
**この記事は過去記事の動画リンク切れ、改行、タイプミスなどを修正して再掲載したものです**
ロンドンオリンピックも終了して早一週間が経ちます。。
この前まで、『次回のオリンピックはロンドン!』とロンドン中が盛り上がっていたと思っていたのが2008年。月日の経つのは無常です。。
私は相変わらず仕事が多忙だったのでほとんどの競技は見ていませんでしたが、夜半の日付が変わる前には惰性でTVを付けているので、テームズ川パレードやマラソンはリアルタイムで見ました。
マラソンコースはテームズ川に沿って、金融街Cityや高級ショッピング街のBond Streed周辺、王室のあるバッキンガム宮殿前や有名なタワーブリッジ近くを通りました。
ロンドンについては
英国F1グランプリシリーズ1-6で取り上げましたが、この橋は、『ロンドン橋』ではなくて、『タワーブリッジ』です(笑)
そして、『ロンドン塔(Tower of London)』は、この橋の塔(Tower)ではなく、この上の写真の城郭及びそれに付随する今となっては高さの低い塔のことです。
マラソンランナーはこのアーチをくぐりましたね。
このアーチの向こう側には公園通りの道がバッキンガム宮殿まで続いています。
アーチの上に何やら書いてありますね。もちろんラテン語です。ラテン語は今は使われていない言語。しかし欧州の大学生、特にフランスやイタリアではほぼ必須の教養科目です。
ちなみに欧州、西欧各国では基本的に国立大学しかありませんので、日本のような勉強のできない大学生はいません。
さすが平日のロンドン、
Austin FX4(通称『ロンドンタクシー』)が沢山並んでいます。
バッキンガム宮殿には、あの有名な赤い服に黒いふさふさの帽子をかぶった近衛兵がいます。
80年代から90年代のポルシェの純正色『Guards Red(ガーズレッド)』はこの衛兵の服の色から名前を付けたのですね。
私は90年から94年まで4年弱英国北部に住んでいました。
あれから20年近く、ロンドンのテームズ川沿いも再開発でずいぶん変わりました。
特に川の右岸、南側は見違えるようにきれいになりました。
タケノコのように伸びるモダーンな高層ビル。
世界有数の大きさの観覧車『British Airways Great London Eye』。
○×○タワー(オクソタワー)や、Hiltonなどの高級ホテル群。
かつては汚らしい寂れた倉庫街で治安も不安だったのが夢か幻のようです。
仕事でも2000年代の中頃までは英国にも訪問していまいたが、折からのポンド高で英国の製造業の大半が死滅してしまいました。
もうこの仕事では英国に行くこともないだろうと、20年前、右も左もわからない状態で英国に着いて、当時のテームズ川をぼんやり眺めていた頃を懐かしく思い出しました。。
20年前のロンドンの金融街、Cityには、今ほど高層ビルが建っていませんでした。
高い建物と言えば、セントポール寺院とNatWest銀行(National Westminster Bank)のビルとあとほんの少しだけでした。
白いドーム型の屋根がチャールズとダイアナ、そしてダイアナの息子も結婚式を挙げたセントポール寺院、その右隣の高さの違う3つの円柱を重ねたような建物がNatWest Towerです。
このNatWest Towerは上から見ると、NatWest銀行のマークに見えるようにデザインされています。
このような景色を懐かしく眺めていると、こんなPVを思い出しました。
Owner of a lonely heart / Yes
ロンリーハート / イエス
Move yourself
You always live your life
Never thinking of the future
Prove yourself
You are the move you make
Take your chances win or loser
動き出せ
お前はお前の人生を生きている
先のことなんか考えるな
証明しろ
お前自身が動き出すんだ
勝つか負けるかチャンスを生かせ
See yourself
You are the steps you take
You and you - and that's the only way
自分自身を見ろ
お前が一歩踏み出すんだ
お前自身がやる、それが唯一の方法だ
Shake shake yourself
You're every move you make
So the story goes
かきまぜろ波紋を起こせ
お前自身が起こすんだ
そうすれば物語が始まる
Owner of a lonely heart
Owner of a lonely heart
Much better than - a
Owner of a broken heart
Owner of a lonely heart
孤独な心の持ち主
孤独な心の持ち主
壊れた心の持ち主より
ずっとましなはずだ
孤独な心の持ち主
Say you don't want to chance it
You've been hurt so before
チャンスを生かそうとしないと言うのか
ずいぶん傷つけられてきたからな
Watch it now
The eagle in the sky
How he dancin' one and only
見ろ
鷲が空を飛んでいる
彼がどのように一匹で舞っているのか
You lose yourself
No not for pity's sake
There's no real reason to be lonely
お前は自分自身を失った
可哀想なんて思わない
孤独になる本当の理由なんてないんだ
Be yourself
Give your free will a chance
You've got to want to succeed
自分らしくなれ
お前の自由な意志にチャンスを与えろ
お前は続けたいはずだ
Owner of a lonely heart
(repeat)
孤独な心の持ち主
(repeat)
After my own decision
They confused me so (Owner of a lonely heart)
My love said never question your will at all
In the end you've got to go
Look before you leap (Owner of a lonely heart)
And don't you hesitate at all - no no
自分で決めた決心
それが俺を惑わした
俺の愛はお前の意志を疑ってはいなかった
最後にはお前は行かなければならなかった
行く前に見てくれ
遠慮する必要なんかないんだぜ
Sooner or later each conclusion
Will decide the lonely heart
It will excite it will delight
It will give a better start
遅かれ早かれお互いに結論は出る
孤独な心を決心するんだ
興奮と歓び
きっといいスタートになるだろう
Don't deceive your free will at all
(repeat)
Just receive it, just receive it
(repeat)
お前の自由な心を誤魔化すなよ
(repeat)
感じたとおりにすればいいんだ
(repeat)
*訳責:44love
Yesというのは歴史の古い紆余曲折のあるグループのようで、それを生半可な知識もない私がここで述べたり解説したりするのはやめます(笑)
この曲は1983年に時代の寵児、トレバー・ホーン(Trevor Horn)がプロデュースし、Yesの歴史上最大のヒットとなった曲だそうです。
当時、ちょうどMTVが出始めの頃で、このPVも随分凝ったストーリ仕立てで作られています。
もちろん当時、MTVとかが好きでなく全然見ていなかった私は、このPVは飛行機の国際線で初めて見ました(笑)
私にとって当時のロンドンの風景が非常に懐かしいビデオです。
この曲の解釈もいろいろあるようですが、PVを見る限り、『他人に流されないで我が道を行け』というように取れます。この曲はもともと別のアレンジで失恋ソングみたいにして作られていたものを大幅にリメークして大ヒットさせたので、当初の歌詞の意味から離れて行ったのかも知れませんね。。
英国国会議事堂の塔である愛称『ビッグベン』。
英国政府も維持費が大変で、中国企業が買収すると言った噂もあるようです。。
どのような世の中になっても、周りに流されず自分の信じる道を進んでいきたいものです。
Owner of a Lonely Heart..