防衛省は5日午前、沖縄県名護市沖での米軍輸送機オスプレイの不時着事故を受け、在日米軍が見合わせていた空中給油訓練を6日にも再開すると発表した。
稲田防衛相は5日、訓練再開について「米軍の安全対策が有効と確認できたことから、空中給油の再開を理解する」とのコメントを発表した。「オスプレイが空中給油を実施する能力を維持することは、日本の防衛や緊急時の対応の観点から重要だ」とも指摘した。
事故は昨年12月13日夜、米軍普天間飛行場(沖縄県宜野湾市)所属のオスプレイが空中給油訓練中に発生した。米軍は同月19日に飛行を全面再開したが、空中給油訓練は再発防止策が講じられるまで見合わせていた。
防衛省沖縄防衛局は5日、沖縄県や名護市など関係自治体に訓練再開を伝える。地元は訓練再開に反対しており、沖縄県の安慶田(あげだ)光男副知事は5日午前、県庁で記者団に「(訓練再開は)非常に残念。政府は米軍の言いなりじゃなく、県民の気持ちを考えてもらいたい」と語った。
沖縄県・尖閣諸島周辺の領海への中国公船の侵入が昨年1年間で延べ121隻に上り、過去2番目に多かったことがわかった。2012年9月に日本が尖閣諸島を国有化した翌13年の延べ188隻が最多で、13年以外で100隻を超えたのは初めて。4日も4隻が2時間近く領海に侵入した。日本の実効支配を揺るがせようとする中国の活発な活動は当分続きそうだ。
海上保安庁によると、中国公船による尖閣諸島周辺の領海侵入を最初に確認したのは08年12月で、2隻だった。その後は年間0隻から数隻の間で推移していたが、12年9月の国有化で領海侵入が急増し、13年は188隻に上った。その後も常態化していたが、昨年は8月だけで延べ23隻が侵入するなど集中的に侵入が繰り返され、前年を26隻上まわった。
また、領海外側の接続水域への入域も昨年は延べ752隻に上った。記録が残る08年以降では13年の延べ819隻に次いで多かった。昨年8月8日には15隻が接続水域を航行し、同時航行する数で過去最多を記録した。中国公船の領海侵入増加は、南シナ海問題で中国の権益を否定した昨年7月の仲裁裁判所判決の受け入れを求めた日本への反発や、中国国内向けに対日本での強い姿勢を示す狙いがあるとみられる。日本は米国と連携した「中国包囲網」作りや警備強化などで対抗してきたが、中国公船の活動を沈静化させるにはいたっていない。
軍隊はいるだけでは何の意味もなく常に訓練して練度を維持しておかないといざと言う時の役には立たない。で、沖縄の周りを見れば中国様がわがもの顔で活動しているんだけど危険なのは同盟国である米軍で中国様は何の危険もないと言うのだろうか。客観的な状況を考えて合理的な判断をしてほしいのだが、イデオロギーじゃあ鬼畜米軍、神様仏様中国様だから無理だろうなあ。
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2017/01/05 14:40:24