗り換えることも殆どなくなりました。
 ユーロ導入とECB(欧州中央銀行)が誘導した長年のユーロ高によりドイツでの仕事量もここ10年で10分の1程度になり、半数以上の会社が閉鎖や倒産をしてしまいました。世界の工場の座もアジアの新興国にどんどん奪われています。現在はユーロ安でドイツ工業も活況を呈していますが、失ってしまった会社や工場や仕事はもう戻ってきません。私の知っていた100人近いエンジニアの方々もどこかに行ってしまいました。
 日本も円高誘導の現政権で数多くの企業が閉鎖や倒産をしています。日本のマスコミはどうしてこの問題を報道しないのでしょうか。
Posted at 2011/06/20 00:45:40 | コメント(2) | トラックバック(1) | 世界の車窓まで | 日記
2011年06月19日 イイね!

街角の名車たち1 FORD GT / Frankfurt, Germany

街角の名車たち1 FORD GT / Frankfurt, Germany ここでは世界の街角で偶然見かけた名車、レア車、珍車などを紹介していきます。

 Frankfurt市内のHiltonホテルの前、簡易駐車スペースに無造作に駐められてました。
2005年から2006年まで1500台限定で製造された元祖FORD GT(40)の復刻版です。5.4リッター V8 DOHC スッパチャージャーで558馬力だそうです。元祖GT40の実車はマジマジと見たことありませんが(どこかの博物館で見たかも)、当たり前ですけどよく似ています。
 年齢的に元祖GT40にはあまり馴染みがないですが、個人的には映画「Un homme et une femme(男と女)」の主人公が乗っていたのを思い出します。あの「ダバダバダ、ダバダバダ♪」というスキャットが有名な古いフランス映画です。映画ではセーヌ川河口のリゾート地、ドゥヴィルの海岸をデートするシーンや、パリNord駅(北駅)などがよく出てきます。ドゥヴィルは昔のリゾート地です。そう、あのキャデラックもここから名前をつけた車がありました。この間はどこかの国の全くそぐわない首相が国際会議に臨席していました。*

 ドイツの街角では意外な名車に出会うことがよくあります。Stuttgart南部Sindelfingen周辺ではカレラGTなどポルシェ系スーパーカーによく出会います。ミュンヘン空港~市内の高速道路では偽装したBMWの開発車両?がぶっ飛んで行きます。最新のフェラーリやランボにいつも出会えるのはシンガポールのConradホテル前の簡易駐車スペースです。なにやらオイル関係の人たちが乗っているとのこと。イタリアの古い街などに行くと休日には旧車のミーティングが行われていることが良くあります。私はどちらかと言うと旧車の方がほのぼのとした魅力を感じます。私自身がそろそろ旧車の部類に入ってきたからかも・・・

*後日追記修正・・・街角の名車たち3のキャデラックを調べているうちに発見したのですが、キャデラックの「ドゥヴィル」は日本だけの呼び名で、本当のスペルは「de Ville->Deville」で「デビル」フランス語の「街」でした。オメガと同じですね。日本で「デビル」というとイメージが悪いので変な読み方にしたようです。この映画に出てくる有名なリゾート地は「Deauville」です。変な読み方じゃなくてわざとリゾート地の呼び方にしたのかな? それならエンブレムまでDeauvilleにすればいいのに・・・
Posted at 2020/11/24 21:47:50 | コメント(1) | トラックバック(0) | 街角の名車たち | 日記

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「愛車登録した3週間目くらいから「機能別」表示にしているのに、マイページを開くと毎回「ストリーム」形式で表示されており、早く愛車口コミを投稿させるように促す。毎回変更されてうっとうしいのでこのページから口コミを書こうとすると写真などが簡単に投稿できない。本当にクソな運営だな(><)」
何シテル?   04/14 16:52
年間の大半を出張している旅商人です。年間数万キロを欧米日でレンタカーで運転しています。ここ34年独仏伊英米で運転しています。 44loveという名前はみんカラ...
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