5年以上前のアメリカ出張。
移動日の日曜日、時間があったので空港からホテルの間で少し寄り道をしました。
カローラを指定して、出てきた車。
当時はリーマンショックの経済的余韻もあり、カローラの料金でこのような車が出てきたことがよくありました。
日本で見ると大きなマスタングも、アメリカで見るとコンパクトです(^^)
5年以上前のレンタカーなのでナンバーはそのままにしています。
以前の業界で1990年代中頃に行ったことのある公園。
実はこんな景色が見えます。
ゴールデンゲートブリッジ。
サンフランシスコ湾の入り口に掛けられています。
1934年に建設開始して1937年に完成。
あの時代にこんな橋を作れる国と戦争をして勝てるわけがありません。
そんな公園の駐車場で見つけたこんな車。
Mercury Montclair・・
1960年代のアメリカンフルサイズカー。
リアのオーバーハングが長大です。
庇のある広大なクリフカット、控えめなテールフィン。
室内も広大です。
フロントは常識的なスタイル。
ホワイトリボンタイヤにピカピカのホイールキャップ。
ペイントは色あせてガサガサ、オリジナルペイントのようです。
深いコーンの大きなハンドル、ルームミラーには障碍者許可証が掲示してあります。日本以外の先進国では正式な許可証がない車が障碍者用駐車場に止めることはできません。
クリフカットのリアウインドーは開閉可能のようです。
贅沢なつくりですね。
マーキュリーは、高級ブランド・リンカーンと大衆ブランド・フォードの中間を埋めるブランドとして1938年にフォードにより設定されました。キャディラックやリンカーンのように元々あった会社を買収したブランドではなく、アキュラやレクサスなどのようにメーカーによって作られたブランドでした。
Mercury Montclairは、初代が1955-60年、2代目が1964-69年まで製造された、FORDの中級ブランド、Mercuryのフルサイズカーでした。
障碍者マークのこの車のオーナーさん、この2代目Montclairを1960年代中頃からずっと維持されてきたのでしょうか。
よく晴れた春のサンフランシスコの日曜日の午後でした。
フォードの上級ブランドあるマーキュリーは、2010年に70年余りのブランドの歴史を終了したようです。
Posted at 2021/02/20 13:22:17 | |
トラックバック(0) |
街角の名車たち | 日記