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イイね!
2021年02月16日

I am No.1

I am No.1 早いもので今年も2月前半が終わりましたね。
コロナウイルス感染予防のために外出自粛する日々が続いておりますが、皆さんいかがお過ごしでしょうか。

2月13日(土)23時08分頃、福島県と宮城県で最大震度6強を観測する地震がありました。
福島県や宮城県、その近隣にお住まいの方々、ご無事だったでしょうか?
私は茨城県在住で震度5弱でしたが無事でした。
大きな地震があると2011年の東日本大震災を思い出さずにはいられませんね。。
先日の地震の後、非常用の懐中電灯の電池切れに気がついて電池交換したり、クルマのガソリンを満タンにしたり。
災害時の備えについて改めて考える機会になりました。

 

さて、本題。
少し間が空いてしまいましたが、前回ブログの続きです。
前回ブログ

 

<解説>
6代目の910型ブルーバードが登場したのは1979年(昭和54年)11月。
 直線基調のシンプル&クリーンなスタイリングに新しいメカニズムを採用した910型系ブルーバードは登場と同時に人気を呼び大ヒットとなった。

1980年3月には1800ターボを追加し、
ターボモデルの追加によって更に人気が高まった。

1982年1月になると新鮮味を維持するためのマイナーチェンジを実施する。

__________________

 
910型系ブルーバードの快進撃は続きます。


その人気に胡座をかくこともなく、改良を加え続けることにより魅力が色褪せなかったのです。
このような当時のメーカー(日産)の姿勢も、モデルライフ後半も人気を維持した理由なのかなと思います。

 
今回は910型系ブルーバードの後期モデルの話です。
 

■1982年1月 - マイナーチェンジを実施。

○同クラス初のピラーレスの4ドアハードトップモデルを追加。
(2ドアハードトップは1800ターボSSS / ターボSSS-Sの2グレードに整理)
○セダンに2000ターボディーゼルを追加

このマイナーチェンジの最大の注目ポイントは、新ボディタイプと新エンジンの設定だった。


ボディタイプに関しては、「4ドアセダンの実用性と2ドアハードトップのスポーティさにファッション性をプラスした」という4ドアハードトップを追加する。
ピラーレスによる開放感とともに見た目のスタイリッシュさも創出した4ドアハードトップ車は大人気を博した。


小型車クラス初の4ドアハードトップである。
他社から登場するのは暫く後になる。


三菱のギャラン∑の4ドアHTは1984年10月登場
(ギャラン∑4ドアHTはクラスがやや上で、マキシマとかマークⅡやローレルに近いかな〜)
トヨタのカリーナEDは1985年8月登場。

他社に影響を与えたことは間違いないだろう。
絶大的な人気を誇っていた日産のブルーバードがリードしていた部分でもある。



エンジンについては、LD20型ディーゼルにターボチャージャーを組み込んだLD20-T型ユニットを新設定したのがトピックとなる。
力強いパワーとトルク性能を実現していた。
(最高出力81PS,最大トルク16.5kgm)

…ターボディーゼル、当時は三菱のギャラン∑くらいしかなかったはず。
次世代U11型ブルではディーゼル車のターボ付の設定が無くなってしまい、当時はあれ?なんで無くしたの?って思いましたね。
4ドアハードトップと同様に他社の小型車クラスよりも先行していた部分でもあり残念。

 

またこの時のマイナーチェンジでは、ロックアップ機構付きのオートマチックトランスミッションの設定(この時点では3速ATだが)やエレクトロニック・デジタルメーターの採用なども実施。
内容も充実し、クルマとしての魅力度を更にアップさせた。

 
"1982 NISSAN BLUEBIRD Ad" を YouTube で見る
(曲名は「素敵な気分になってくれ」)


 
■1982年10月 - 一部改良。


○自然吸気の1600 / 1800ccガソリンエンジンをZ16、Z18 / Z18E から
⇒ CA16、CA18 / CA18E型に変更。
(次世代 CAエンジンへ転換)
 

○ターボ車は4速AT化。

…910型ブルーバードは次期モデルU11型へのモデルチェンジまで残り1年というタイミングで次世代CAエンジンへの転換。
改良を重ねます。

余談になりますが、ほぼ同時期にC31ローレルやR30スカイラインの1800cc車もZ18→CA18に転換している。
この時期のローレルやスカイラインの6気筒モデルはL型エンジンを継続していたのですが、4気筒1800ccモデルのように6気筒も次世代エンジンを搭載していたら… その後の歴史は変わっていたのかな?
(VG20:1983年6月にY30セドグロで初搭載)
(RB20:1984年10月にC32ローレルで初搭載)

 

●1983年2月 - 日産自動車創立50年を記念して特別仕様車の『50スペシャル』を設定。

カタログ等資料は見つからなかったのですが、当時のCMがありました。
"1983 NISSAN 50th-2 Ad" を YouTube で見る


 
●1983年3月 - スーパーエクストラシリーズ発売。

当時のCMです。
"910ブルーバードスーパーエクストラ CM" を YouTube で見る


 
モデル末期まで改良や特別仕様の追加を続け、6代目910ブルーバードの進化は頂点に達した。

"1983 NISSAN BLUEBIRD Ad" を YouTube で見る


____________________

 
カタログの紹介です。
昭和58年7月発行版になります。

同年10月には7代目となるU11型ブルーバードにモデルチェンジされるので、910型の最終版かなと思います。


○カタログ表紙
⇒3年連続年間登録台数No.1を達成
(全国小型乗用車市場〈1600cc〜2000cc〉’80 ’81 ’82 自販連調べ)

 

○つっ走るものよ



○4ドアハードトップ[スポーティ&エレガンス]
 4つのドアをそなえた知的なピラーレスハードトップ


○4ドアセダン[シンプル&クリーン]


○2ドアハードトップ[クリーン&パッショネイト]
写真:ターボSSS-S。リヤワイパーはSSS-Sグレードの専用装備。


○機能とアートの総合。知的ドライバーズゾーン。


○静かさとゆとりの調和。

 

○エンジン紹介
⇒1982.10に登場した最先鋭の「CAエンジン」を紹介。
・エンジンバリエーションは7種類
 CA16S
 CA18S
 CA18E
 Z18ET
 Z20S
 LD20
 LD20T



○メカニズム紹介
 ・ターボSSS系に新たに採用されたOD付4速ロックアップオートマチックを紹介。

 


○装備紹介
・デジタルメーター
・オートスピードコントロール装置(ASCD)
・ドライブコンピューター
・7ウェイシート
・マルチ.ボイス.ワーニング
 


・パワステも設定拡大
2.0車はほぼ全グレード標準、
1.8車もファンシーGL,ターボSSS-X系は標準。
他グレードでも装着車も設定あり。
1.6車もGL,GFのAT車は装着車も設定あり。

 
■バリエーション紹介
(後期型カタログは4ドアハードトップが先になることに注目)













○装備一覧表


○主要諸元表




____________________

 

〜【910型:モデル改暦】〜
○1979年11月 - 発売。
○1979年12月 - バンとワゴン(名称はADワゴン 1800GS / GL)を追加発売。
○1980年3月
 - 1800EGIターボ(Z18ET型 135馬力)、
セダン2000ディーゼル(LD20型 65馬力)を追加。
○1980年10月 - 1800 SSSターボとセダン1600GL / GFにAT車追加。
○1981年1月 - 2000 キャブレター仕様(110馬力)の2000 GL / GF / SSS-Lを追加。

○1982年1月 - マイナーチェンジ。内外装変更。
同クラス初のピラーレスの4ドアハードトップモデルを追加。
2ドアハードトップは1800ターボSSS / ターボSSS-Sの2グレードに整理。
セダンに2000ターボディーゼル(LD20-T型 81馬力)を追加。
○1982年10月 - 一部改良。
自然吸気の1600 / 1800ccガソリンエンジンをCA16、CA18 / CA18E型に変更。
ターボ車は4速AT化。
○1983年2月 - 日産自動車創立50年を記念して特別仕様車の『50スペシャル』を設定。
○1983年3月 - スーパーエクストラシリーズ発売。
○1983年10月 - 営業車モデル(タクシー、教習車)を除き販売終了。
7代目となるU11型ブルーバードにモデルチェンジ。

FFのU11型にフルモデルチェンジされた後も、営業車モデルはFRの910型が継続生産されていた。
○1987年10月 - マイナーチェンジ。
生産工場が追浜工場から日産車体平塚工場へ移管。
ステアリングホイールの形状変更、
SSS系と同一デザインのフロントグリル(通称・ハニカムグリル)と後期型SSS系と同一のリアコンビネーションランプに変更。
ディーゼルエンジンはLD20・II型に換装。
○1991年10月 - ディーゼル車生産終了。
○1993年7月 - クルーの発売に伴い、営業車モデルの生産販売を終了

 ____________________


人気があった910型ブルーバード。

人気があったのでマイナーチェンジでも外観は大きく変えなかった(変えられなかった?)かもしれないが、怠けたり手を抜くことなく改良を加え続けることにより魅力が色褪せなかったと思います。
このような当時のメーカー(日産)の姿勢も、モデルライフ後半も人気を維持した理由なのかなと思うのです。

改良を疎かにしない、陳腐化させない
 ⇒ 新鮮さを保つ、魅力が色褪せない  

以前に比べたら現代はモデルライフが長くなっている傾向にありますが、人気もそこそこあるにも関わらずマイナーチェンジや改良もせず長期間に渡って放置したために販売台数が減ったり、かつては人気モデルだったのに消滅してしまうこともあります。
メーカー側も効率とかコストとか様々な事情があるかと思いますが、商品力が低下しないような努力や姿勢は必要かと思います。


 オイルショックや排出ガス規制でクルマにとって厳しい1970年代。
1980年代は、排出ガス規制対応が一段落して、高出力化・走行性能の向上が著しかった。
空力も追求してシャープなスタイリングへ。
先進的なハイテク装備・先端技術の採用。

その1980年代の幕明けに相応しい、時代をリードするヒーローの登場が910ブルーバードだったと思います。


最後までご覧いただきありがとうございました
m(_ _)m


最後はCM曲をどうぞ♪
"沢田研二 CMソングコレクション A2「素敵な気分になってくれ」" を YouTube で見る

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Posted at 2021/02/17 22:20:05

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