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2014年08月09日 イイね!

自衛隊、THAAD配備を検討へ。

防衛省が弾道ミサイル防衛(BMD)システム強化のため、米軍が開発中の新たな迎撃ミサイル「地上配備型SM3」の導入を検討していることが分かった。北朝鮮からの弾道ミサイル迎撃を念頭に、現在保有する「海上配備型SM3」などと合わせて、即応力の強化を図る。同省は2015年度予算案に数千万円の調査研究費を計上し、導入に向けた調査を本格化する方針だ。



地上配備型SM3は、防衛範囲が半径約500キロに及び、3基で日本全域をカバーできる能力を持つ。車両などに載せて移動することが可能で、発射台も5~10日程度で取り壊して移築できる機動性がある。高性能レーダーも備えており、現在の海上配備型SM3がイージス艦に搭載されることになぞらえ「陸に揚がったイージス」(イージス・アショア)とも呼ばれる。



現在のBMDは、海上自衛隊のイージス艦に搭載された海上配備型SM3で宇宙空間を飛行するミサイルを迎撃し、撃ち漏らして大気圏に再突入してきたミサイルを地上配備のパトリオット(PAC3)で迎撃する仕組みだ。



しかし、PAC3は防衛範囲が半径20キロ程度で配備も全国30基にとどまり、大量のミサイルが一度に発射された場合には対応しきれない懸念があり、同省は18年度までにBMD能力を備えたイージス艦を現在の4隻から8隻に増やす方針。海上配備型SM3は地上配備型SM3とほぼ同等の能力を持つが、イージス艦は防空作戦にも使用することからBMDに専念できない可能性もある。このため、地上配備型SM3の導入により、「即応性の高い体制を構築する」(防衛省幹部)狙いだ。





盤石のミサイル防衛網を構築したいようだが、これは北朝鮮対策と言うよりも中国対策だろう。中国が南西諸島に侵攻する場合、その準備段階として西日本の自衛隊施設に弾道弾攻撃をかけてくる可能性がある。それを迎撃するのが目的だろう。PAC3は最初から間に合わせの感があった。THAADと言われるこっちのシステムが弾道弾防衛の本命だろう。いずれにしても危ない国が周囲には多いのでしっかりとした備えが必要だろう。でも3自衛隊のうちどこがこのシステムを管理するんだろう。



Posted at 2014/08/09 22:51:23 | コメント(0) | トラックバック(0) | 日記
2014年08月09日 イイね!

思い知ったか、中国様よ。

平成22年9月7日に起きた尖閣諸島(沖縄県石垣市)沖での中国漁船衝突事件後、中国が日本への経済制裁とみられる措置をとって約3年。ハイブリッド車(HV)のエンジンにも欠かせない資源、レアアース(希土類)の輸出規制の強化は日中双方にどのような影響を及ぼしたか。





◇輸出66%減、代償大きく



対日経済制裁の象徴となったレアアースの事実上の禁輸。レアアース価格は急騰、日本は脱レアアースと中国依存からの脱却を迫られ、企業の投資もかさんだ。しかし、その後は供給過剰に陥り、中国のレアアース採掘業は低迷。資源物資を外交交渉のカードにした代償は、決して小さくはなかった。





中国・内モンゴル自治区の包頭市。世界最大のレアアースの技術基地を目指した広大な工業団地の入居企業は少なく、閑散としている。同市に隣接し石炭産地として知られたオルドス市でも、100万人収容できる新市区の住民が3万人に満たず「鬼城(ゴーストタウン)」とさえ呼ばれる。





「町を建設したとき、レアアースで収益を上げている包頭や(包頭から約150キロ離れた鉱山都市の)バヤンオボの富豪の投資も期待したが、バブルははじけた」。関係者はこう語る。不動産と石炭、そしてレアアース需要の冷え込みが重なり、街の景色を変えた。





中国最大のレアアース生産業者、包鋼稀土の株価は今、30元(約480円)程度。ピークだった3年前に比べて、約3分の1に下落。中国税関総署の統計によると、昨年のレアアースの輸出額は前年から66・1%減少し、9億600万ドル(約900億円)にとどまる。





「今年も減少傾向は止まらない。昨年夏ごろから、多くの関連企業は実質的な生産停止に追い込まれている。在庫を少しずつ減らしているのが現状だ」。あるレアアース企業関係者はこう明かす。





厄介な問題はほかにも起きた。レアアースの密輸出だ。輸出規制後、収入が減ったレアアース企業の従業員が密輸業者に転じたケースもあるという。レアアースは地面の表層近くにあるため採掘が比較的簡単で、密輸業者が「土」として運び出し、安値で売りさばく事案が急増している。密輸出されたレアアースが香港や台湾などを経由して日本に渡ったものも少なくなく、密輸出が「レアアース産業に大きな打撃を与えている」(中国工業情報化省の蘇波次官)。正確な統計データはないが、公式輸出量の約1・2倍と推測する中国メディアもある。





「昨年の釣魚島(尖閣諸島の中国名)国有化の時、中国政府が日本に対し経済制裁を実施しなかったのは、その2年前の反省があったからだ」。中国外交関係者はこう漏らし、日本の官民を挙げた急速な脱レアアースの動きの影響を「見誤った」と語る。





ベトナムの首都ハノイから東方に約100キロにある工業都市ハイフォン市。南シナ海に面するディンブー工業団地で、信越化学工業がレアアース磁石の主原料の分離精製をする工場を本格的に稼働させた。





「中国の状況を受けて以降、それまで全く拠点のなかったベトナムでの設立の検討を始めた」(同社)結果だ。投資額は20億円。中国の輸出停止の影響で、レアアース価格が急騰。HVに搭載する高性能磁石に使うジスプロシウムは、23年7月に1キロ3千ドル超と、前年4月に比べ10倍以上跳ね上がっていた。





衝突事件直後の事実上のレアアース禁輸措置は、同社が事業方針を改めて見直す契機となった。磁石を高温状況下でも安定的に使うために用いられるジスプロシウムは、ほぼ中国にしかないのが実情だからだ。





製作工程で発生し、以前は捨てるだけだった端材や切断時の切りくずもリサイクル。今ではレアアース磁石を作るためのレアアース使用量のうち、十数%はリサイクル品から作られている。さらに、ジスプロシウムの使用量を半分にしても磁力を維持できる新製法を開発。「顧客先のほとんどの企業で、ジスプロシウムを減らした磁石を採用している」(同社)という。





しかも、ベトナムには、ジスプロシウムが取れる鉱脈が存在する可能性が高い。同社はカザフスタン産のレアアースの使用も検討中で、中国以外の国に視線を向ける大きなきっかけになった。





世界最高水準の低燃費HVを今月発売したホンダ。今年春からレアアースの再利用技術の開発を本格化した。日本重化学工業の小国事業所(山形県小国町)に委託し、HVの使用済みニッケル水素電池からレアアースを回収して、電池メーカーに販売する事業を今年3月から開始。6月には、HV用モーターの磁石として再利用する取り組みをTDKなどと始めた。





11年に発売したホンダ初のHV「インサイト」の廃車が増えるとみられる2年後から回収のピッチが上がるとみている。日本だけでなく、米欧での使用済みバッテリーも回収していく方針だ。





政府はレアアースの使用量を削減する技術や代替材料の開発、鉱山権益の確保など調達先の分散化を推進。22年度補正予算では、対策費として約1千億円の計上を余儀なくされたが、「中国にレアアースの輸出制限を外交カードとして使わせないようにする必要がある」(経済産業省幹部)と強調する。





丸紅経済研究所の鈴木貴元シニアエコノミストは、「日本企業の中国への警戒を高めただけでなく、中国に対する世界の見方も変えてしまった」と話す。中国政府が不当にレアアースの輸出を規制しているとして、日本は米国、欧州連合(EU)とともに昨年3月に世界貿易機関(WTO)に提訴。年内に判断が出る見通しだ。





中国は今も資源を外交の道具としたことを認めていない。政府中枢部からレアアースの禁輸について、直接的な指示はあったのか。

 「船長への裁判権行使を早く阻止しないと、国務院(政府)は軍などの対日強硬派に主導権を奪われる。その前に対日圧力をかける経済的手段を探した結果、レアアース禁輸措置が浮上したのではないか」。元経産省の官僚で現代中国研究家の津上俊哉氏はこう分析する。





しっぺ返しを食らった格好の中国について、みずほ総研アジア調査部の伊藤信悟・中国室長は「指導部は政治目的の達成のため、軽々に経済的な手段を利用することが割に合わないと知ったはずだ」と指摘する。





どうだ、思い知ったか。日本はこれまでにもこうした類の危機を何度も乗り切ってきた。普段はちょっと呆けた超他力本願の国民性だが、危機に瀕すると日本人は驚くほどの団結力と自己犠牲と変革への能力を発揮する。東日本大震災の時もそうだった。日本人はそうして危機を乗り越えてきた。レアアースもリサイクルや新技術であっという間に状況を変えてしまった。自分が良ければそれでいいで他人様の技術を盗み取って似て非なるまがい物を作って胸を張っている国とは違う。なめるなよ、この日本を。



Posted at 2014/08/09 00:48:00 | コメント(0) | トラックバック(0) | 日記

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