
遅ればせながらDVDに録画しておいたNHKドラマ「氷壁」第1話を見ました。
いいな~K2。未だに憧れの山です。
いやいや舞台となるK2だけでなくストーリーもなかなか面白そう。ラインホルト・メスナーのマジックラインなんてTVで十数年ぶりに耳にしました。山岳登攀についても専門用語やロケアクションを見る限り、割とリアルです。クライマーの端くれとしては山岳監修がしっかりしてて嬉しい気がします。
山岳ドラマには現実的にありえない突っ込みどころ満載の作品が多いですよね。例えば最近の作品だと、タンクトップ姿に素手で冬山の絶壁を攀じる「クリフハンガー」、ダブルアックス(両手にピッケル)でK2の断崖をジャンプし氷壁に飛び移る「バーティカル・リミット」は奇想天外なアクションで愉しめました。個人的にはこういうのも割りと好きです。
ドラマ「氷壁」を観て、山岳ドラマに興味をもたれた方にお奨めなのが、1991年の米映画「K2~ハロルドとテイラー(ビデオではK2~愛と友情のザイルに邦題変更)」です。主演はターミネーターの未来戦士役、エイリアン2の宇宙海兵隊員役でメジャーになったマイケル・ビーン。野心的なクライマーが友人を伴ってK2を狙うという内容はドラマ氷壁に共通しています。山岳風景も美しく(たぶんカナディアンロッキー?)多少突っ込みどころはありますが山岳登攀シーンもリアルでスリリングです。
本当にリアルな作品だと、あまりに地味で淡々としたドキュメンタリーになってしまうので、ドラマ「氷壁」には多少突っ込まれるくらいの意気込みで(どんな意気込みじゃ!)、山岳登攀とK2の素晴らしさを多くの人たちに伝えていただきたいと思っています。
Posted at 2006/01/17 08:50:24 | |
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