2015年11月19日
「誤爆の犠牲になった人たちから見れば、有志連合による空爆もテロに当たる」。テレ朝系「報道ステーション」の古舘伊知郎キャスター(60)がこう問題提起したことが、ネット上で議論を呼んでいる。
2015年11月16日夜の番組では、パリ同時多発テロの関連映像が紹介され、その後、スタジオに切り替わると、古舘氏がこう口を開いた。
■内藤正典教授も「まったくその通りなんです」
「カメラを反対側に切り替えしてみるということは、こういうことを報じるうえにおいては、非常に重要だと思う」
そして、古舘氏は、レギュラーコメンテーターの内藤正典同志社大大学院教授に対し、次のような疑問をぶつけた。
「本当にこの残忍なテロで、許すまじきテロを行った。これは、とんでもないことは当然ですけども、一方でですね、有志連合のアメリカの、ロシアの、あるいは、ヨーロッパの一部の、フランスも含まれますが、誤爆によって、無辜の民が殺される。結婚式の車列にドローンによって無人機から爆弾が投下されて、皆殺しの目に遭う。これも、反対側から見ると、テロですよね」
内藤教授は、同意する。
「まったくその通りなんです」
内藤教授は、イスラエルが14年にガザ地区を空爆したときに、国連運営の学校も攻撃するなどして、約500人の子供を含む市民1400人以上が亡くなったことに触れ、「亡くなったご遺族からすれば、これがテロでなくて何でしょうか」と指摘した。
一方、アメリカ軍が15年10月にアフガニスタンで国境なき医師団の病院を誤爆したときは、猛抗議を受けてオバマ大統領が謝罪する事態になっている。内藤教授は、このことも紹介したが、「実はそうでない、まったくそういう声を発することのできない、膨大な数の死があるんですね」と話し始めた。
「では、何もしないことが正解というのかね?」
そのうえで、内藤正典教授は、有志連合によるイスラム国への空爆についても、自らの主張を述べた。
「もちろん、テロの肯定はしませんけども、そういう犠牲になる人たちの目線から見れば、有志連合がやっていようが、ロシアがやっていようが、フランスがやろうがですね、同じくテロじゃないか」
内藤教授はさらに、シリアから膨大な数の難民が出ているのは、イスラム国が怖いことも確かにあるものの、有志連合による空爆を恐れていることの方が大きいとした。その理由としては、「一瞬にして、住む家、家族を吹き飛ばされてしまうわけですから」と述べた。イスラム国から何かの刑罰を受けるまでには時間があるものの、空爆は時間がないともいう。
また、内藤教授は、「軍事力の行使によってこのテロが根絶されるという可能性はまったくない」とも述べた。7000~9000回も行われているという空爆で難民が続々と出て、テロリストがその中に紛れ込んでしまうからだという。難民が虐げられて辛酸をなめれば、最後には敵意を向ける恐れがあるとも指摘した。
以上のような古舘伊知郎氏と内藤教授の主張については、ネット上では、「そう、逆から見りゃテロなんだな」「有志連合がやってきた事にも目を向けてほしい」と同意する意見が出た。
その一方で、「誤爆事故とテロは違うだろ」「誤爆の部分で空爆を批判するな!」「では、何もしないことが正解というのかね?」といった疑問も噴出している。
報道ステーションと言うのはよくこういう形で政権や西欧体制を批判する。批判はするが、どうすればいいとは決して言わない。争いごとにはそれぞれに利害や立場があり、どちらが正しいとは言えないかも知れないが、話し合いが好きな日本人だが、話が通じる相手ではない。武力で存在を脅かされるなら自存自衛のために武力を行使するか、それを甘受するしかない。どちらを取るのか、古舘君に聞いてみたい。
Posted at 2015/11/19 12:18:13 | |
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政治 | 日記
2015年11月19日
海上保安官4人に取り押さえられて意識が遠のき、力が抜けた。名護市辺野古沖で新基地建設に抗議する船長の磯村正夫さん(62)は18日、「怖かった。殺されると思った」と語った。容体急変後も8分間、海上で拘束が続いた。
乗り込んできた保安官は、船の鍵を取り上げようとした。もみ合いになり、船底に倒れた後も右手で鍵を握りしめる磯村さん。下半身にまたがった保安官が、その指を1本ずつ無理やりはがしたという。上半身は別の3人が押さえていた。
磯村さんは9月から連日、海に出ている。「前日も海保に船のガラスを壊された。恐怖感があって過呼吸になったのでは」。看護師でもあり、自ら分析する。
海上行動では船長2人がペアを組む。もう一人の北上田毅さん(69)は「乗っているのはじいさん2人。屈強な保安官4人がかりの必要があるのか」と憤った。
磯村さんの容体急変を見て、「汀間漁港に戻ろう」と求めたが、保安官は「確認を取っている」などと応じず、船が動き始めたのは8分後だった。
医師でもある小池晃参院議員(共産党)が別の船に乗っていた。汀間漁港で待ち受け、救急車で名護市の病院まで付き添った。「車内で意識を取り戻したが、精神的ストレスから過呼吸ぎみになり、『怖いよ』と繰り返していた」
病院には、中城海上保安部の職員も容体把握のため訪れた。磯村さんとの面会を要望したが、ヘリ基地反対協の安次富浩共同代表(69)は「あなたたちのせいでこうなったんだ」。静かな言葉で拒否した。
磯村さんは、筋挫傷と診断された左脚を引きずって退院した。「政府は私たちを精神的、肉体的に追い込み、一人でも多く挫折させようとしている。でも、屈しません」と語った。
そりゃ、入るなと言われている場所に入って海保の指示に従わないからそういうことになるんだろう。今の日本の司法官憲などは世界でももっとも穏健な部類に入るもので違法な状態があってもよくよくでなければ実力行使はしない。何度警告されても立ち入り禁止区域に入り込み、乗り込んできた海保職員に抵抗するからそういうことになるんだろう。反対なら反対でそれを主張することは自由だろう。しかし、民意と言えば何でも通るわけではない。もしも、一切違法なことをしていないと言うのであれば海保を訴えればいい。
Posted at 2015/11/19 12:16:34 | |
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政治 | 日記
2015年11月19日
米軍普天間飛行場(沖縄県宜野湾市)の名護市辺野古移設をめぐり、地方議会が相次いで移設反対の意見書を可決している問題で、東京都武蔵野市議会が可決した意見書の撤回を求める集会(主催、沖縄の真実の声を聞く武蔵野市民の会)が18日、武蔵野市内で開かれた。
9月に国連人権理事会で沖縄の真実を証言した我那覇真子氏は講演で「濃いイデオロギー思想の人たちが想像もつかないような方法で、われわれが想像もつかないようなところに着々と(事態を)持っていこうと工作をしている」と指摘した。
その上で「武蔵野市議会の意見書は、工作活動をする人たちを後押しするようなものだ。意見書可決に賛成した人たちは、この現実をどう受け入れるのか聞いてみたい」と疑問を呈した。
現場で反対運動をしている人たちは深い考えはないだろうが、背後にある者は何を考えているのだろうか。米国の属国、米国追従、米国の戦争に加担するなと言うが、今時、単独で国際社会を生き抜いていくのは不可能だ。価値観を共有する国と連携するしかない。米国との連携が日本にそれほど悪影響を及ぼしているとは思えない。それを反対する勢力はどうしてこの国を国際社会の中で存立させていこうと言うのか、具体論を聞きたい。また、仮に沖縄から全ての米軍基地をなくしたら沖縄はどのように地域振興を図っていくのか。それも何も見えてこない。反対と言うだけではなくてどうするのかを聞きたいものだ。
Posted at 2015/11/19 12:15:24 | |
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