年の暮れも迫ったある日・・
10年近く振りに英国に渡りました・・
改装になったロンドン、ヒースロー空港の新ターミナル・・
大きなクリスマスツリーがきれいでした・・
新しいコンコースにも新しいツリーが・・
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毎年、12月が近づいて、こんな曲が流れてくるようになると、
この曲が発売された1983年の冬を思い出します・・
山下達郎のアルバムMelodiesのB面の最後に収録されていたこの曲・・
(今の人たちには『アルバム』、『B面』と言っても何のことかわからないかもしれません・・(^^;;)
Melodiesをカセットにダビングして、夜のドライブにカーステレオから流しながら、
あてもなく街を走っていた あの頃・・
12月になると、B面の最後のこの曲の歌詞が心に残るようになりました・・
いろいろな事情があり、15歳から人生にも未来にも希望が持てなかったあの頃・・
月日に流されて世間的には大学生という身分になり、それでも人生の展望を持てずに
暗い毎日を過ごしていました・・
そんな中、おそらく双方で好意を持っていた気になる方がいたのですが、
自分は何時退学するかわからない、人生に全く希望も持てない毎日で、
異性と親密になる気持ちなど持てないでいました・・
そんなちょっと心が温かくなる出来事や、日々や未来に絶望感しか持てなかった毎日・・
そんな悶々とした気持ちを抱えながら、毎晩のように1人で暗い街をドライブしていました・・
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この曲が、バブル絶頂期のJRのCMに使われて大人気になったのは、それから5年後の冬・・
その時には、自分は、まだ悶々とした気持ちを抱えながら、バブル時代のサラリーマンの
見習いで日々残業に明け暮れていました・・
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その後、ほどなくして、私はバブル絶頂期の会社を辞め、渡英するわけですが、、
毎年冬になって、この曲が流れ始めてくると、あの暗い、鬱々とした学生時代の夜の
一人ドライブの風景と心情を、昨日のことのように、思い出します・・
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10年近く振りに訪れた、ロンドン、パディントン駅・・
この曲を聴いていた33年前・・
自分が10年もしないうちに海外に住み・・
欧州人と生活を共にし・・
その後、20年以上も仕事で欧米を放浪し・・
30年たっても独身でいるなんて、微塵たりとも想像できませんでした・・
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今日、地方都市の老舗のホテルに1人で帰ってきて、ロビーに生演奏が流れているのを聞いて、
今日がクリスマスイブだということを気づかされました・・
そんなクリスマスイブの日の回想でした・・(^^)
Posted at 2016/12/24 22:28:33 | |
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