ETC 作戦に出た e-Tax

2月半ばってことで、確定申告の季節。今年も e-Tax で申告予定。

e-Tax というのは、国税の電子申告システムのことなんですが、毎年、ほんの少しづつですが、良くなってきています。今年は、重すぎるソフトを使わなくても、確定申告書等作成コーナーから直接送信できるようになっていたり、24時間受付になったりしています。逆に言えば、電子申告なのに 24時間受付じゃなかったのが不思議なくらいですけど。

でも、まだまだハードルは高いと思います。最大の難関は、おそらく、


さらに、折角の電子申請なのに、源泉徴収票や領収書などの添付書類は、税務署に持参するか郵送しなければならないので、だったら、一緒に申告書も持参するなり送るなりすればいいわけで、電子申告の必要性はほとんどありません。

実際、昨年の利用率は、0.4％であります。それなのに、5年後には利用率を 50％にするなどという無謀とも思える計画を立てていますが、このままでは、パスポートの電子申請の運命と同じ道を歩みかねません。

これに危機感を感じているのか、税務署からの封筒には必ず e-Tax のことが書いてあります。ベッキーも宣伝してました。キャンペーンは半端ではありません。

でも、本気で普及させたいなら、宣伝告知では足りず控除などのメリットがないとダメだと思っていたら、どうやら検討しているようです。来年からですが、

• 電子証明書を取得した個人の電子申告に係る所得税額の特別控除の創設
• 電子申告における第三者作成書類の添付省略

と、ETC の普及作戦のような電子申告普及作戦。そこそこ熱意を感じます。