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2018年10月10日 イイね!

佐山芳恵再び、・・(^。^)y-.。o○(61)




僕と知的美人の最初の一夜はまあ何とか無事に明けた。何があったのかは個人的なことなので詳細は避けるが、まあ、それなりでちょっと瞼が重いかもというところだろうか。起きて食堂に降りるともう女土方とサルは食事を済ませて出かけたそうで何だか避けられているような気がした。


僕は食事を取ったが、知的美人はコーヒーを飲んだだけで引っ込んでしまった。あの女、ろくにものを食っていないがどうしてあのボディを維持できるんだ。おっと、よけいなことか。そして僕たちは公共交通機関で会社に出社した。こんな面倒なことをしているんだからあの慇懃秘書に電話して車を回せくらい言ってやろうか。


会社に出社すると女土方とサルが僕たちに向かって「おはよう」とか、変に軽い、でもよそよそしい調子で声をかけてきた。知的美人はちょっと会釈をした程度で自分の席に腰を下ろすと仕事の支度を始めた。僕は女土方のところに行くと腕をつかんで部屋の外に引っ張り出した。そしてそのまま更衣室まで引きずって行った。ちょっと呆気に取られている女土方を抱きしめてからキスしてやったらもっと目を白黒させていた。


「あんたねえ、私にあんな女を押し付けておいてずい分態度がよそよそしいじゃないの。人に背負いこませておいてまさか私たちには関係ないっていうんじゃないでしょうね。もしもそうだったらこっちにも考えがあるからね。」

女土方はそんな僕に態度にちょっと慌てたようだった。

「違うのよ、そんなことじゃないの。あのね、彼女、まだ落ち着かないだろうからしばらくは私たちがあまり絡んだりしない方がいいと思ってちょっと遠慮してたのよ。あなたに押し付けてこっちは知らん顔なんてそんなことは絶対にないわ。しばらくして落ち着いたらまた距離を詰めてもいいかなと思って、・・。だから変に取らないでね。」

うーん、そうは言われてもこっちもちょっと僻みっぽくなっているからなあ。なかなかすなおにはなれないが、当面はこれ以上追及しても意味がないだろうからやめておいた。そうしたら女土方、僕の方を見て「今のってちょっといいかも。何だか昔を思い出しちゃった。」といたずらっぽく笑った。ああ、そう言えばそんなことがあったなあ。

「とにかく私たちは一緒だからね。変な気を起こさないでね。」

女土方はそう言うとちょっとスキップでもするような軽い足取りで更衣室を出て行った。


部屋に帰るとサルが、「社長が来てくれって」と僕にそう言った。まあ知的美人のことだろう。考えてみればうちの社長も大変だよな。金融界の大御所の娘を預かったり大物政治家の娘を預かったり、しかも面倒を見ているのが普通の女性ではない僕なんだからなかなか気が休まる暇がないと言えばそうだろう。で、社長室に行くと「どうぞ、入ってください」と言う社長の声が聞こえたのでそのままずかずかと入り込んだ。

「お呼びだそうですが、・・。」

僕がそう言うと社長は「どう」と小声で聞いた。

「まあ、それなりに落ち着いてはいますが、まだ、先は長いと思います。こっちもいろいろ求められるんでちょっと疲れ気味です。」

社長は北政所様がいないことをいいことに、「何だか艶めかしさを感じるけど佐山さんはそれどころじゃないんだろうなあ」とにやっと笑った。下品な想像をしているんじゃないと言ってやろうかと思ったが、そこに北政所様が入って来たら急に真面目な顔になって「いろいろ迷惑をかけるけどよろしく頼むよ」と締めくくった。


僕も男の気持ちは分かり過ぎるくらいよく分かるので「分かりました」とだけ答えておいた。北政所様は僕らを交互に見据えてちょっといぶかしそうな表情を見せたが何も言わなかった。部屋を出ようとすると社長が「あ、ちょっと、・・。」と声をかけてきた。何かと思って振り向くと手にちょっと厚めの封筒を以って「澤本社長からこれを、・・。何か物入りの時に使ってくれと、・・。」と言って手渡そうとした。百万くらい入っていそうだった。

「お金だったら必要ありません。ご厚意だけありがたくお受けしますと、・・。もしも何か必要なことがあったらご相談申し上げますと澤本社長にお伝えください。」

社長は何も言わずに二、三度頷くと「そう言うだろうと思った。佐山さんて本当に欲がない人だね」と言って封筒を引っ込めた。本音はもらっておけばよかったかなと思ったが、金融王には衣食でずいぶん世話になっているし、まあ、百万くらいもらわなくても困らんだろう。部屋に戻って通常の業務をこなして特にこれと言ったこともなく1日が終わった。終業の時間になって知的美人はまた一目散に帰るんかと思ったら仕事を続けている。

「もう時間ね。どうする。帰る、・・。」

僕がそう聞くと「あなたはどうするの」と言う。

「もう少しで切りがいいんでちょっと残るわ。先に帰れば・」

僕がそう言うと知的美人は「じゃあ私ももう少し、・・」と言ったその直後、その場にいた全員の度肝を抜く様なことを言い出した。

「ねえ、もしもよかったら帰りにちょっと寄って行かない。同じ屋根の下で暮らすことになったんだから。大したことはできないけど、私、皆さんにごちそうするわ。」

この発言には一同が固まってしまいしばらく二の句がつけなかった。知的美人が固まった僕たちを怪訝な顔で見まわして「お気に召さないなら無理強いはしないけど、・・。」と言ったのにやっと正気に戻って「あ、あの、いいんじゃないの。私はかまわないけど皆さんは、・・。」というと女土方もクレヨンも「うんうん」と頷いたのでこれで話がまとまった。



Posted at 2018/10/10 15:54:06 | コメント(0) | トラックバック(0) | 小説3 | 日記
2018年09月13日 イイね!

佐山芳恵再び、・・(^。^)y-.。o○。(60)




「政治家はね、選挙に勝ってこそ政治家で選挙で負けたら何もならないただの人よ。だから選挙区では誰彼関係なく媚を売って歩くのよ。まあ言い方が悪いかもしれないけどとにかく誰彼なく顔を売って歩くのよ。父は私を秘書にしてそれをやらせたのよ。私はそう言うのはダメなの。あちこち飲み会を渡り歩いてお酒を注いで回るとかお祭りに行って地元の皆さんと一緒に踊りを踊るとか老人会で歌を歌うとか。私ね、政治の政策を勉強するのは良いのよ、いくらでもやれと言われればやるわ。


でもね、私はお酒を注いで回ったり歌を歌ったりお世辞を言って歩いたりそういうことは大嫌いだしできないのよ。でも父は私にそれをやれと、・・。やらなければ政治家にはなれないと、そう言ったわ。そして私にそれをしろと強制したわ。それが原因で私と父は何度もぶつかった。でも父は決して折れなかった。そうよね、そうじゃなければ政治家なんかできないわ。それは分っているけど私にはできなかった。だから逃げたわ。どこへってそれは言わなくても分かるでしょう。


おかしなうわさが出れば政治家にはなれないからってね。父は怒って大げんかになった。私は外国に逃げた。でも男漁りが染みついて治らなくなった。男は何だかんだ言ってもその時だけは大事に扱ってくれるからね。そんなところかな。AVなんかに出たのも父に対する反抗だったのかもしれない。おバカで幼稚よね、自分を壊して父親に反抗するなんて。でも私にはそれしかできなかった。


今の会社に来てあなたを見て驚いたわ。あなたは堂々と自分の意志を貫いて自由に生きている。何だかあなたが輝いて見えたわ。それに女のはずなのにどこかしら男の香りが漂っているしね。あなたが私のことを探っているのはすぐに分かったわ。でもそれって私には好都合だった。男だったら簡単だけどね。でもあなたは女でしょう。どうしたらいいのかちょっとためらったわ。自分とあなたの関係をどう扱っていいか分からなかったの。でもこうなれてよかった。ねえ、私に力を貸してくれない。私、もう一度自分を立て直したいの。あなたと一緒ならもう一度自分を立て直すことができそうな気がする。だから力を貸して。お願いよ。」


知的美人はすがるような眼を僕の方に向けた。


「いいわよ。そのためにこうしたんだから私のできることはしてあげるわ。でもね、私には私の生き方があるから力を貸すからと言ってもそれを枉げろと言われてもできないわ。そのことは分かってね。」


知的美人はちょっと片眼を瞑って見せた。そして口元をほころばせた。


「あの人ね。副室長さん、きれいな人ね。頭もよさそうだし、・・。」


「きれいだけど芯が強いのよ。結構きつくて怒ると怖いわよ、半端じゃなくね。あなたのことね、私は嫌だと言って頑張ったのよ。何で私にばかりお荷物を押し付けるのかとね。ここの娘もそうだし、あなただって立派な親御さんがいらっしゃるでしょう。私がどうこうするような立場じゃないわ。


うちの社長にもここの社長さんにも頼まれたけど頑として受け付けなかったら彼女に叩かれたわ。困っている人を見て知らんふりをするんじゃないって。これをセットしたのも彼女なんだけど私は彼女の真意を測りかねているわ。ここまでしなくてはいけないのかってね。


いえ、別におあなたのことが嫌だとかそう言うことじゃないの。この国でもめったにないほどご立派な親御さんがいらっしゃるのにどうして私のようなものがってね。天下国家とおっしゃるけれどその前にご自分の娘さんをどうにかしたらって言いたいわけよ、私としてはさ。」


知的美人がせせら笑った。


「ご立派な親かどうかは知らないけど、まあ、看護する能力はあるでしょうね。経済的にだけど。でもいい年した一人娘が気がふれて男狂いでアダルトなんかに出ているんじゃあ困るでしょうからそばには置きたくないんでしょうね。だから他人に預けたんでしょう。」


うーん、知的美人と政治家の親父の溝は思いのほか深いようだ。これは知的美人の両様も一筋縄ではいかないかもしれない。


「でもここに来ることを希望したのはあなたでしょう。だったら文句を言う筋合いでもないんじゃないの。」


「あなたと交わりたいとは言ったけどここに来たいとは言わなかったわ。」


僕は知的美人のへ理屈に苦笑してしまった。僕はここに住んでいるんだから絡みたいと言うのはここに来ることは絶対条件だろう。


「まあこうなってしまったんだから仲良くやりましょう。そして早く元気になって自分の生き方を見つけてね。」


こんな具合で僕と知的美人の共同生活の最初の一夜は過ぎようとしていた。


「ねえ、もう寝るの。まだいいでしょう。もう少し一緒にいて。」


知的美人は意味ありげな視線を僕に向けて来た。困ったものだな、みんな僕が羊の皮を被った狼だってことを知らないんだろうか。ん、羊の皮を被った狼に羊の面倒を見させて無事に終わったのかって、・・。さあ、それはどうだろうか。まあ、それは個人的なことだし、ここで話すようなことでもないだろう。

Posted at 2018/09/13 16:15:01 | コメント(0) | トラックバック(0) | 小説3 | 日記
2018年09月03日 イイね!

佐山芳恵再び、‥(^。^)y-.。o○(59)




そんなことを言っているうちに知的美人はさっさと服を脱ぐと浴室に入って行った。面倒だがこうなっては仕方がないので僕も後を追った。ここの風呂はバカみたいに広くてシャワーもカランもなぜか2基ついているので二人で入っても問題はない。でもどうして2基ついているんだろう。


ふろの湯を張っている間にシャワーを使っていたら知的美人が後ろから抱きついてきて「洗ってあげる」と言った。
「あんたねえ、ポルノビデオじゃないんだからさっさと自分の用を済ませれば。」
僕はそう言って押し戻した。


たまにならそれもいいだろうけど日常常日頃では疲れてしまうだろう。知的美人は「それもそうね。つい癖だから」と言って自分の体を洗い始めた。僕も自分の用を済ませてシャワーを使ってさっさと上がってしまった。僕が着替えを終わって一息入れていると知的美人も風呂から出てきた。知的美人は着替えを終えてベッドに腰を下ろすとため息をついた。



「ねえ、あなたはどうして私の面倒なんか見る気になったの。何の利益もない余計な負担でしょう。断ればよかったのに。」


「そうなの、断ってもよかったの。じゃあ今からでも遅くはないわね。」


僕がそう言うと知的美人はちょっと顔をしかめた。


「ずい分と抵抗したわよ。あなたのことなんて私には関係ないって。何と言ってももう一匹飼ってやっているんだから。これ以上私に押し付けないでって、・・ね。あなたが政治家さんの一人娘だろうが、天下国家にかかわることだろうが、そんなことは私には関係ないわ。でもね、うちの社長やここの社長、そして私のパートナーの副室長に言われるとどうしても断り切れなくてね。何だか最近結構人のつながりができちゃって、・・でもそれも悪くないのかなって思うわ。そんなところかな。ねえ、ところであなたはどうして私を選んだの。私は女、あなたの好きな男じゃないわ。」


僕はちょっと意地の悪い質問をしてやった。もっとも意地が悪いかもしれないが、僕にとっては一つの大きな疑問だった。


「前にも言ったでしょう。あなたは男の匂いがするって。あなたは女じゃないわ。それに態度や言葉遣いは乱暴なところがあるけど本質はやさしいところがあるし、頼りになりそうだし、・・それにあなたって上手だし。」


知的美人は先日のことを言っているようだ。最も僕は男として百戦錬磨の経験を積んできたし、その後は女土方とも新しい世界の経験を重ねてきたのでまあうまいと言えばそれはうまいのかもしれない。



「ねえ、ところでこうなったんだからあなたのことを聞かせてもらえる。どうして何があってこうなったのか。まああらすじは分ってはいるけどできれば具体的に何がどうしてどうなったのか、その辺を。言い難いところもあるだろうけど、まあ、できるだけ詳しく。そうでないとあなたにどう接していいのか分からないから。」


知的美人は手に持っていたタオルを投げ捨てた。


「父は私に後を継がせて政治家にしたかった。私は政治家になりたくなかった。ただそれだけよ。」


知的美人のあっけらかんとした答え方に笑ってしまった。そんなことは聞かなくても分かっている。


「それはもう分っているわよ。そうなった具体的な経過を聞きたいのよ。あなたに差支えがなければね。」


知的美人は「ふん」と言った感じで笑った。


「聞きたいなら話してあげるけど聞いても別に面白い話じゃないわよ。それでもいいなら、・・。」


僕は知的美人に黙って頷いた。



Posted at 2018/09/03 17:08:32 | コメント(0) | トラックバック(0) | 小説3 | 日記
2018年08月21日 イイね!

佐山芳恵再び、・・(^。^)y-.。o○(58)




女土方は「ちょっと買い物がある」と言ってクレヨンと二人で帰った。僕は二人についていくのもおかしいので一人でさっさと帰った。家に着くと、家とは言ってもここは金融王の家なんだが、何時ものように自分の部屋に入ってちょっと驚いた。


部屋の中は女土方のものがなくなっていて知的美人のものが運び込まれていた。ただ物自体は少なかったので部屋の中は何となくがらんと空間が大きくなったような印象になった。女土方はクレヨンと同居するようだった。こうして僕に次々に女をあてがうが、これはある意味狼に羊を託すようなものだということを金融王や社長は知っているんだろうか。


すべてが手際よく整えられて僕は何もすることがなかったので晩飯を食いにダイニングに降りた。そして豪華なダイニングで豪華な家具に囲まれて豪華な食器を使って普通の定食のような飯を食った。今日はメンチカツ定食だったが、なかなかうまかった。


飯を食い終わって部屋に戻ったがこれと言ってやることもなくパソコンをいじったりテレビを見たりしていたが、誰も戻ってくる様子はなかった。これからここであの知的美人と同居生活が始まるのだが、一体どんな生活になるんだろうか。大体どうしてこうも手際よく部屋が片付いているんだろうか。


何だかんだ言ってみてももうこれは既定路線で僕だけが聾桟敷に置かれているんじゃないだろうかなんて考えてもみたが、何を言ってももうことは始まっているのだから意味のないことだろう。番犬の皮を被った狼に羊を託すのなら食いまくってやろうじゃないかなんてことを考えているとクレヨンの笑い声が響いてきた。


どうやら帰って来たらしい。でも何となく顔を出すのもためらわれたのでそのまま部屋にいると声は遠ざかって行って聞こえなくなったのでどうも自室に行ってしまったらしい。手持ち無沙汰でDVDなどを引っ張り出して再生してみたが、何となく集中できずそろそろ風呂でも入ろうかと立ち上がったところでノックの音がした。


知的美人かと思ってドアを開けると金融王が立っていた。そしてその後ろにバッグを下げた知的美人が立っていた。僕は「どうぞ」と言って部屋の中に招き入れようとしたが、金融王は「女性の部屋なのでここで、・・。」と言い、さらに「これから会議その他でヨーロッパに出張します。あなたには本当にご迷惑をおかけするが、ぜひよろしくお願いします」と言って頭を下げた。僕はすっかり恐縮してしまって「こっちこそ失礼なことばかり申し上げてすみませんでした。どうぞお気をつけて行ってきてください。彼女のことはご心配なく。」と頭を下げた。金融王は「ではお手数をおかけしますが、よろしくお願いします。」と言うと階下へと降りて行った。


「どうぞ、入って」


一人残された知的美人に声をかけた。知的美人が黙って中に入ると僕はドアを閉めた。


「当分の間、ここで暮らしてもらうわ。あなたのベッドはそっち、ドレッサーや衣装ケースは見ていないけど必要なものは入っているんでしょう。それで、・・」


僕は彼女を風呂の方に引っ張って行った。


「風呂と洗面はここ、トイレはそっち、ここは共用なんで適当に使ってね。それでちょっとついてきて」


僕は知的美人を外に連れ出して階下のダイニングへと連れて行った。


「食事はここ、朝はみんな一緒だから大丈夫、夕食は食べないときはそこに×をつけてね。夕食は定食屋の定食みたいなものばかりだけど結構おいしいわよ。あとカードキーはもらったでしょう。ここはセキュリティが厳しいからあれがないとお手上げだからね。忘れないように。」


そんな説明をしてからまた二階に戻って今度は女土方とクレヨンの部屋に行った。ドアをノックするとすぐに女土方が出てきて、「どうぞ、中へ」と導いた。部屋はこっちも手際よくものが揃えられていた。今案で見慣れた女土方のものがきれいに収まっているのにちょっと違和感を覚えた。


「これから一緒ね。よろしくね」


女土方は固い雰囲気を和らげようとしたのかあまり見ないような笑顔で言ったが、億で自分のベッドに腰かけていたクレヨンが、「その人、私の彼なの。ちょっとの間貸してあげるけど取らないでね」と言い放ってそんな努力も吹っ飛んでしまった。僕はクレヨンに枕でも投げつけてやろうかと思ったが、知的美人が「皆さんにはご迷惑をかけないようにするわ」と言うと部屋の方に戻っていくので睨みつけただけで終わってしまった。


部屋に戻ると僕たちの間にも何となく気まずい雰囲気が漂っていた。


「私もおかしいでしょうけどあなたたちも随分変わった暮らしをしているのね。」


知的美人は開口一番そんなことを言った。


「まあね、ここは特異人種の館だからね。私を筆頭に。まあ仲良くやりましょう。」


僕はベッドに腰を下ろしてそう言った。


「あの子は本当にあなたが好きなの。あなたは副室とペアなんでしょう。」


「あの子は私に男を感じているのかも、・・。でもみんな一緒の仲間みたいなものよ。だから仲良くやりましょう。さて、私、風呂に入るわ。あなた、片付けでもしていて。」


僕がそう言ってベッドから立ち上がると知的美人は「私も一緒に使っていい」と言い出した。そう言えば以前こいつの家に行った時もそんなことがあったっけ。まあこっちとしては「おう、望むところだ」なんだけど何も今日から一緒に入ることもないだろう。


「え、一緒に使うの。良いけど一人の方がゆっくりできるんじゃない。まあ風呂も大きいからいいんだけど。」


僕はそう言ったが知的美人はもう一緒に入るモードでさっさと支度を始めていた。風呂に入る前に洗濯の仕方を教えておいた。洗濯機と乾燥機は階下のユーティリティルームにあるのでそこで洗うことになっている。僕と女土方のはいつも僕が全部まとめて洗っていた。洗ったものは乾燥機で乾かすことになっていて外干しは禁止になっている。毛布など大物洗いの洗濯機も乾燥機もある。ちょっとしたコインランドリーのようだ。


Posted at 2018/08/21 17:39:52 | コメント(0) | トラックバック(0) | 小説3 | 日記
2018年08月15日 イイね!

佐山芳恵再び、‥(^。^)y-.。o○(57)




僕は社長と一緒にメガバンクの頭取室を出て社長の車で社に戻った。社長も負担をかけると繰り返していたが、そもそも採用の時に知的美人を推薦した僕らにも一端の責任はあるのだから、まあこれは痛み分けと言うところだろうか。


社に戻ると女土方は「お疲れさま」とだけ一言言っただけであとは何も言わなかった。何も聞かないのかと言うと「だって引き受けたんでしょう。あなたはそう言う人よ。それでいいの。みんなのためだから。」そう言って笑った。


人をスカスカ叩きまくって行かせてそれで良いも何もないだろう。部屋を見まわしたが、クレヨンの姿が見当たらなかった。あの極楽とんぼだから人の苦労も知らないでその辺をフラフラしているんだろう。



「ねえ、彼女が来るとこれまでの生活が相当に変わると思うけど誤解だけはしないでね。彼女がどう出るかも分からないし、・・。で、何時から来るの、彼女は、・・。」


女土方はちょっと驚いた顔をして僕を見た。


「そんなこと話してきたんじゃないの。」


「いえ、何もなかったわ」


女土方は、「そんなバカな、」と言う顔つきで黙ってしまった。僕は受話器を取って社長室に電話をかけた。北政所様が出たので知的美人は何時から来るのか社長に聞いてくれと頼むと「あら、聞いていなかったの。今日からよ。よろしくね」といとも簡単にあっけらかんと言い放った。そう言えば知的美人の姿が見えなかった。


「今頃はもうあの部屋は引き払って澤本社長の自宅に行っていると思うわ。社長もあなたが引き受けてくれてとても喜んでいたわ。よろしくね。」


北政所様はそれだけ言うと電話を切ってしまった。くそぉ、どいつもこいつも人に丸投げしやがって。


「ねえ、今日からだって。彼女が来るの。」


僕は女土方の方を向き直ってそう言うと女土方がちょっと視線を逸らせた。


「ねえ、私、あなたのこと決して誤解したりしないわ。だからね、私のことも誤解しないでほしいの。あのね、実はね、しばらく部屋を替わってやってほしいというので承知しちゃったのよ。だから、ええと、その、・・しばらくの間、私、あなたから引くことにしちゃったの。もちろん、あの家にはいるわよ。ほかに行くところもないし、・・。でもしばらくは同居じゃなくなっちゃうかも。」


なんだか僕の知らないところで物事は着々と進行しているようだ。一体どうなっているんだ。僕は女土方に歩み寄ると彼女のおっぱいを思い切り鷲掴みにしてやった。女土方は一瞬体を強張らせたが、特に抗うことはしなかった。


そして抱き寄せるとスカートに手を入れて思い切りケツの肉をつかんでやった。女のおっぱいなんてあれは育児器官で性行為の対象ではないと思っているので基本的に興味はないが、今回のことの中心にいる僕を置き去りにして勝手に動いている周囲に対する感情を女土方にぶつけてしまったのかもしれない。


女土方はされるがままにしていたが目だけは僕を見つめていた。そして最後に思いきり女土方を抱きしめて「好き」と一言言ってから手を放した。女土方は僕をそっと押して離れると「あなたって本当に男みたいなことをするときがあるのよね」と言って笑った。




Posted at 2018/08/15 19:12:22 | コメント(0) | トラックバック(0) | 小説3 | 日記

プロフィール

「大型二輪に乗ろう(敢えて雨の中を走りたくはないのだが、・・(^。^)y-.。o○) http://cvw.jp/b/110820/42076534/
何シテル?   10/18 15:17
ntkd29です。CB1300スーパーボルドールに乗って5年、スーパーボルドールも2代目になりました。CB1300スーパーボルドール、もう手放せない相棒になりま...
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