歴史を訪ねる... 門司港　読書は愉しく...

歴史を訪ねる… 門司港　

　巌流島から戻り、門司港及びその周辺を散策してみる…  ここ門司港は多くの人が訪れる観光スポットで、ゆっくり散策してみるのも楽しい。関門海峡を跨がっている関門橋はどこから観ても美しいし、青空の下に広がる海や白い航跡を残しながら走る船舶が風景に溶け込んでいる。そんな門司港に、今回は三つの歴史にフォーカスしようと思う。

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　最初の訪問は…  出光佐三

　小説及び映画「海賊と呼ばれた男」の中で描かれている出光佐三の成し遂げた偉業とその人物に触れるため「出光美術館 門司」を訪れた。常設展示されている「出光創業史料室」があり「出光佐三」に邂逅した。入り口近くにある説明ビデオを見ると、実際の出光佐三の生き方に触れ感動が甦ってきた。平日だが訪れる人も少なくないようだ。
　尚、美術館内でこの史料室だけは撮影が許されている。

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　ここで、門司港のビューポイントをご覧頂くと…

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　次に訪れたのは「旧門司三井倶楽部」…  この二階には「アインシュタイン メモリアルルーム」「林芙美子記念室」がある。今回は外見だけで、いずれ日を改めて訪れようと思っている。

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　最後は「門司港出征の碑」…　この碑は気がつきにくい場所にあるが、歴史の証言ともいうべきものだ。

碑にはこう記（しる）されている…（抜粋）

「ご存じですか、先の大戦中 ここ門司港1号岸壁から200万を超す将兵が、はるか南方の戦線にあるいは大陸の戦地へ赴いたことを…

　そして、半数の100万人の将兵は、生きて再び故国の地を踏むことが出来なかったことを… 

　歴史の重みと平和の尊さを考えながら、この碑の前に立ち尽くしていた。

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　二回にわたり「歴史を訪ねる…」を綴りましたが、筆者には大変有意義な思い出に残る訪問となりました。ご覧頂き有難うございました。

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　門司港からの帰路の途中で評判の撮影スポットに…

　さぁ…  この日の思い出を胸に、家まで駆けぬけようと…

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読書は愉しく…

ライフワークの「新選組」…

「新選組100話」鈴木 亨著 中公文庫

　
　新選組に関する本はどのくらい読んだであろうか…　未だにその興味が尽きないでいる。その中でも「土方歳三」を求める旅は今も熱く筆者の中で続いている。今日紹介する本は、100人余の人物にフォーカスし新選組の足跡を描いている。たいへん面白くなかなかの力作だと思う。

　参考までに、本表紙にある3枚の写真はお分かりだと思いますが…

内容は…（本帯より）

　滅びゆく幕府に殉じ、はかなくも散っていった新選組…。文久三年の誕生から明治二年の箱館戦争に至る新選組の戦いの軌跡を、延べ百人余の人物を通して辿る。子母沢寛以後の研究成果を踏まえて描いた、新選組隊士列伝であり、また同時に新選組史でもある。研究に役立つ史料メモを付す。

（3枚の写真は、上から近藤勇、土方歳三、松平容保）

written by Seikoh-Udoku