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2016年08月29日 イイね!

海保の29年度概算要求は2千億円、それで大丈夫なん、・・??




海上保安庁は29日、2017年度予算で2005億円を概算要求したと発表した。16年度当初予算比7%増。沖縄県・尖閣諸島周辺をはじめとする離島・遠方海域の警備強化に、同比19%増の474億円を求めている。

 

尖閣周辺では中国の公船や漁船の活動が活発化しており、海保は今年4月、巡視船10隻とヘリ搭載型巡視船2隻からなる「尖閣専従体制」を発足させた。16年度第2次補正予算案でも、大型巡視船3隻の新造費を計上した。

 

概算要求では、漁船に対応できるよう小回りの利く巡視船や新型ジェット機の建造を盛り込んだ。さらに、新造船の乗組員など海上警備の強化に190人の定員増を求めた。

 

このほか、福島県の相馬港に17年10月に新設を計画している相馬海上保安署関連費用を計上した。石油資源開発(JAPEX)が相馬港に建設している国内最大級の液化天然ガス(LNG)基地の警備にあたる。




世界第6位の海域を守る海保の予算ってたったの2千億円かね。でかい巡視船だの航空機だのと見た目は派手だけど意外に少ないその予算、せめて今の3倍くらいにしてもいいんじゃないのかねえ。今の予算は神奈川県警並み、3倍でモ警視庁には及ばないが、・・・。
Posted at 2016/08/29 20:09:34 | コメント(0) | トラックバック(0) | 軍事 | 日記
2016年08月29日 イイね!

あり得ないことが、(103)




僕たちは明日から配置になる四名との企画の検討会のための資料作りに取りかかった。僕の究極のテーマは生涯語学教育、つまりもの心ついた時から語学に親しんでそれを一生続けてもらおうというものだった。そしてその環境を整えるものがデジタルネットワークを活用した何時でもどこでも居ながら語学教育と何時でも何所へでもどんなことでもお気軽留学だった。

 
つまり言葉を習いたければインターネットなどの高速デジタル通信網を介して何時でも自分の好きな時にどこからでもアクセス出来て必要な資料が手に入り、勉強が出来る環境の整備が一つの柱だった。これはもうあちこちで実際に運用されているようだから特に目新しいものではない。特に駅前なんとかいう会話スクールは二十四時間独自のテレビ回線を使って語学レッスンが受けられるようだ。

 
でも僕は語学を机に向かっていかめしく構える勉強として捉えようとは思わなかった。言葉と言うのは自分の生活範囲を広げ豊かにするための魔法の道具のようなものだと思うのだ。交通機関や通信手段が発達して世界は極端に狭くなった。行こうと思えば地球のはてまでだって行くことも難しいことではなくなった。

 
そして行った先で自分の興味を充足させるためにはやはりコミュニケーションの手段として言葉が必要だ。それはボディランゲージでも大雑把なことは通じないこともないだろう。でも本当に興味の対象についてしっかり理解しようと思ったらやはりそれなりに言葉が話せないといけない。

 
だから普段は高速デジタル通信網を活用して何時でもどこでもお気軽お手軽に言葉に触れておいて、でもそれだけじゃあ何か物足りない、味気ない、やはり異国を自分の目で見て自分の肌で感じたいと思ったらお手軽に外国に出かけて行けるような仕組みを作っておけば行く前も行った後もそれなりに励みになるだろう。

 
しかし本当に母国語以外の言葉を一生学んで行こうと思う人たちが実際にどのくらいいるんだろうというのは正直言って不安な要素だったが、これもこちらのキャンペーンや売り込み次第かも知れない。そんなことを考えながらもう何度も作った資料を手直しして必要部数を作成した。

 
その日は女土方のところに帰ろうとしたらクレヨンの「一緒に帰って!」コールに気圧されて結局あの邸宅に帰ることになった。自分の、いや、元祖佐山芳恵が借りていたアパートはとうの昔に処分してしまい、転がり込んだ女土方のところにもとんとご無沙汰状態で一体僕の家はどこなんだろう。ほとんど住居不定状態に陥ってしまったようだ。

 
僕にだって日本国憲法で保障された健康で文化的な最低限度の生活を営む権利があるのだし、健康な男の心と女の体を持った成人なのだから欲望が頭をもたげることもあるんだ。そんな時に隣にいるのがサルでは話にならないではないか。しかし僕には元来社会秩序適応性が欠如しているのかこんな根無し草的な生活も決して心地の悪いものでもなかったが、それにしても元の僕は一体どうなってしまったんだろう。そして佐山芳恵も。

 
最初のころは単に佐山芳恵と僕が入れ替わっただけなんだろうなんてお気楽に考えていた。僕も辛い思いをしているが、いきなり中年男の体に入ってしまった佐山芳恵はもっと大変だろうと。最初の頃は特に根拠があったわけでもないが、こんな状態はほんの一時的なもので何かの拍子にすぐまた元に戻るんじゃないかと思っていたが、どうもその気配が全く感じられなかった。

 
そんな訳でこの状態についてあれこれ考えもしたが、元々科学的にどうこうと言う話ではなさそうなので最近は考えるのを止めてしまってこの佐山芳恵の体と立場を使って適当に生活している。自分自身女になっても特に生き方を変えるでもなく自分の思うように生きていてそんなところはかなりいい加減だとは思うが、それだからこそこんな生活を続けていられるのかも知れない。

 
この頃は何だか最初からニュー佐山芳恵としてこの世に生まれ出たような気分になってしまった。僕はきっとこの先もこのまま女土方と寄り添いながら生きていくんだろう。今の僕はそれならそれでも良いかなと思っている。最初の頃はとにかく今はすっかりこの生活に馴染んでしまっていて今更どうこじれているか分からない元の生活に戻れと言われても却って困惑してしまうのは火を見るよりも明らかだった。

 
そんなことを考えているうちに夜が更けてしまった。クレヨンは僕の横で軽い寝息を立てながら熟睡している様子だった。こいつも最初のころは一寸刻みにしてピラニアにでも食わせてやろうかと思ったが、今では時々蹴りを入れたりすることもないではないけれど、それなりに憎らしくはない妹のような存在になっていた。

 
さあ寝ようと僕はクレヨンの方を向き直るとクレヨンの背中と腰に手を回して抱え込んだ。こういう時はこいつも心得たもので僕の腕の中に潜り込んで自然に体を密着させて来る。そんなことをしながらしばらくクレヨンの感触を楽しんでいたが、そのうちに僕も眠りに落ちて行った。

 
そして翌朝眼が覚めればまた会社に出社してあの部屋で新たな企画に取り組んだ。それが元から僕の天職だったように仕事に自然に取り組んで終われば自宅に帰った。いや、僕にはもう自宅はなかった。女土方の家が一応自宅になるんだろうけど、世間的には夫婦でもないのだからその生活はどちらかと言えば居候に近かった。クレヨンのところはもちろん他人の家だった。そうか、元々男だった時から根無し草の生活だったがそればかりは体が女に変わっても少しも変わらないんだ。


Posted at 2016/08/29 19:29:20 | コメント(0) | トラックバック(0) | 小説 | 日記
2016年08月29日 イイね!

翼の向こうに(9)



「後知恵だろうがなんだろうが構うもんか。『日本が米国と太平洋を挾んで敵対して戦争に突入したのは止むを得ないことだった。誰が政権を担当しようと、それは避けられない日本の運命だった。』そう言いたいのか。運命で何十万、何百万の人間が死んでいくのか。そんな無責任なことが罷り通るのなら国家も政府もいらない。その方が戦争も起こらないで済むだろう。

 
武田、貴様は戦争なんかどんな崇高な理由をつけても、そこから生まれるものは悲劇と苦しみだけだと言っていたな。戦争がそんなに悲惨なものだと誰も分かっているなら何かが間違っていなければ戦争なんかが起こるはずはないだろう。それを起こしてしまって何百万人もの人間が死の苦痛にのたうっているのにそれが運命の一言で片付けられていいのか。どうしてこんなことになったのか、何が間違っていたのか、その原因を明らかにして後世に伝えるのがこの戦争を始めた者達の義務だろう。そのためには本音で議論を尽くさなければいけないんだ。そうしなければ物事の本質を捉えることは出来ないんだ。


たった数か月ばかり戦線に出ただけで、数えきれないくらい理不尽な理由で死んでいかなければならなかった者の呻き声を聞いてきた。この戦争がなければそれぞれの分野で後世に名が残るほどの業績を残しただろうと思えるような才能溢れる者も大勢いた。穏やかな家庭を作って静かに社会を支えただろう人達もたくさんいた。そんな大勢の人間の死が、ただ避けられない運命だった、そう言うのか。それだけで世界を苦痛の中に突き落とした人間達の責任を帳消しにしようと言うのか。まあいい。個人の責任云々は。それよりも、もう二度と同じ過ちを繰り返さないためにも議論を尽くすことが必要なんだ。そうしなければこの戦争で死んでいった、そしてこれからも死んでいくだろう大勢の人間達は、一体何のために命を捨てるんだ。

 
誰が死んで誰が残るのか、それは分からん。だが残った者は何故この戦争が始まったのか、この戦争は一体何のための戦争だったのか、そしてこれから同じ間違いを繰り返さないために日本人はどうして生きていけばいいのか、少なくとも問題提起だけでもしておかなければいけないんだ。仏教的な諦念観でこの戦争の本質をうやむやにしてしまってはいけないんだ。

 
運命とは神だけが使うことを許された言葉なんだ。この時代にこの国に生を受けたこと、それだけが人の運命なんだ。この戦争は人が始めたことだ。人が手をかけたことに運命なんてことはあり得ないんだ。どこかに判断の間違いがあるから間違った結果が生まれるんだ。それを出来るだけ早く突き止めて二度と間違いが起こらないように修正することが大事なことなんだ。そしてもしも今修正出来なかったら、その原因を追及して次の機会までには何が何でも改めることが絶対に必要なんだ。」


高瀬の杯を持つ手が小刻みに震えていた。紅を差したように紅潮していた顔は蒼白に変わって目だけが異様に充血していた。国内での政治家や軍人の地位、軍の権力、名誉、国際社会での日本の権益、そんなもののために一体何故こんな戦争を引き起こさなければならなかったのか。結局明治維新以来日本は軍を国家の柱の一つに据えて国政を運営して来た。欧米のように政治を執り行なうための道具として軍を政治の下に位置付けるのではなく、軍は間違いなく国家運営の中枢にあった。そして軍がその武力を背景に国家運営に独自の意思を示した時、それを押し止める者は誰もいなくなってしまった。


「なあ高瀬、日本のような国家体制では軍の意思は国策の決定に重大な影響がある。その国策を巡って陸軍と海軍が相撃つことになっても、それでもこの戦争を防止すべきだったと思うか。」

 
高瀬はやや落ち着きを取り戻した様子で杯の中の酒を見詰めながら私の話を聞いていた。


「海軍が陸軍との戦闘も辞さないというほどそこまで本気で立ちはだかったなら、陸軍も考え直さざるを得なかったかもしれない。それにしても、その後に軍自体が血を流す覚悟をしないとどうにもならないだろう。それも相当な出血を。そうでないと国内情勢は好転しないだろうし、そうすれば今度は海軍に非難が集中するだろう。軍事費を削って経済支援や技術研究開発を推進して各種の産業を育成するとか、私企業への貸付制度を充実させるとか、俺は経済の方は専門じゃないから詳しいことは分からないが、国家が中心になって資本の整備をしなければこの国の工業化と貿易による立国のための産業転換は進まないだろう。そうした産業転換に要する資金は当面軍縮を推進することによって浮いた予算を流用する以外にはないだろう。

 
そして最も重要なことは政治が軍に優先するような国家体制を早期に構築することが出来るかどうかにかかっていると思う。そうでなければまた同じことの繰り返しになってしまうんじゃないか。戦争がなければ変われないのなら、日本人はあまりに無能な悲しい民族になりさがってしまう。だからこそ戦争を思い止どまって国家や社会の仕組みをもう一度見直すべきだった。それに必要な人材は充分に揃っていたのだから狭義の偏向した精神主義に陥らずに大らかな自由な立場で実利を追求するべきだった。」

 
高瀬はいかにも残念だと言うように言い終わると唇を噛み締めた。


「この戦争は間違っているんですか。この戦争は大東亜共栄圏と欧米帝国主義からのアジアの解放を目指した神国日本の聖戦ではないんですか。」

 
私の横に座って話を聞いていた芸者が突然叫んだ。私はそれを聞いて慌ててしまった。俄か雇いとは言っても、仮にも軍人の我々が、民間人の前でこの戦争を否定するような言動を口にしたことに自責の念を感じた。そのことについて何らかの言い訳めいたことを言おうと思ったところ高瀬が先に口を開いた。


「何の理由もなく敵が武力で日本を攻めて来たのならやむを得ないかもしれないが、中国や東南アジアの利権のことで戦争なんかする必要はなかったんだ。朝鮮にしても中国にしても勿論満州も元々他民族の国なんだから何時までも力で押さえていることなんか出来やしないし、それよりもその国に住んでいる人々が作った政権を支援してやってその国と上手に付き合っていく方がずっと利口だよ。

 
どうしても戦争をしなければいけないのなら、もっとはっきりと分かり易い理由を国民に説明すればいい。八紘一宇だの大東亜共栄圏だの、そんな抽象的なことを言っても分かるもんか。もっとも具体的に説明するような理由もないだろうけど。軍とそれを取り巻く連中が自分の功利心や権益のために国を戦争に引きずり込んだんだからな。物がなければ金を払って買えばいい。武器を持って他人の国に押し入って略奪するのは犯罪そのものだ。欧米のそんな馬鹿げたやり方まで真似ることはなかったんだ。良い所だけを選んで上手に取り入れればいいんだ。日本は東洋の盟主を名乗るのなら東洋のやり方で東洋を主導するべきだったんだ。」

 
高瀬は呆気にとられている芸者達に杯を突き出して酒を注がせると口に運んで一気に飲み干した。空になった杯にもう一度酒を注がせて今度は少し考えるような様子で何度も杯を口に運んだ。そして杯を静かに置くと私達三人の顔を交互に見回しながら静かに言った。



Posted at 2016/08/29 19:20:35 | コメント(0) | トラックバック(0) | 小説2 | 日記
2016年08月29日 イイね!

共産党が頼みの綱の野党第一党民進党




小池百合子氏が大勝利を収めた都知事選挙から、1ヵ月が経とうとしている。


一時、都知事選候補として名前が浮上した、『週刊プレイボーイ』でコラム「古賀政経塾!!」を連載中の経済産業省元幹部官僚・古賀茂明氏が、今だから明かす都知事選の内幕とは?


* * *


あの選挙をどう評価するのか? 東京都知事選から1ヵ月近くが経つが、多くの人からいまだこんな問いかけを受ける。私は民進党都連の正式要請を受け、野党の統一知事候補になりかけた。今回は今だから話せる都知事選の内幕をお伝えしたい。


私が民進都連会長の松原仁(じん)衆議院議員から、野党統一候補として出馬要請を受けたのは告示日3日前の7月11日夕方だった。それからわずか数時間後の同日夜、民進の江田憲司代表代行から「岡田(克也)代表が会いたがっている」との連絡が入った。


用件は察していた。私に「降りろ」と言いたいのだ。ある市民連合の幹部によれば、枝野幸男民進党幹事長は私の擁立に一貫して反対していた。そこでほかの候補を探したがうまくいかず、松原氏の説得にイヤイヤ応じたのだ。


しかし、都連の要請直前にジャーナリストの鳥越俊太郎氏が出馬の意向を民進党に伝えた。その情報は私にもほぼ同時に入った。鳥越氏は超有名人だ。旧民主時代から民進に批判的な私の擁立を避けたい民進党本部は、都連の私への要請と同時に鳥越氏擁立を裏で進めたのである。


岡田氏との会談が始まった。だが、彼は一向に“そのこと”を切り出そうとしない。党として出馬を要請したのに、数時間でそれを覆(くつがえ)すとはさすがに口にしにくかったのだろう。


仕方なく、こちらから「鳥越さんでいくなら私は降ります」と伝えた。告示直前で候補擁立をめぐってゴタつけば、野党陣営に勝ち目はない。それだけは避けたかった。私の言葉を聞くと、岡田氏は安堵(あんど)したような表情を浮かべた。


メンツを潰(つぶ)されたのは民進都連だ。特に松原氏は憤懣(ふんまん)やるかたない。彼は私の擁立のため、民進の都議会幹部たちの同意を無理して取りつけた。岡田氏との会談後、電話をかけると「オレはみんな(都議会幹部)になんて説明すればいいんだ」と途方に暮れた声。私を推したある議員も「(党本部には)怒りしかない。あまりに古賀さんに失礼だ」とのメールを送ってきた。



投票日の前日、世論調査で「鳥越不利」の観測が出ると、岡田氏は9月の民進党代表選への不出馬を表明。都連の間でさらに党本部への批判が高まった。なかには裏で小池氏を支援する議員もいたらしい。


開票日は自宅で過ごした。小池氏の圧勝は「当然だろうな」と思った。なんの哲学もなく、知名度優先で候補者をクルクルと差し替える民進が野党第1党なのだ。たとえ統一候補の擁立に成功したとしても、一体感も戦略もないままでは、したたかに無党派層の支持を集める小池百合子新都知事には勝てるはずもなかった。


もし鳥越氏の出馬がなければ、私はそのまま立候補していたと思う。そして、鳥越氏が出演を断ったネットやテレビの政策討論会に出て、小池氏にはない公務員改革や都議会改革の“具体策”を訴えた。


もちろん、出馬を取り下げた弁護士の宇都宮健児氏とキッチリ政策協議をした上でのことだ。それでも、今から考えれば勝てたとは思えない。バックの民進の情けなさを、改めて目の当たりにしたからだ。


野党は惨敗を喫したことへの反省、検証を本気でしているのだろうか。今のところその動きは見えない。民進党代表選も蓮舫代表代行が「人気がある」というだけで勝利しそうだ。このままだと次の衆院選も同じ失敗を繰り返すだろう。




票が計算できる組織票を持った共産党が、「うん」と言ってくれる候補者を最優先したということだろう。政界第二の政党で政権を担当したこともあり、この先も政権を目指すと言う政党がなんとも情けないことだ。





Posted at 2016/08/29 19:15:39 | コメント(0) | トラックバック(0) | 政治 | 日記
2016年08月29日 イイね!

販売へ悪影響を懸念、トラブル続きのMRJ




三菱航空機(愛知県豊山町)が開発中の小型ジェット旅客機「MRJ(三菱リージョナルジェット)」の試験1号機が28日、米国で飛行試験を行うため、愛知県営名古屋空港を離陸した後、2時間15分後に同空港に戻った。前日27日も米国に向けて飛行を試みたが、離陸直後に引き返していた。いずれも空調システムの不具合が原因という。

 

同社は「点検結果を見てから判断する」としており、今後の米国飛行の時期は未定としている。MRJは半世紀ぶりの国産旅客機として実用化が期待されているが、経験不足を露呈した形となった。

 

MRJは28日午後1時前、名古屋空港を離陸した。前日の空調システムの不具合を28日朝までの点検作業で修正し再出発した。

 

しかし、前日同様に空調システムの異常が起こり、午後3時15分ごろ名古屋空港にとんぼ返りした。MRJは北海道の新千歳空港やロシアなどを経由し、数日かけて米ワシントン州の空港に向かう予定だった。

 

MRJは平成30年半ばにANAホールディングスへの初納入を目指している。運航させるには安全性を証明する「型式証明」の取得が必要で、2500時間の飛行試験を行う計画だ。

 

これまでMRJの開発計画は大幅に遅れており、初納入の時期を4度も延期している。飛行試験の多くを天候が良く、滑走路の数が多いワシントン州の空港で行い、遅れを取り戻す計画だった。だが、2日連続の引き返しと台風の接近もあって、少なくとも8月中の米国での飛行試験が厳しくなった。

 

三菱航空機の広報担当者は「整備に万全を期して米国へ飛行したい」と話している。

 

今回の異常はエンジンなど主要部位ではなく、空調システムのため、深刻な事態に陥る可能性は低いとみられるが、今後の飛行試験をトラブルなくできるのか、不安を残す結果となった。

 

これ以上の納期遅れは今後の受注活動にも影響を与えるとみられ、半世紀ぶりの国産旅客機開発の難しさを改めて浮き彫りにした。

 

航空評論家(元日本航空機長)の小林宏之氏の話 「空調システムの不具合が他の機器類に影響を及ぼすことはまずない。ただ、空調のトラブルは特に国際線など長距離のフライトの場合、出発空港に戻るといったリスクがある」




まあ飛行に支障はないだろうけど旅客機だからねえ。客船でも痛い目を見た三菱重工、基礎から勉強し直しかな。でもちょっと手遅れか。そう言えばATD-Xはどうしたんだろう。順調に試験は進んでいるんだろうか。





Posted at 2016/08/29 19:13:07 | コメント(0) | トラックバック(0) | その他 | 日記

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ntkd29です。CB1300スーパーボルドールに乗って9年、スーパーボルドールも2代目になりました。CB1300スーパーボルドール、切っても切れない相棒になり...
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