初代エスク乗り必見! Rデフオイルの白濁化解明と対策 他
目的 |
修理・故障・メンテナンス |
作業 |
DIY |
難易度 |
初級 |
作業時間 |
3時間以内 |
1
今回は整備手帳3本分を、結論のみ1本にまとめました。
1. デフの浸水原因を探る
走行は15,500Km 程だったが、この酷い汚れ様であった。
フロントはきれいなオイルのままだった。この汚れの原因は、水が混入した事。
四駆乗りの方なら より一層、事の重大性が、お分かりかと思う。
エスクは、デフへの浸水を防ぐ為、標準で、ブリーザホースが設置されている。
2
そのブリーザーホースを、下に潜って確認した。
デフの上から伸びて、左のゴムリングの中に入っている。
先端は開放されているが、これならボディの内部に先端があり、浸水の恐れはない。
*早朝、電話を入れて、これがブリーザーホースで間違いない事を確認した。
完璧な浸水対策だ。ここまで、やっている車は、殆どないだろう。
だが、「気が利きすぎて間が抜ける。」と 言う諺もある。
3
上記ホースは、写真の助手席側後輪のタイヤハウス後方に開口部がある筈だ。
筈だと言うのは、密閉されて外からは見えないからである。
4
ホイールハウス内部を観察すると、原因が分かってきた。
マーカー部の上が、蓋のようになっている。
そして、マーカーの丸の中の継ぎ目に、隙間が出来ていた。
5
原因はこれだろう。この隙間から、タイヤが跳ね上げた雨水が浸入して、
中で口を開けているホースに、水が落ちていたのだ。
だが、前回ここで交換に立ち会った時は、異常なかった筈だ。
*2014年の10月車検時に交換と書いたが、2014年3月の間違いだった。
この頃は、まだ写真の蓋のシールが、生きていたと見るべきだろう。
*写真は日本唯一、世界でもレンジローバーと初代エスクのみのサスシステム。
A型アームが中央に映る。車輪が自在によじれ、クロカンには最適。
だが、舗装路では、やや弱点があるので初代限りとなる。
なお、ブリーザーホースは、一番奥の太いホースだ。
6
・本工程6は整備手帳1本分の結果のみ記載した。
パテは振動で脱落する。硬化しないグレーのプチルゴムを充填済。
念を入れ、継ぎ目全部を清掃後に充填済み。角部分は、特に充填量が多かった。
養生後、ゴム薄の部分に追加充填予定。巻いてあるプチルゴムを切って充填する。
対策後、1年経過したら再びオイルを抜いて様子を見たい。
2. バッテリーの状態が不安定だ
前回計測で、CCAがそれまでの400以上が、一気に起動可能下限近い309まで低下。
その後の補充電も、通常の倍近い9時間を要した。補充電半日後 487CCA
翌日、上記交換で工場の往復後は、CCA586に急上昇した。
満充電後、15Km程度の走行で、更に100UPとは、測定器の精度も不安になる。
上下動が激しすぎるのだ。
7
・CCA急降下の原因?
夜、外に出るとエスクの車内が明るい。ルームランプが、点灯している。
昼は点灯はしていなかった。ドアストライカ調整後、以前程ドアが深く閉まらない。
閉めても、気温や地震・振動で夜間になると点灯する事があるようだ。
測定前に一度、この状態になっていた。
数時間の事なので、CCA309まで低下するとは思わなかった。
だが何回か、この状態になったと思われる。
8
スペースがないので、本欄は結論のみ記す。
・下に映る点灯スイッチが確実に押し込める処置をした。
前の対策品を剥がして、より厚く強力にドアに張り付くシートを貼付した。
・ルームランプ切替を、OFF側にセットしておいた。必要時のみ点灯させる。
これで、なおCCAの変動が激しい場合は測定器の買い替えを検討したい。
2019.03 購入 使用中、衝撃を与えた事は全くない。
日常のCCA内部抵抗値を燃費欄に記すが、興味ある方以外はスルーで結構です。
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