2021年04月14日
新型GR86・BRZは買いか、‥(^。^)y-.。o○。
新型86・BRZが公開された。86はGRからこの秋に、BRZは夏に販売が始まるそうだ。この車、ATとのマッチングを改良するために排気量を2.4リッターに上げて馬力とトルクをちょっと上げた。ATとのマッチングは少し良くなって排気量的にも米国で売り易くなっただろう。だけどなんだか中途半端な車になったように思う。
元々この車は若年層でも楽しめる手軽なFRスポーツとして登場した。本来ならS-FRクラスのスポーツカーで価格も200万円前後が妥当なんだろうけど2.0リッターNAエンジンで価格は200万円台後半から300万円台の価格となった。このクラスになると若年層が手軽に買うという価格ではなくなる。
それが今回モデルチェンジでエンジンの排気量を上げたが、それで税金も高くなる。パワーを上げるなら加給するのが手っ取り早いのだが、無暗に過給してパワーを増強するとスープラSZ-Rとガチンコしてしまう。GRヤリスの1.6リッターターボを載せるという手もあるが、そうするとやはりパワーでスープラSZ-Rを追い越してしまう。そうするとパワーではスープラにもヤリスにもかなわない。でも価格は300万から400万程度でけっこう高い。それならパワーもあって駆動系も4WDで走破性の高いGRヤリスがいい。税金も安いしねえ。
スープラSZ-Rは600万程するのでちょっと比較対象からは外れるが、新型86も300万円台は決して安くはない。オプションを加えれば400万を超えるだろう。エンジンとミッションがでかくなってその重量代償にフードやルーフをアルミ化、ホイールも18インチにサイズアップして安っぽいと評判が悪かったインテリアも改善した。でもなんだかんだで重くなった車体はさほど足回りも変わらず走りが格段に向上したとも思えないし、大体、モデルチェンジと言うとでかくなってしまうが、ライトウエイトスポーツカーなのにでかくしてもあまり魅力がないように思う。車雑誌のアンケートでも「この車を買うか」と言う問いに半分以上が「買わない」と答えていたが、妥当だと思う。
もしも車を買い替えるなら86ではなくGRヤリスを選択すると思う。パワーもあるし4WDで走破力も高いだろう。自動車評論家の先生方や車雑誌は例によってベタ褒めだが、ほめないと商売にならないので仕方がないだろう。米国で売るのにATとのマッチングを良くしたいなら米国仕様だけSC過給機でもつければよかったんだろうけど日本もパワー至上だからな。いずれにしてもトヨタのガソリンエンジンのスポーツカーはこれが最後だろう。その意味では買いもあるのかもしれないが、やっぱりどうしてもこの車を買おうという理由が見当たらない。
僕もトヨタの株主だから売れるといいとは思うが、エンジンをでかくしなくても別に楽しく走るならコペンだってけっこう楽しく走れる。車屋さんもいろいろ商売のやり方があるんだろうけどパワーのある車だけが走って楽しい車でもない。大体、米国で売ろうとすると日本では売れなくなる。ソアラがいい例だ。米国とは車に対する考え方や望むものが違うように思う。でもまあ、今の86GR、普通の量販車ではないが、走ってこれほど楽しい車もない。さすがはワークス改造のコンプリートカーである。そう言う面白い車を作ってほしいところではある、・・(^。^)y-.。o○。
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Posted at
2021/04/14 18:21:07
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