歴史を知る歓び…
その時代を生きた人物を知り、そして、その人物所縁(ゆかり)の地を訪れる… これが筆者が行ってきた「歴史を知る」楽しみ方だ。これまで当ブログでも12人以上の人物を紹介してきただろうか、未だにその関心 / 興味は尽きない。
今回紹介する人物は、「浜口雄幸」の盟友でもあった「井上準之助」。これまでも多くの歴史書を通してこの人物を知ってはいたが、やっとこの人物をじっくり学ぶ機会が訪れた。先ず、下記著書を読むことから始まった…。
§ § §
「凜の人 井上準之助」秋田 博著 講談社
井上準之介は大分県日田に生まれ、日銀総裁と大蔵大臣を歴任。金解禁という政治的な重要課題に取り組んだが、昭和7年に血盟団員の青年の兇弾に倒れた。尚、詳しい説明には下記を参照(井上準之助生家前にある看板)。
浜口雄幸内閣の大蔵大臣であった井上準之助は、「幣原外交」に対して「井上財政」と言う車の両輪として浜口雄幸首相を支えた。その浜口雄幸も東京駅での暗殺未遂が原因で命を落としたのは単なる歴史の偶然であろうか…。
筆者には下記の文章が印象的だった…
「ともに明治の初年に四国と九州に生を享(う)けた浜口と井上の二人。明治、大正を走り抜けて、いよいよ粉雑した昭和の救済に身命をかけようとしている。遠図の人・井上は、浜口の純乎(じゅんこ)とした政治姿勢を支え、最後の5分間の踏張りに凛乎として臨もうとしている」(前掲書371頁)
今、この本を読み終え、明治、大正から昭和初期まで駆け抜けていった井上準之助を思うと、この人物の為し遂げたことの意味および歴史の重みが筆者の心奥底まで沁み入っていく...。
§ § §
清渓文庫 井上準之助生家を訪ねる…
胸をときめかせながら一般道を走る… 着いたのは大分県日田市大鶴町にある井上準之助生家(清渓文庫)。この日は休館日でありつつも、当館のオーナーのご配慮により中に入ることが許された(室内は撮影禁止)。
オーナーの丁寧な説明に耳を傾けながら、じっくり貴重な資料(写真や直筆の書や手紙等々)を拝見した。まるで井上準之助が歴史の流れの中に彷徨っているような思いを深くした。
この日は筆者にとって特別な日になったように思う… この上なく有意義な訪問であった。
(訪問時に手渡された案内小冊子)
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ささやかな楽しみ…
こうして同じ関門橋でも多様なアングルから撮ることが楽しい。また、一つひとつ「夜間撮影」を学んでいく歓びを感じる。ささやかだが、日々の生活に「エネルギー」を与えてくれる何かなのだろう…
♪ ♪ ♪ ♪ ♪
あの頃が….
この曲を聴くと遙か遠くにある思いが甦る…
「花嫁」(はしだのりひことクライマックス)
いつも私の中では歌詞とメロディが流れている…
ボーカルの女性が学生のように初々しく素敵だった…
written by Seikoh-Udoku
夜景の美しいベイサイド・プレイス…
博多にあるビューティフル・スポットであるベイサイド・プレイスに行って来た。たいへん有名な場所であるので人が多いが、その喧噪を避けるかのように目指す場所へと向かった… 海に面しているサンセット・パークだ。
☆ ☆ ☆
サンセット・パーク内のベンチに座り小休止。夕暮れ時であったので綺麗な景観が広がっていた。若者のグループが楽しそうに集っている、カップルが釣りをしている、サラリーマン風の人がベンチに座り静かに海を眺めている….等々
ちょうどい良い頃合いになってきたので撮影をスタート。夕暮れ時から夜景に包まれるまでをご覧頂ければと思います。
博多ポートタワーが美しい…
その青い光の正体は、観光遊覧ボートの航跡...
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読書は愉しく…
興味をそそる内容に…
「脊椎外科の罠」壱島良男著 幻冬舎
いつもの書店巡りで偶然見つけ本。本帯でその内容を見ると直ぐ読みたくなる衝動を覚えた。
「手術は成功、しかし消えない腰の痛み、あの診断は正しかったのか — ?」
(本帯より)
このフレーズに筆者の関心が高まった。と言うのも筆者は、軽症ではあるが「腰痛」を患っていること、医学・医療に高い関心を持っていること(特に、外科手術)等々からこの本に注目した。さらに、この本の著者が現役の整形外科医であることも筆者の読書欲を刺激した。
ストーリー展開が面白いせいか — 専門的な記述も沢山あり興味をそそる — 、2時間もかからず読み終えた。 内容については、積極 / 消極 の意見があるだろうが、それは読んだ人がそれぞれ判断すれば良いと思う。筆者は多様な意見を知ることが大切だと考えているので、そういう意味で筆者にとっては有益だった。
☆ ☆ ☆
心穏やか生き方とは…
「ネガティブ・ケイパビリティ 答えの出ない事態に耐える力」
帚木蓬生著 朝日新聞出版
この言葉に僅かでも心を惹かれるとすれば、一読する価値があるかもしれない。
筆者に深い感動を与えてくれた多く著書を持つ作家であり精神科医である帚木蓬生さんのこの本を読んでみると…
日頃から、「もやもや」と感じていることが晴れ間に近づいているような気持ちになる。やゃ抽象的な言い方だが、この本の内容に興味を持たれたとしたら、実際に手に取ってこの本をご覧頂くのが良いのだろうと思う。筆者が受け売り的に書いても何の説得力もないのだから。
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ひとりごと…
コメダ珈琲に来るのは1ヶ月に一回ぐらいのペースであろうか、今回は久し振りにモーニング・セットを頂いた。このメニューが大好きだ。ここのアメリカン・コーヒーの味は筆者にはぴったり。4種類の朝刊を読みながら一日が始まる。
written by Seikoh-Udoku
September 9th…
当ブログをご覧頂き有難うございます。本、読書のこと、美しい風景を求めてドライブすることが、ここ数ヶ月のメインのテーマになっております。
ブログ更新は可能な限り続けていこうと思っておりますので、どうぞ宜しくお願い申し上げます。
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スペース・ワールドに行くと「世界遺産」に出会う…
つい最近知ったことだが、スペース・ワールド(遊園地)正面から直ぐのところに「世界遺産」があると言うのだ。調べてみると成る程…。ここで言う世界遺産とは「官営八幡製鐵所旧本事務所」だ。スペース・ワールドも今年末で閉園が決まっているので、これも何かの縁だと思い訪れてみた。
☆ ☆ ☆
JRスペース・ワールド駅付近の駐車場からスペースワールドを右手に見ながら歩いて行く…
ジェット・コースター「ヴィーナス」から叫び声を聞こえる。爽やかな青春を感じさせる雰囲気だ。できれば閉園までに筆者も乗りたいと思っているのだが…
スペース・ワールド正面に出る。歩道橋を渡り、地下通路を進んで行くと「世界遺産」の入り口に行き着く。
入り口でこの絵はがきを手渡され、順路に従って歩いて行くと、一人の女性が近づいてきた。説明方々案内をしてくれるという… ボランティアだという。丁寧に説明をして貰った。
「官営八幡製鐵所旧本事務所」はこのエリアから遠くに見るだけだが、説明と写真等を通して世界遺産に触れられるのはとても良かったと思う。
帰りもスペース・ワールドを見ながら…。
尚、スペース・ワールドに関しては、後日夜景フォトを通して振り返ろうと思っています。
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読書は愉しく…
3人のアメリカ大統領と会った人物とは…
「アメリカ彦蔵」吉村 昭著 岩波書店 歴史小説集成第五巻
ジョン万次郎も凄いが、この人物も凄い足跡を残している。巷間では、ジョン(中浜)万次郎ほどには人々には知られてはいないようだが、この本を読んでその凄さが分かる。吉村昭の歴史記録文学のなせる技であろうと思う。
船乗りの彦蔵が破船漂流し、アメリカ船に助けられアメリカに渡って以降に、彼の人生が始まる。歴代3人の大統領に会い(リンカーンも含まれている)、英語を習得し帰国する。咸臨丸船上で勝海舟やジョン万次郎とも会う。当時宣教師兼医師として来日していたヘボン(ヘボン式ローマ字として有名)とも会っている。また、日本で初めて新聞を発行したのも彦蔵とは驚きの連続であった。
日米両国を知る彦蔵の目から見た「幕末期の時代」を見事に記録文学として再現してくれた吉村昭さんの秀作だと思う。
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またまた「若戸大橋」…
この角度から見る「夜の若戸大橋」が美しい…。この時間帯の渡船場… 風情がある街の表情が窺える。
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ひとりごと…
このかき氷を8月初旬に知り、1週間に一種類ずつ頂き、ついに4種類達成。このかき氷と共にこの夏も終わったようだ。
written by Seikoh-Udoku
美しい風景… 福岡市内
福岡県で最も大きい都市であり、美しい景観を有する福岡市内を散策してみた。今回登場するのは、「美しい」と評判の高い福岡市内のビュー・スポット。夕暮れ時と夜の風景を楽しんで頂ければと思います。
☆ ☆ ☆
夕暮れ時に到着。ここは福岡市西区愛宕山頂にある愛宕神社で人気のビュー・スポット。早速、神社まで階段を上りお参りをした後、境内からの眺望を楽しんだ。少しずつ夕陽に染まってゆく空が美しい…
時折微風が吹く中、撮影は神社境内と少し離れたところに位置している展望台の二箇所から行った。
夜景は「読書は愉しく…」の後に続きます…
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読書は愉しく…
静かな感動を…
最新刊「神(カムイ)の涙」馳星周著 実業之日本社
馳星周さんの最新刊は、これまでの作品とはひと味違った雰囲気が漂っている。ゆったりとした雰囲気の中で読み込んでいく… そんな作品。とは言うものの、読み始めるとストーリー展開が秀逸で、一気に終章まで行ってしまった。
こんな感じで物語が始まってゆく…
「アイヌの木彫り作家・平野敬蔵と中学3年の孫娘・悠の家に、尾崎雅比古と名乗る若い男が訪ねてきた。弟子にしてくださいと懇願する….」(本帯の一部)
この書き出しに感性を刺激されたとしたら、読む価値はあるかもしれない。恐らく、この小説を読み終わる頃には、静かな感動を呼ぶヒューマンドラマを味わっているかもしれない…。 こういう表現をすると「薄っぺらな」感じのように思われがちだが、決してそうではない。意外にも現在の日本が抱えている大きな課題をも考えさせる内容も含まれている。そして、読後感がいい。読書の秋に相応しいお薦めの一冊と言えようか。
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こんなにも美しい夜景にめぐり逢えるとは…
あまりの美しさに感激し、カメラの持てる機能を最大限に活用し、趣向を凝らした写真を撮ってみた…。
福岡タワーが美しい… 。やゃ同じような写真が多くなりましたが(それぞれの画像の色彩が微妙に違っています)、それぞれの写真の持つ美しさを感じていただければと思います。
まだ見ぬ夜景を求めて… 旅は続く。
written by Seikoh-Udoku
美しい空と雲に引き寄せられて…
その日は晴天であり、見上げると美しい空と雲が視界に入ってきた。好きなスポットでのこの美しい空と雲のハーモニーが見たくなった。日差しが柔らかくなる頃合いに現地へと車を走らせた。ちょうど午後4時過ぎであろうか…。
☆ ☆ ☆
このスポットでは、遠くに見える風景が素晴らしい…
ここは大好きなスポットでこれまでも何度も当ブログでは登場している。今日はこれまでのアングルとは違って、全体を俯瞰する感じの写真にしてみた…。
ここも幾度となく訪れている。やはり、海と空と雲… この組み合わせは絶妙なんだと…。
爽やかな気持ちで駆け抜け、気持ちがリフレッシュ。
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読書は愉しく…
東芝事件のノンフィクション…
「東芝 原子力敗戦」大西康之著 文藝春秋
「東芝」という名門企業が今や最悪な状態になっている。2006年のアメリカ原発メーカーのWH(ウエスチング・ハウス)買収を契機として、解体とも言うべき危機に瀕してしまった東芝。
一連の東芝に関する事件には関心を持っていたので、この本を知るやいなや早速読んでみた。多くの社内極秘資料を参考にしながら、東芝事件の核心に迫っている。著者は日経ビジネス時代からこの問題を追求してきているジャーナリストだけに舌鋒が鋭い。東芝の経営幹部(実名)の言動が生々しく描かれており、事の深刻さを窺い知ることが出来る。福島原発事故発生にも拘わらず、原発ビジネスに強気な読みを続けて行った経営幹部の動き等々、赤裸々な事実が次々に明らかになってくる。
我が家で使っているレグザやダイナブックと言う商品に慣れ親しんでいる筆者には、この本で描かれている「東芝」はまるで別世界のようであるが、残念ながらこれが現実なのだろう。
印象的な言葉があったので紹介しておこう…
「土光亡き後の東芝は、自分の頭で思考することを止め、盲目的の国策に従って日本の原子力産業を牽引してきた…略… 東芝が経営危機に陥った原因はまさにそこにある」(前掲書211頁)
「土光なら、自分の部下に粉飾決算などと言うしみたっれたマネをさせることはなかったはずである」(前掲書214頁)
かつて東芝再建を成し遂げた土光敏夫氏ならば、東芝の現状をどう思い、どう打開するのであろうか… と著者の大西氏は問いたいのだろう。
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夜景は美しい…
冒頭部分の記述で、2番目のスポット(マリーナ)の夜景を見たくなったので、日没30~40分前後をターゲットに出かけてみた。ただ、その日は生憎強風が吹いていたので撮影が心配だったが…
安定性十分の大きい三脚をセットし撮影してみたが、強風の影響が凄まじく、20枚撮った写真で満足のいく写真は僅か2枚のみだったが…。
昼の雰囲気とはまるで別世界… 神秘的で美しい。
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BMW i3…
近未来の車 BMW i3に久し振りに乗った。これまで3回以上は試乗しているが、このクルマの魅力は衰えることはない。この機会を提供してくれたのは、前回当ブログでも登場したコストコだ。
試乗するとコストコのプリペイド・カードがプレゼントされることもあり、大勢の人々で賑わっていた。会場にはBMW i8も展示されていたので大満足(こちらでは滅多にお目にかかれないので)。
最新型のBMW i3は、飛躍的に航続可能距離が伸びて進化している一方、価格もそれなりに進化しているようだが…。相変わらず近未来を感じさせられる走行性能にはBMWの拘りを感じてしまう。素晴らしい車だと思う。
written by Seikoh-Udoku
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