Top画像 Photo By Iida Tadashi
2017年2月26日 鈴鹿クラブマンレースRound1 東コース
今年の開幕戦、始まりました。昨年暮れからVITAを卒業するか、どうするか悩みエントリー計画が立てられずにいました。
しかし今年からVITAのコントロールタイヤが変更になるため、これも新たなチャレンジかと思い、引き続き鈴鹿クラブマンレースにVITAでエントリーすることに決まりました。
実はこの開幕戦から時間が経っているのですがショッキングな出来事が有り、
久々のブログアップになります。
詳細は後ほどで。
鈴鹿クラブマンスポーツクラスのコントロールタイヤがADVAN FLEVAに変更になり
昨年より全く違う性質の指定タイヤとなりました。それによってドライビングスタイルも変わり
VITAクラスの皆さん足回りのセッティング変更など色々と試しておられましたね。
#78のセッティング変更はレース本番までの時間が足りなく変える勇気も無く
昨年の仕様のままで開幕戦に挑むことにしました。

前日の練習走行で何度もスピンを繰り返し、少し自信喪失していましたが
今までの一番良かったセットで行くことにしました。
■ 予 選 ■ AM10:25~15分間
比較的予選開始時間がゆっくりで気分的にも楽であった。
お天気も良く絶好のモータースポーツ日和。
スタート開始前にピットロードで並んで待つ。前車は宿敵#71、昨年のチャンピオンだ!
好位置に着けた。1~2LAPはタイヤの状態などをチェックして3LAP目からアタックに入る。
#71とは少し離れたが追いかける格好になり上手くまとまった。
しかしよくスライドして一発勝負のような走りでもあった。その結果自己ベストが出て、
もうお腹一杯になりアタック終了として残り時間を利用して決勝のタイヤ作りに専念する。
電光ボードの予選1位には#78がずーっと表示されたまま。。。チェッカー!
予選トップ!ポールポジション獲得!やりましたね。

お昼はケイタリングでは珍しく鍋料理。
豆乳鍋とキムチ鍋。美味しく頂きました!
ご馳走様でした!
■ 決 勝 ■ 15:55スタート
日中は暖かかったが少し気温も下がってきたよう。
いつものようにダミーグリッドに着く。ウ~ン見晴らしが良いもんだ。
いよいよ開幕戦決勝レースが始まる。シグナル点灯。
クラッチを切りローギアに入れ、シグナルオフまで待つその時、クラッチが少し繋がり
マシンがピクッとシャックリ起こすがすぐさま止まりシグナルオフのタイミングを計る。
シグナルオフ!スタート。タイミングは悪くない!トップで1コーナー進入。
その後もハイペースで走行。後続車をグングン引き離しにかかる
Photo By Iida Tadashi
その時、
#78ドライビングスルーペナルティの表示が。。。???
あのシャックリがイケなかったのかな?
あーあー。折角トップで走行しているのに勿体無い。。
仕方なくドライビングスルーペナルティを受け再びコースに戻るが最後尾になってしまった。
まだレースは終わっていない。
最後まで諦めないで全開で走る。
次々とオーバーテイクして行くが残念ながら取り戻すことが出来ませんでした。
そこで悪夢が。。。
いつものようにチェッカーフラッグを受け、あー終わったと残念がり、
サインマンに挨拶してふと前を見ると前車がブレーキを踏んでいる!
あっと思った瞬間、避ける間も無く追突してしまい、
その前車をジャンプ台代わりにして車体が浮き上がり、そして転倒してしまった。
速度が出ていたからひっくり返った状態のままコース上をスライドして、
200M位は滑ったのだろうか?やっと止まった時にはⅠコーナーに差し掛かっていた。
スライドしている間もはっきりと意識があり目の前を火花が横切る。
早く止まってくれと願わんばかりであった。やっと止まったときにはホッとした。
大変怖い思いをした。VITAの頑丈なロールゲージやセミモノコックボディのお陰で
全くの無傷であり、改めてVITAの安全性の高さを認識しました。
そしてHANSも自分を守ってくれました。
追突されたドライバーさん大変申し訳ありませんでした。
幸い軽い打撲症で済んだようなので安心しました。
そして、ゴール後にひっくり返ったところを救出してくれたオフィシャルの方やマシンを止めて
手伝ってくれたAさん、ありがとうございました。
チェッカーを受けてからの気の緩みがこの大きなアクシデントを起こさせてしまって
レース関係者の皆様方に多大な迷惑、そしてご心配をお掛けしましたことを
この場を借りて心よりお詫び申し上げます。すみませんでした。
しばらく反省モードで、そしてペナルティーやアクシデントについても振り返りを行いました。
今後も走りたいが、許される状況かどうかも考えました。
体のダメージはなく、いけるだろう。
マシンも頑張れば次戦まで修復できる可能性がある。
そしてこのアクシデントを心配してくれたり、復活にむけて励ましを頂いたりと、
心のダメージもお陰様でかなり和らいだように思います。
そしてドライバーとしての心構えは?今回のミスで強く心に刻みました。
マシンもメンテナンスガレージが第2戦に間に合うよう必死に修復にかかっており、
あらためて気を引き締め、初心に戻ったつもりで次戦にのぞみます。
引き続き応援宜しくお願いします。
NABE