日韓同盟
日本と韓国の包括的な協力強化をうたった新たな共同宣言を両政府が春にも発表する方向で検討を進めていることが3日、明らかになった。自衛隊と韓国軍の平時の協力など、日韓間の安全保障分野での協力強化を初めて柱にすえる。日韓間の安保協力はこれまで、過去の日本の植民地支配の歴史などが障害となって進展しなかったが、中国や北朝鮮の動向など地域の不安定な情勢が変わらず、両国の連携強化が不可欠だとの認識が双方で強まったものだ。
複数の日韓関係筋が明らかにした。両政府は現在、昨年末の来日を見送った李明博(イミョンバク)大統領の今年前半の国賓としての来日を調整しており、その際、菅首相との間で共同宣言に署名、発表することをめざしている。
新型戦闘機
中国の軍事動向に詳しい民間軍事研究所「漢和情報センター」(本部・カナダ)は4日、航空産業筋の話として、中国軍の次世代ステルス戦闘機「J(殲)20」の試作機がすでに完成していると明らかにした。開発途上にあり、実戦配備には10年以上かかるとみられる。
「第5世代機」は、レーダーが探知しにくいステルス性や高度なセンサー能力を持つ高性能戦闘機。F22のほか、米英などが共同開発中のF35が代表例。J20はF22と似た外観で、国産のエンジンを搭載しているという。
ただ、米露の最新鋭戦闘機に比べて巡航速度やステルス性が劣るとみられ、同センターの平可夫代表は、「今後、改良やテストを重ねる必要があり、配備には10年から15年はかかる」と分析している。
空母配備
旧ソ連が建造に着手し、未完成のまま中国に売却され、東北部の遼寧省大連で補修作業が続いていた中型空母「ワリャーグ」(全長304メートル、約6万トン)が、2011年中にも訓練用として本格運用される見通しとなっていることが、当地の軍事専門家の分析でわかった。
ワリャーグの運用が始まれば、「強大な海軍」建設を国家目標に掲げる中国が保有する初の空母となる。同空母では、艦載機の発着訓練などが行われ、国産空母による空母戦闘群の配備に向けた実質的な一歩を踏み出す見通しだ。
同専門家によると、10年12月に撮影された写真には、同年8月にはなかった防空「3次元レーダー」が艦橋最上部に設置されていることが確認された。さらに、船体の喫水が深くなっている。動力装置や電気システムなど艦内設備が修復された可能性が高い。
東アジアはだんだんきな臭くなって来ている。日韓が連携するのは共通の脅威に直面している隣接する自由主義陣営同士の結合で、自明の理だろうが、向こう側もただ「良かったね」と祝福してくれはしないだろう。何かしらの対抗措置を取ってくる可能性がある。対抗措置が対抗措置を生み、エスカレートして行く。口だけで、防衛力を増強しようとしているのは日本くらいだろう。
「平和」と唱えれば平和が成立するというのは日本という国で、特殊な思考を持った一部の団体だけに通用する考え方で、通常、平和というのは、国家群の力と力の微妙のバランスの上に成立している。それが是か非かは別にして、客観的にはそれ以外の平和はあり得ない。ところが経済成長で膨張した覇権主義を標榜する大国が存在すると微妙なバランスは一気に崩れだす可能性が高い。
ステルス戦闘機は、形だけを真似ても同じような性能が出せるわけでもないし、そう簡単に実用化は出来ないとしても、形だけでも何とか作ってしまうところが恐ろしい。形が出来てしまえば後は金と根気の問題で、時間と金をかければ性能的には劣っても何とかなってしまうだろう。出来上がった戦闘機の性能は実機が手に入らない以上、推定する以外には方法がなく、相手に対する脅威となる。
空母も同様で、船が出来てもすぐに戦力になるわけでもなく、空母を戦力として運用するまでには長い時間が必要だそうだ。また、空母を1隻前線に展開させるには、他に2隻が必要という。空母は訓練も整備点検も、そして、乗組員の休養や補給が必要だからだそうだ。
GWにしても戦闘航海に出ているのは1年のうち、数か月で、それ以外は港に停泊している。だから年中空母を前線に展開させて戦力として機能させるためには莫大な金がかかる。しかし、困ったことにそれを持っている国が自国の勢力を大きく拡大させようとしている。その時隣国がどうするのか、屈服するのか、対抗するのか、パワーバランスはもう崩れ始めている。
Posted at 2011/01/04 22:33:26 | |
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