
どーも!ナベ8でございます!
遅くなりましたが、41歳で4輪レースデビュー!の結果報告をさせて頂きます!
(車載動画をUPしようと思っていたのですが、結局方法がわからず…ブログUPが遅くなってしまいました…)
先日ご報告した通り、
「86/BR-Zワンメイクレース」
になんとか無事参戦することが実現致しました!
シリーズも後半戦に差し掛かる、9月20日(土)~21日(日)、富士スピードウェイにて行われた
第8戦がその舞台。
何せ本格4輪レース初参戦ということで、書類等の不備・車の不備など、事前準備での「抜け」が
ないかと不安を抱えながら迎えた、レース当日…。
予選前日の19日(金)、この日はエントラントのみ無料で走行できる走行枠が「25分間」設定されております。当然、この権利を執行する為、金曜日(年休で…)に富士入り。
無料走行枠は14時からでしたが、午前中に「有料」での走行枠があり、その時間帯も利用すべく、朝早くに到着しました。
先日の30分の練習走行で「炭化」してしまったブレーキパットを朝一現場でサポートチームより受け取り、早速交換。有料走行枠開始ギリギリで準備が完了し、さあコースインかと思ったら、トラブル…
なんと!クーラントのリザーブタンクが見事に空っぽ!
メカニックの子とアタフタしている間に有料走行枠がスタートし…結局走ることはできず…
後から分かったんですが、どーやら86くんは、リザーブタンク分のクーラントはすぐ空になってしまうそうで…そのまま走行しても問題ないと…。
富士スピードウェイは、自分のエボ8では3時間くらいは練習していたものの、この日まで、86くんで走行したのは「約30分程度」。ということもあり、意地でも有料枠も走っておきたかった…
案の定、初日からバタつき、幸先不安なスタートに…
と、若干意気消沈したものの、土曜日になり不安視していた「受付・車検」をスムーズにクリアし、
メディカルチェックも完了。
これで事務的な分野の懸念は払拭されました!何せ初めてなことはどんな不備が起こるかわかり
ませんので。
が、ここで新たな問題が…。
それは「本番用タイヤ」。
事前に収集していた情報(聞き込み)では、新品状態ではタイムが出にくく、ある程度ショルダーを
減らしておくことの旨を教えて頂いていたのですが、どのチームも予選でまだ新品状態…。
ウチは当然、いい感じでショルダーが溶けて…。いったいどこの情報だったのか…
そんなこんなで臨んだ初めての「予選」。
ドライバーの実力不足も手助けし、決勝Bで「28番手」。見事な予選落ち!
(VSC、切れてなく半分くらい時間を無駄にしたし…)

説明が前後しますが、このレースはエントリーが「91台」。富士のフルグリッドが45台なので、半分が予選落ちに。
予選のシステムは、1組・2組に分かれて、それぞれ15分間でタイムアタック。
トップタイムが速いほうのグループが奇数列に、遅い方が偶数列に並ぶという方式。
なので、もう一方のグループ(今回だと1組)に自分よりタイムが遅い人がいても、その人より後方
グリットになることがあります。
まあ、ある程度予測していたくらいのポジションではあったので、気を取り直していよいよ日曜日の決勝B(予選落ち組の決勝)に!
初体験のスタンディングスタート!
(20年前のカート出身なのでローリングスタートしか経験がない…)
スタート直後の1コーナーでのゴタゴタを予測し、且つ部の方針で強化クラッチに交換してくれなった為、ノーマルクラッチをいたわり、スタートを慎重にいくことに…
1周のローリングの後、いざスタート!
見事慎重になりすぎ、6~7台にかわされ、エライことに…
ところがやはり1コーナーで先頭集団が接触&停止!全車が1コーナーで散らばり、自分の車の
前後左右でどの車とも当たりそうな状態のまま、コカコーラコーナーへ4速で進入。
なんとか接触は免れ、隊列が整い、オープニングラップのプリウスコーナーから最終コーナーにかけて元中日の山☆選手をパス。(ちなみに、予選で負けた…)
クロスラインでホームストレートで少し前に出られたが1コーナーのブレーキング競争で決着。
次のラップの最終コーナーでもう1台パス。
ちなみに、この前に行われた、「ポルシェカップ?」かなんかの決勝で、最終コーナーのレコードラインにオイルがまかれ、最終コーナーは石灰だらけに…
後にこれが自分のレース展開に影響を…
オープニングラップから気持ちよく2台をパスした後、その前の車とは少し距離(ホームストレート1/3くらい?)があったものの…周回毎に面白いように差が縮まり、山☆選手の時と同じパターンで1コーナーのブレーキングでパス。
この後運命の瞬間が…。

更に前との車との差が縮まり、得意?の最終コーナーでパスを試みたものの、すでにたれてきていたタイヤと、もはや最終コーナー全体に広がっていた石灰で綺麗にスピン!
なんとかウォールギリギリで止まり、平静を装って最スタート。しかし…
残り1周の最終コーナーでまたスピン…
折角パスしてきた車にも抜かれ、完全にふりだしに戻る…
その後は最終ラップの最終コーナー立ち上がりでチェッカーギリギリで1台パスし、デビュー戦終了。
肝心の順位は、28番手スタートで27位…(2回のスピンがなければ21位くらい?)
なんだかよくわからんままに終わってしまった…。
半年弱かけて準備し、この日をどんなに待ち焦がれたことか…!
まあ、そんなもんかな…。
順位は悪かったものの、抜きつ・抜かれつの展開に落ち着いて対応でき、これぞ「レース」という内容で自分としては、合格点かなと思っております。(車も無事だったし…)
でも今回4輪レースデビューできて、ホントに良かったと思ったのが、ゴールした後。
どのポストのコースマーシャルも完走したドライバーに敬意を表し、手を振ってくれている。自分の
ような順位のドライバーにも…。
極めつけは観客の人たち!プロドライバーも参戦しているとはいえ、そうは言っても登竜門のワン
メイクレース。おまけに決勝B。にも関らず、相当数の観客が最後まで観戦し、手を振ってくれていた!それも全力で!
この光景で言葉では表現しきれない感動を覚えました!
この光景を見たら、2回もスピンをしてレースを台無しにしてしまった自分が情けなくなり、くやしくなり
いい歳をして、ヘルメットの中で泣いてしまいました…。
身も知らずのドライバー達のレースをこんなに応援してくれる人がいるとは…!
子供の頃からレースが大好きで、レースにまつわる大抵のことは分かっているつもりでしたが、この体験はこの歳で4輪レースデビューして初めてでした!
今回のデビューレースでは、レース以外の大事な事に気付かせてもらった素晴しい経験をさせて
頂きました…!
こんなチャンスをくれた我が会社には感謝してもしきれません!
有難うございました!
P.S
部としては次は最終戦鈴鹿ラウンドに参戦します!