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2020年05月31日 イイね!

Matchbox Truck 2 消え去った英国メーカー 2 / Made in England その3

Matchbox Truck 2 消え去った英国メーカー 2 / Made in England その3
 子供の頃に遊んだミニカー・・

 Leylandの8輪BPタンクローリー・・

 Leylandと言う名前は、大人になってから知りました・・

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 1960年代でキャブオーバー型の居住部は近代的に感じました。

 Matchboxのおかげで、1960年代の日本の大阪の郊外に住んでいた幼稚園児の私でも、「BP」が英国の石油会社だという知識を得ました(^^)

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 LesneyのMatchboxで5穴ホイールのタイヤは、サスペンション付きで速く走る後期型Superfast仕様です。

 1960年代後半に日本に入ってきていたMatchboxは、古い脚周りとSuperfast仕様の2種類が混じっていた時期でした。

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 簡易小屋を積んだLeyland Hut(小屋) Truck。

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 当時、日本でこんな風に簡易小屋を積んで走る習慣がなかったので、幼児心に違和感を感じました、、(^^;;

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 小屋を下ろすとフラットベットな荷台。

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 Leyland社は、英国北西部、ManchesterやLiverpoolの北部、Lancashire州のLeylandという町で、1896年にLancashire Steam Motor Companyとして出発しました。

 蒸気パワーの芝刈り機などを作ってたのですが、すぐに蒸気パワーの1.5トンバンの製造を開始しました。

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 1905年にはガソリンエンジンのワゴンの製造を開始し、1920年には直8OHCエンジンのLeyland Eight(上記写真)の製造を開始しました。

 Leylandはトラックメーカだと思っていたのですが、戦前は乗用車も作っていたのですね。

 第二次大戦後はトラックメーカーとして売り上げを伸ばしていましたが、

 1960年にTriumph社を合併して乗用車も供給するようになり、

 1962年にロンドンバスで有名な英国バスの大手だったAECを買収して、乗用車、トラックバスメーカーとなり、

 1967年にRover社を買収して総合メーカーとなりました。

 トラック、バス+スポーツカー、プレミアムカーと言うラインナップは、何だか往年のいすゞみたいですね。

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 そして1968年には、英国自動車ブランドが総結集したBritish Motor Corporation(BMC)と合併し、British Leyland Motor Corporation(BLMC)になったのです。

 合併前にBMCが保有していたブランドは、Wolseley、Riley、Austin、Morris、Vanden Plas、MG、Jaguar、Daimler・・

 そこにTriumph、Roverを持った、Leyland Truckes社が合併したのです。

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 そんな激動の1960年代後半に作られたLesneyのミニカー・・

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 当時のMatchboxのモデルになったトラックはこの車の様です。

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 ドライバーのおじさんと娘さん?の着座距離を見て下さい(^^)



 1960年代では画期的だったボンネットが出っ張っていないデザイン・・

 チルトで前傾してエンジンの整備性が向上した今でも使われている構造・・

 それを可能にしたのは、このキャビンの出っ張りだったんですね(^^;;

・・・・

 そんな英国の乗用車商用車ブランドが大合併したBLMCですが、わずか7年で破産し、1975年に当時の労働党政権にBritish Leyland(BL)として国有化されます。(株式会社であるが株の大半を英国政府が所有していた)



 そんな時代に作られたLayland Marathon・・

 Laylandのトラックは1979年まで合併吸収した旧AECのSouthall工場で作られていました。当時のLeyland TruckはAECのTruckのデザインに似ているのはそのせいかも知れません。

 1986年、BL plcがThe Rover Group Limitedに社名を変更され、トラック部門はLeyland Trucks、バス部門はLeyland Busとして分離して別会社とされました。

 1987年にLeyland Trucksは、オランダのトラックメーカーDAF Truckと合併して、Leyland DAFとなり、Leyland BusはSwedenのVolvoに売却され、Volvo Busの一部になりました。

 バス部門では、その後、Volvoの傘下で英国の元Leylandの工場がLeylandブランドのバスを製造していましたが、1993年に英国工場は閉鎖され、Leylandバスの名称は消えてしまいました。

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 一方トラック部門では、Leyland DAF社は、英国市場ではLeyland DAFのブランドで、その他の世界中の市場では、DAFのブランドでトラックを売っていましたが、合併後、わずか6年、1993年にLeyland DAF社が破産してしまいました。

 1993年の破産時に、Leyland TrucksとDAF Trucksに分離し、LeylandはMBO(Management Buyout)され、Leyland Trucks Ltd.として存続しました。

 1998年に双方ともアメリカのトラック大手、Paccar社に買収されました。

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 Paccar社の元で、Leyland Trucks、DAF Trucksは別会社で、ともにDAFブランドのトラックを製造販売しており、1993年にLeylandのブランド名が、トラック、バスともに消滅したことになります。

・・・・

 ちなみに、Leylandが1955年にインドのAshok社に資本参加して社名を変更したAshok Leyland社は、その後、様々な変遷を経て資本が変わっても、インドでのLeylandの知名度が高いため、今もAshok Leylandとして名前とロゴを使用しているようです・・

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 LeylandはPaccar子会社のトラック会社Leyland Trucksとして英国で社名は残り、インドでは資本も技術も関係なくなっても、その知名度でAshok Leylandとして社名とロゴは残っているようです。

 何度も倒産したり売却されても名前が残るLeyland・・

 自動車産業における英国の名前の伝統の偉大さなのでしょうか・・

 つづく・・

Posted at 2020/05/31 01:03:14 | コメント(1) | トラックバック(0) | ミニカー | 日記
2020年05月23日 イイね!

Matchbox Truck 消え去った英国メーカー / Made in England その2

Matchbox Truck 消え去った英国メーカー / Made in England その2



 子供の頃に遊んだミニカー・・






 カッコいいデザインの近代的な8輪大型ダンプトラック・・



 大きな荷台・・



 かっこよく傾けることができます・・(^^)



 馬を載せるトラック・・



 2頭の馬が出入りできます・・(^^)

 他にも働くトラックのMatchbox(made in England)を持っているのですが、この2台の共通点は、



 トラックのメーカー・・

 Associated Equipment Company(AEC)・・



 第1次大戦前の1912年にロンドンのバス会社としてスタートしたバス、トラックメーカー・・

 1962年に同じ英国のトラックメーカーであるLaylandに買収されました。

 買収後もLaylandの一部として1977年までAECブランドは使用されました。



 AECの主要商品の1つであったAEC Routemaster・・

 1968年まで製造されました。



 AEC RoutemasterはMatchboxの代表商品でもあったでしょうね。




 1960年代当時のMatchboxのミニカー製造工程・・

 最低限のオートメーション、殆どが手作業の流れ作業です。



 Matchboxミニカーの創始者、Lesney Products & Co. Ltd.

 1947年1月19日、Leslie SmithとRodney Smithの2人の学校時代の友人によりLondon郊外の街で創業されました。会社名は2人の名前からLesneyと付けられ、

 1960年代には世界有数のミニカー製造販売メーカーになり、Leslieは1966年には女王陛下から勲章を授与されるまでになりました。



 社員送迎用にAECの2階建てバスを10台以上もチャーターしていたロンドン郊外の工場・・

 1982年には英国経済の凋落と、海外製品との競争力の低下により、Lesney社は倒産してしまい、そのブランドと製造資産は香港企業に買い取られてしまいました・・

 実際日本でも1970年までは、小型ミニカー=LesneyのMatchboxでしたが、70年からはトミカ一色になってしまいました。鉄道模型も同様にドイツのメルクリン一色から、日本製オンリーと同じ経緯を辿りました。


つづく・・

Posted at 2020/05/23 20:31:27 | コメント(1) | トラックバック(0) | ミニカー | 日記
2020年05月17日 イイね!

今週見かけた超希少車・・

今週見かけた超希少車・・
 コロナウィルス自粛生活に入って3か月が過ぎました。

 出張を控えて3か月、自宅勤務になって2か月。

 この2か月間は、週に2回、平日に食料品を買いに出る以外、自宅に籠っています。


 私の仕事先である欧米ではコロナで大変なことになっています。

 友人が住んでいる北部Englandの小さな村では、2名がコロナで死亡。

 別の友人が住む町では、医療関係者である友人の娘婿の1人がコロナに罹患しました。

 私の仕事は技術職がメインなので、メールや電話、Web会議で済ませられることが大半です(その間に技術資料作成や提案書作成、工場エンジニアの作った資料の翻訳纏めなどがあり大半は机上作業です)。国内はもとより、アメリカやドイツの顧客エンジニアの人たちとは頻繁にWeb会議をしており、このまま出社や出張は1年ほどなくても大丈夫かなと思い始めています・・(^^;;

 そんな数少ない外出時に見かけた超希少車・・



 いすゞ、コモ・・

 いすゞの商用ミニバンです。



 日産キャラバンとそっくり・・

 というより、日産キャラバンのOEMです・・(^^;;



 見分ける特徴は、このフロントドアサイドの車名ステッカー・・

 川崎の国道1号線を並走していて気づきました・・(^^)



 コモ、以前のアスカやジェミニのように、いすゞ側の都合でOEMでも続けられているのでしょうが、、



 かつていすゞが乗用車を作っていた時代には、ファーゴと言う立派なミニバンがありました。

 このファーゴは、1980年代後半、アスカ、ジェミニ、ピアッツアにイルムシャーバージョンが設定された時代に、ファーゴ・イルムシャーの案もあったそうです。

 当時のデザイナーが描いたスタイリング案もあったのですが、その雑誌が今回探している暇がなく、ネットでも簡単に探しても見つかりませんでした。



 この「コモ(Como)」と言う車名、ミラノ郊外のスイス・フランス国境の有名な保養地、コモ湖から来ているようです。

 いすゞとイタリアンデザイン、ITAL DESIGNとの関係を彷彿とさせますね・・(^^)

 そのイタリア、ミラノ周辺のロンバルディア州は、ヨーロッパでも一番コロナウイルスに汚染されている地域で、今も数万人の人々が苦しんでいます。

 私の20年以上の取引先もあり、その人たちや家族のことも非常に心配しています。

 ・・・・

 2020年5月17日(日曜日)、横浜は素晴らしい快晴ですが、私は自宅に籠っています。

 この瞬間にも日本中で医療関係者の方々や、行政の方々、各業種、職業の方々が、コロナウイルスとの戦いに命を懸けています。

 TVやネットから流れてくるのは、政府や方策に関する不平不満や愚痴ばかりのような気がしますが、世界を見回してみても、日本の皆さんはよくやっていると思います。小さな不備はあるでしょうが、日本政府や行政もよく頑張っていると思います。世界でこれほど感染者が少なく死亡者が少ないのは、台湾を除くと日本だけです。

 芸能界やマスゴミ、有名人や、一般の人々の行動や発言、SNSなどを見てみると、こういう非常事態にこそ、その発言や行動に、その人の品性や知性、人としての本性や真価が現れるのだと、心の底からつくづく思います。

Posted at 2020/05/17 14:36:00 | コメント(1) | トラックバック(0) | 街角の名車たち | 日記
2020年05月16日 イイね!

昔あこがれた車4 Nissan Sunny Turbo Leprix(B11)

昔あこがれた車4 Nissan Sunny Turbo Leprix(B11)
 ジェミニ・イルムシャ―シャレード・ディーゼルターボランサーEXターボIC以前に免許を取ってから最初に憧れていた車を思い出しました。



 1980年代前半は、自動車にとって規制緩和の時代でした。

 高扁平率タイヤ(今と違って60扁平です)、ドアミラー、空気付加物(エアスポイラー)、、

 規制ではないが、その時代に始まったのが、量産乗用車にターボチャージャー、なくなったのが、時速100㎞/hを越えるとキンコンと鳴っていた速度警告音・・

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 そんな時代に量産車初のターボチャージャー装着車は、日産セドリック/グロリアでした。

 当時おじさん車だったセドリック/グロリアだと最初の認可が下りやすいと考えたのでしょうか。

 Y430セドリックはその直線的なスタイリングと押し出し、そしてターボチャージャーで一部の当時の若者の憧れの車になりました。

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 日本で2番目のターボチャージャー搭載車は日産ブルーバードだったか、、

 名車510を彷彿とさせるクリーンな直線基調のスタイリングの910ブルーバート。日産901運動に入る前、技術を重視し始めた日産の時代。大人にも若者にも大ヒットしました。

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 セドリック、ブルーバードに次いで、ついにスポーツカー(スポーティーカー)のスカイラインにターボが!

 6気筒2Lターボ、グロス145馬力、いまの表示だと120馬力程度だと思われますが、通称「ジャパンターボ」は若者の憧れの車になりました。

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 そんな時代に私が憧れた車、欲しかった車はこんな車でした。

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 サニーターボ・ルプリ・・

 国産大衆車で初のターボ装着車・・

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 5代目B11系サニーにターボを付けた車・・

 3代目B210系のサニー・エクセレントを彷彿とさせるクーペ・・

 日本車としては珍しいゴールドがイメージカラーでした・・

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 当時のパンフレット。

 初期型は、フロントグリルにTURBOの鏡文字が特徴でした。

 当時のFIATでもグリルにABARTHの鏡文字の車がありましたね(^^)

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 TURBO搭載のボディーは3種類。

 セダン、クーペ、3ドアハッチバック・・

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 私が良いなと思ったのは後期型4ドアセダン。

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 シンプルな4ドアのスタイルに控えめな主張。

 赤いストライプが入ったバンパーにサイドプロテクトモール。ゴルフGTiなどと同じ手法です。

 フロントグリルの大きなTURBO文字がなくなったのも気に入りました。

 ホイールも当時贅沢なアルミホイールではなく鉄チンにホイールキャップなのも好感が持てました。

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 インパネは極めてシンプルな大衆車のもの。



 「ルプリ―!」と叫ぶ奇妙なストーリ仕立てのCMが有名でした。

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 ライバルのカローラには1.6L DOHCのGTセダンがありました。

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 当時初めて買った徳大寺さんの「間違いだらけの車選び 83年版」・・

 それから私は徳大寺さんの熱心な読者になったのです。

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 見た目が速そうなクーペやスポーツカーより、一見普通の地味な小型セダンが実は速い車・・

 そんな私の車趣向はこの時が最初だったのかも知れません・・

Posted at 2022/07/28 19:18:41 | コメント(2) | トラックバック(0) | 街角の名車たち | 日記
2020年05月11日 イイね!

今日から新地方ナンバー交付・・

今日から新地方ナンバー交付・・

 本日5月11日に地方ナンバーが交付開始されたようです。

 こんなナンバーを見ると・・





 こんな車とこんなCMを思い出しました(^^)



 「アスカー!」



 歴史上の地域、飛鳥から取られた車名、いすゞアスカ・・



 伊勢神宮の神聖な川、五十鈴川から取られた社名のメーカー、いすゞらしい車名の車でした。



 朱雀が描かれた3つのデザインのナンバー。

 しかしこの「飛鳥」ナンバー、

 関西地方の人や歴史の知識がある人以外は、いったいどこの地域にあるのか分からないのではないでしょうか・・(^^;;



 今日交付された地方ナンバーの一覧です。

 かつての「伊豆」や「富士山」と違って、半数近くのナンバーは、そのエリアの人以外、どこの地域か地図上で示せない人も多いのでは・・(^^;;

 特に、千葉県と東京23区内のナンバー・・

 「船橋」は、かつて一世を風靡したふなっしーで、

 「葛飾」は年配の方には寅さん、中年以下の人には、こち亀で有名でしょうが、、

 すみません、「市原」と「市川」、東京横浜に26年住所を置いた私でも今回調べるまでよくわかりませんでした、、(><)、m(_ _)m

 個人的に「松戸」は先輩や昔の会社の同僚が住んでいたり、車を買ったりしたので知っていましたが、それ以外の千葉と東京のナンバーの位置については縁がないので詳しくは分かりません、、(><)

 「白河」は東北地方に縁がある人以外には馴染みがないでしょうし、「上越」は具体的にどのエリアなのかよくわかりません。今回ググってみてもよくわからない。。

 地元の人には自明の理でも、他の地方の人たちには分かりにくいということもあるのでは、、?



 「飛鳥」ナンバーは、上記の市町村が対象だそうですが、歴史に詳しい人、関西、もとい奈良県の人以外には地理的にどこか分からないような気がします・・

 歴史に興味がない人には「飛ぶ鳥? 何? どこ?」という風にならないかと、、(^^;;



 この「飛鳥」ナンバー、アスカに付けたかったなぁ・・

Posted at 2020/05/11 19:20:38 | コメント(4) | トラックバック(0) | 自動車雑感 | 日記

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「愛車登録した3週間目くらいから「機能別」表示にしているのに、マイページを開くと毎回「ストリーム」形式で表示されており、早く愛車口コミを投稿させるように促す。毎回変更されてうっとうしいのでこのページから口コミを書こうとすると写真などが簡単に投稿できない。本当にクソな運営だな(><)」
何シテル?   04/14 16:52
年間の大半を出張している旅商人です。年間数万キロを欧米日でレンタカーで運転しています。ここ34年独仏伊英米で運転しています。 44loveという名前はみんカラ...
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