
今年の12月に発売が予定されている次期クラウン。
日本車の中でもトップクラスの歴史と伝統を持つ車です。
これほどモデルチェンジが難しいクルマもそうは無いでしょう。
長年、クラウンを乗り継いできている顧客も数多く、トヨタもこれまで『変わるけど、変わらない』モデルチェンジをしてきました。
長い歴史の中で大胆にデザインを変えた時もありましたが、そのほとんどが保守的なユーザーが多いゆえ、受け入れられることが少なかったクルマです。
直6からV6になったゼロクラウンは成功と言っていいでしょうけど。
そんなクルマが大胆なデザインへモデルチェンジするようです。
まずはスポーツグレードのアスリート。
以前から各自動車雑誌にでアウディ顔のグリルになると言われてましたが、まさかこんなグリルとは・・・
アスリートはユーザーの若返り、新規のクラウンユーザー獲得を目的に最後の直6エンジン搭載のクラウン(ゼロクラウンと呼ばれたクラウンの1つ前のモデルですね)から設定されているグレード。
したがって、昔からのクラウンユーザーは王道のロイヤルサルーンを選ぶのでしょうけど、これはチャレンジングなデザイン。
おそらく、過去のクラウンを見ても例が無いほどのイメージチェンジ。
チョイ悪オヤジと呼ばれる層には似合うのかもしれない。
私は良いと思います。
で、王道のロイヤルサルーン。
こちらも大胆なグリルですが、ロイヤルは止めた方が良かったかもしれません。
今までクラウンを乗り継いできた顧客ユーザーがいきなりこんなデザインにされてしまっては・・・戸惑うでしょう(^^;
クルマは若返ったがユーザーは若返れません(^^;
まさに悪い意味で伝統のデザインを壊してしまった感じがします。
ロイヤルだけは既存のイメージを踏襲したモデルチェンジで良かったのではと感じます。
そうすればこれまで以上にアスリートとロイヤルのキャラクターが明確に分かれると思うのですが・・・
覆面に追われて怖いと思うのは間違いなくアスリートのデザインでしょう(^^;
内装に関してはやはりクラウンという感じで高級感が出てます。
これは良いと思います。
何故私が買いもしないクラウンに興味があるかといいますと、我が家では大きな意味があるからです。
私はマツダ党なのですが、父親がトヨタ党。
トヨタ党というよりクラウン党です。
職業が警察官だったこともあり、パトカーにも使用されているクラウンには人一倍愛着を持ってます。
普段は無口な父親がクラウンの話になると、もうそりゃうるさい位話し出します(^^;
もちろん、今乗ってる車もクラウン。
そんな父親が今度クルマを買い換える予定です。
記憶力のある方ならばピンとくるかと思いますが、以前、CX-5の見積もりを取った時がありました。
そうです。
父親がCX-5と次期クラウンを次期愛車候補に挙げているのです。
普通の人であれば全くもって競合しないクルマ同士w
しかし、現在の居住環境(父親は現在、長野県の山奥で積雪多い地域)を考え、今度は4WDのSUVが良いと思っているようです。
そこで登場したのがクリーンディーゼルのCX-5。
SKYACTIV-Dの加速感ならばクラウンからの乗換えでもパワー不足は感じられないと思いますし、雪道でも安心の4WD。
現在のクラウンはFRだからその差は歴然でしょう。
父親も色はジールレッドが良いなと言ってます。
もちろん見積もりはSKYACTIV-DのXDグレードで4WDモデル。
クリーンディーゼルの補助金も来年の2月頃には底を尽きそうだと言われてますので、年末~年明けあたりが勝負時。
今なら納車期間も短縮されて大雪が降る前には間に合うかもしれない。
全ての条件がCX-5有利な感じなのですが、そこは生粋のクラウン信者。
生活の便利さより所有する喜びを優先する可能性があります(^^;
次期クラウンはハイブリッドが一押しとの事ですが、4WDのi-Fourグレードにはハイブリッドは無さそう。
それでもi-Fourを選ぶのでしょうけど・・・
しかし、そんな父親が次期クラウンのデザインを見たらどう思うのでしょうか?
反応が非常に楽しみです。
CX-5押しの私としては最後の一手と言っていい、このロイヤルのデザインw
このデザインのロイヤル買うくらいならCX-5を豪華装備にして乗った方が私は良いと思うのですがね。
そんなこんなで、なんとか我が家にCX-5を呼び込みたいと思っています。
が、『アスリートにしよう』と言われれば私は素直に『親父もまだ若いんだな・・・』と関心すると同時にアスリートを愛することにします。
Posted at 2012/10/09 15:52:08 | |
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