ノルウェー沖のフィヨルドで8日午前4時ごろ(日本時間同午後12時ごろ)、同国の軍艦がマルタ船籍の石油タンカーと衝突した。軍艦の全乗組員137人が避難したが、8人が軽傷を負ったという。
衝突が起きたのは西部ベルゲン近くのイェルテフィヨルドで、フリゲート艦「ヘルゲ・イングスタッド」は危険な状態で傾いている。
ヘルゲ・イングスタッドは北大西洋条約機構(NATO)の軍事演習から帰還する最中だった。
一方、石油タンカー「ソラTS」も軽度の損傷を受けたものの、石油の流出はみられていない。
この衝突事故により、同海域の主要な石油ターミナルやガス工場が閉鎖された。
事件の状況当局によると、ヘルゲ・イングスタッドが演習のためにフィヨルド内部に進入した際に2隻が衝突した。
ロイター通信によると、タンカーはエクイノール社の石油ターミナルから北海原油を積んで出港したばかりだったという。
NATOの連合海上司令部は声明で、「フリゲート艦は損傷を受けたため安全な場所に移動した」と説明した。
乗組員23人を乗せた石油タンカーも、点検のために港に帰還したという。
現時点で衝突の原因は分かっていない。
経済への打撃は? エクイノールによると、スチュア石油輸出ターミナル、コルスネス・ガス工場のほか、いつくかの海底油田が念のため一時閉鎖されたが、8日午後には操業を再開した。
スチュア・ターミナルはノルウェーの主要なタンカー港で、同国産の石油の25%近くがこの施設から輸出さrている。
コルスネスの工場では、英国を含む欧州各国向けに、いくつかのガス田から運ばれてきたガスを精製している。
今回の一時操業停止が、ガスの卸売価格に影響を与えるかどうかは不明確だ。
AFP通信は当局関係者の話として、ヘルゲ・イングスタッドから「少量の油膜」が検出されたと伝えた。
「艦内には大量の海水が流れて込んでおり、今の場所で沈没する危険がある」
ソーシャルメディア利用者は、傾いたヘルゲ・イングスタッドの写真を投稿し「状況は悪化している」とコメントした。
ノルウェー海軍最新鋭のイージス艦だそうだ。米海軍のイージス艦もそうだったが、最近の軍艦と言うのは軽く作られていて昔の戦艦のように分厚い装甲など装備していないので10万トンもあるタンカーにぶつけられたらひとたまりもないよなあ。まあ何とか浅瀬まで引っ張ってきて座礁させたようだから後は浮揚させて修理か。イージスシステムが海水に浸からないと良いけどねえ、・・(^。^)y-.。o○。
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2018/11/10 11:16:17