この記事は、
スウィーニー・トッド について書いています。
コッチが先だばがwwwwwwwwwww
全地が一つの言語、一式の言葉だった頃に
バビロニアの人々が
「さぁ、我々のために都市を、そして塔を建て、
その頂を天に届かせよう。そして、大いに我々の名を揚げて、
地の全面に散らされることのないようにしよう。」
と、神への崇拝ではなく、
建築者自らのの名を上げるために塔を建設していた時に
それを見た神が怒り、人々の言語を混乱させ
人々が互いの言葉を理解できないようにさせて
バベルの塔の建設を途中で終わらせた。
という事が旧約聖書の創世記、第11章にあるそうな。
ま、そのまんまが題名になってる「バベル」を見た。
ブラピと
すわ、オスカーか!?と騒がれた菊池凛子の
熱演と言う事で話題になった映画ですな。
映画の内容は上記の通り、言語によるコミュニケーションが
不可能な状態での群像劇である。
ま、インパクトはあるが、展開は凡庸
てか、それ以上にワシにとっては
不快以外のなにものでもない映画であった。
映画には「芸術作品」っつーのが沢山ある。
難解でよく解からん奴な。
あと、セクロス描写が「芸術か否か?」みたいな映画とかあるやんか。
この映画も多分、そう言うタブー的な描写を織り交ぜつつ
現代の社会が抱えている問題を云々~と伝えようとしているのは解る。
が、ワシにはとにかく「不快」でしかないのだ。
ワシは「ピンクフラミンゴ」とかそう言うカルト系の映画や
ホラーなんかを好んで見るし、
ウンモもらしたとかも平気で書く日本の底辺に属する部類だが、
どうにもこの映画のそういうシーンが看過できないのである。
子供のアレのシーンもそうだし、
菊池凛子の一連の描写についても同様である。
こう言うのを見ていわゆる「通」の人たちは
ここにこそメッセージが込められているとか
言うのだろうが、んなもんワシには感じられないのですよ。
深読みするのは映画を見るうえでの醍醐味ではあるかと思うし、
このような確かにメッセージ色の強い映画では
そういう部分を考察しなければ眠たい映画になるだけである。
しかし、わざわざおもらしとかアンダーヘアーとか
そういう描写にメッセージをこめるのか?
必然があったからそう言うシーンが挿入されるワケだが
この映画はそこにメッセージが込められていると言うことか?
こういうシーンが結果的にインパクトとして残ると言うことは
そう判断しても良いという事なのだろうか?
ほな、これは
おもらしや子供のアレに社会的メッセージが込められた映画
っつー事?
それとも子供に銃を撃たせて今の病んだ世界を憂いているってか?
アホかと。
リアリティ感を出そうとする画面の展開と、
メッセージ色の強い内容、過激な表現
それだけ抽出すれば確かに芸術作品と取れるかもしれないが、
小難しい展開と禁忌的表現に挑戦する事で芸術になったり
有名な賞を取れるのだろうか?
展開だけで言えば尻切れトンボだし、
なら共通テーマの完全なオムニバスにすれば
役所広司と部分で連結しても不合理はない。
劇中内の時間軸の展開においては
「パルプフィクション」なんかの方が全然上であるし、
多分、「呪怨」でさえこの映画に勝っている。
何?そのぶつ切りの所にまた意味があるってか?
そこまで読むほどコッチは頭良くないんだばが!
で、菊池凛子である。
確かに熱演であるとは思うが、
ワシにとってはキモチワリィだけである。
色んな意味でタブーとか危険な映像、
生理的にも不味いようなモノを沢山見てきた
ワシなのに、あの程度の表現でもキモチワリィと思った。
何で受け付けなかったのだろうか?
日本女性に対する幻想が拒絶反応を示したのか?
違うな。
別に「ブラウンバニー」のエンディングを
ワシはアリだと思うぐらいだからな。
ブラウンバニー自体は糞だと思ったけど。
じゃなんだ?
監督の意図しているところにあざとさを感じて
菊池凛子が熱演すればするほど「わざとらしさ」を
感じたからか?
これは今無理やり考えたから違うな。
結局よくわかんねーが、
とにかく不快だ。
てか、日本のほかの女性もあんな感じと取られるんじゃねーか?
別に日本じゃなくてもええんちゃう?
カオスって言う意味では香港とかの方が合うような気がするのによ。
てか、モロッコ・メキシコ・日本と言う舞台設定と事件。
監督の日本観と言うかなんとなく見えてこないか?
無理やりこじつければ、
テーマの壮大さと全てを曝け出す表現、
不条理な結末
これらをもって「芸術的」と深読みさせるために
一連のシーンを入れたとワシには感じられて
そこに「狙い」の汚さと「狙った」故の「過剰表現」に
強い不快感を感じたのかもしれない。
狙った芸術ってアリなの?
芸術であれば、メッセージを匂わせば
そういうのは「アリ」なのか?
そして、参考に色んな批評を読んでみたが
そこに言及していたのはごく一部であった。
他のレヴュアーはそこには興味が行かなかったようである。
ワシが変だと言うことか。
ちっともまとまらなねぇ。
最後にこの数十行を台無しにする
見事にワシのキモチを
端的に表現したコメントを見つけたので
紹介する。
=以下引用=
「頭の良い」馬鹿が騙され易い幼稚な作品。
こういった深い振りをした思わせぶりで下品な映画が良いと思わなければ馬鹿、
もしくは映画を知らないというなら、「馬鹿」で良いや。
3行で終わる話やったな(苦笑)
評価:0点
購入価値:あるかんなもん
Posted at 2008/01/31 12:49:51 | |
トラックバック(1) |
movie | 日記