
2015年12月5・6日 鈴鹿サーキットフルコース
ジワジワと冬支度が募る今日この頃。
泣いても笑っても今年最後のレース、Final Round VITAクラスにエントリーです。
最終戦はいつも台数が増えるのですが、今回は東から西から全国で展開しているVITAが名を連ねています。
Top画像 Photo By Shinya Ozaki
まず結果から述べますと予選2位、決勝2位の成績で今年の締めくりとなりました。
決勝2位と言う結果で周りから「おめでとう!」と「残念やったな!」と言う声が
2つに分かれてチョッと複雑な心境であった。その内訳は後ほど↓
■ 予選 ■天候: 晴れ 10:45 スタート 20分間
Photo By You.S
いつものようにターゲットを絞る。速そうなマシンの後ろに就き
引っ張ってもらうような作戦を立てる。が思うように行かない(苦笑)
1~2周目はタイヤの状態を探り、コンディションが良くなったところで
アタックするがすぐに前車に詰まってしまう。ストレートでスリップを使い
上手くオーバーテイクするようにして徐々にタイムを縮めていき
自己ベストの26秒台突入!自分でもビックリ。

まさかそんなタイムが出るとは思わなかった。
その後コーナーでのスライド量が多くなりタイムはもう出ないと判断して残りLAPを他のマシンの走りを研究することにしたがタイヤエアー高めだったのか不安定になってきたので1LAP残してピットインした。
2番手!26秒台に3人もいます。いや~簡単にポールは取れませんな(汗
Photo By Shinya Ozaki
しかし、まずまずの結果で一安心。
■ 決勝 ■ 曇り時々晴れ 10時スタート LAP8
前日の予選より少し肌寒く路面温度も少し低い?多分。
Photo By You. S
フォーメーション時フロントがグリップしなかったので十分にタイヤを温めてグリッドに着く。
前方には何も見えない。そうフロントローなのだ!
Photo By Shinya Ozaki
実に気持ち良い。今まで何度かスタート上手く行かなかったので気が引き締まる。
グリッドで声をかけてくれるが、みな
「信号はちゃんと見るように!」
「焦らずに行け!」
「ここは下り坂だから気をつけて!」
と自分のやらかした注意事項をおさらいしてくれます(笑
柳田アナウンサーのグリッドインタビューも受けました!
Photo By Shinya Ozaki
シグナルオフ!タイミングはバッチリ!しかし、ホイルスピンさせてしまった。
やはり出遅れたみたいで1コーナーでは予選3番手のマシンが斜め前に行く。
イン側を走行していてすかさず攻める。その時、軽く接触してしまった。
ゴメン!先行を譲って頂き?前に出ることになりグリッド順位通りとなる。
Photo By Tadashi Iida
その後、前後の間隔を見ながら前に出ることを考える。
しかしトップよりウチのマシンコンディションが良いようだ。
早めにオーバーテイクしてしまおうと隙を待つ。
2LAP目にさしかかる時シケインで上手く車速のせることが出来
メインストレートでスリップ使い、1コーナーで前に出ることになった。
Photo By Tadashi Iida
やったぜTOPだぜ~。マシンコンディションが良いから一気に引き離そうと企む。
ミラー越しに2番手争いがヒートしているのでこの機会に。。。と思った矢先、4LAP目でまさかの運命の分かれ目のSC(セフティーカー)がコースイン!
VITAのスプリントレースでSCがコースインすることは実に珍しい。
自分がTOP走行中にSCが出たのは初体験じゃないかな?
デグ2でイン側にコースアウトした車両の回収のようで、
そんなに時間がかからないと思っていたが2周費やしてしまった。
残り3LAP。何としてもTOPをキープしたい。
ミラー越しに自分を狙うTOPグループ。失敗は許されない。かなり緊迫した戦いになった。
この緊張感はワンメイクレースの醍醐味。
Photo By Shinya Ozaki
再スタートはこっちのコントロール下。どこで仕掛けようか後ろの車両との距離感を見ながら考える。
Photo By Shinya Ozaki
上手くリスタートできたと思うが、2番手が思ったより離れなかった(焦
残りLAPを逃げ切ろうとしましたがどうやら後方のコンディションが良いみたい。
常にスリップに入られていつ抜かれてもおかしくない状態。
残り1LAPに差しかかるシケインで丁寧に走り過ぎたのか、後方との距離が縮まる。
ヤバイ!メインストレートでしっかりスリップに入られてグングン車速乗ってくる。
ピットレーン過ぎた辺りから第1コーナーに向けてイン側に入ってくる。
そこで1コーナーでブレーキング勝負としたいところ、横一列に並んだ時、正直、先方さんの走りが読めなく、ましてやコンディションで負け気味だったのでメンタル的に負けたのかイン側が甘い走りとなり、1コーナーでパスされてしまった。
Photo By Tadashi Iida
多分、今シーズン決勝レースで初めて抜かれたかも。ショックは隠し切れない。
最終LAPなんとしても取り返したい気持ちで後を追うが差が縮まらない。
それどころか3位走行のマシンにも追いつかれてしまう。
ヤバイ、ポジションキープしなきゃと焦りが出る。
慎重に走り、残念ながら2位でゴールした。
自分的にはVITAクラス初優勝と言うチャンスを逃し非常に悔しい思いがあった。
でも22台中で2位表彰台という素晴らしい結果を出せた達成感もあり、
両方の気持ちが交差し非常に複雑な心境で表彰台に上がった。
もちろんシャンパンは盛大優勝したT氏に注ぎましたよ(笑
PhtoBy Gotoh
みん友のモン吉さんが2コーナーでレース模様を撮影してくれました。こちらもどうぞ!
ワンメイクレースの難しさを味わったFinal Roundでした。
今シーズンの成績は7戦中、1戦欠場、1戦ノーポイントでシリーズ3位まで
上がることが出来ました。感謝!!
Photo By Shinya Ozaki
2015年のレース活動は終了しますがこの一年間ご声援頂いた皆様方に感謝の意を
表し、いつも勝てるマシンにして頂いたREV RACING GARAGEのスタッフ様、
そして応援して頂いたお客様、我がままを聞いて下さった各スポンサー様、有難う
ございました。この場をお借りして厚くお礼申し上げます。
Photo By Shinya Ozaki
2016年度のNABEのモータースポーツ活動は気持ちの整理がつきましたら
改めて参戦発表させて頂きます。ありがとうございました。
NABE