
さて今週末の過ごし方はと言うと…、久々に嫁さんのバイクとの格闘でした。(;^_^ A フキフキ
そもそも、うちの嫁さんには所有バイクが二台ありまして、一台は600ccのフルカウルツアラーモデル、そしてもう一台は250ccのオフロード車…。
そしてここ数年嫁さんは腰痛が酷くて、ほとんどバイクには乗らなくなっており、極稀に体調が良い日に乗れても250ccのオフ車で近場まで~、が常となっております。
そうなると必然的に600ccのバイクの方は、乗ってもらえる事も無くなってしまい、月に一度程度、私がガレージでエンジンだけは掛けて暖気する程度(暖気ばかりではバイクには良くないのですが…)が関の山。
そして半年くらい前には、取外してちょくちょく補充電していたバッテリーも御臨終。(T_T) ウルウル
そうこうしている間にそのバイクも車検が迫ってきて、もう少し軽い大型バイクに乗り換えるか、今のバイクを整備して車検を通すかの選択が迫られていたのです。ウーム (; _ _ )/
ただ、嫁さんも根っからのバイク乗りらしく、降りる or 車検を通さず保管するという選択は無く、取り敢えず車検は通して久しぶりに乗ってみたいとの要望がきました。そこで、どのみちユーザー車検を通すためにも久しぶりに点検・整備をしておこうと各部点検を始めたところ…。
エンジンは時々火を入れていた為に始動・その他に異常は無かったのですが、燃料系統のチェックで久しぶりにタンクを覗いてみてガックリ… Y(>_<、)Y。写真の様に内部には結構な錆が至る所に浮いておりました。
ガレージ保管なので、その他の部分にはさしたるダメージは見られなかったものの、やはり暖気のみで走らせる事も無く、ガソリンが満タンで無い状態が続いていると、瞬く間に結露で錆が進行してしまいます。o(;△;)o エーン
嘆いてばかりいても始まらないので、とりあえず古いガソリンを抜き出してタンクを外しに掛かります。
しかし昔のバイクならば、ガソリンコックを閉めてホースを抜くだけで、比較的簡単にタンクは外せたものでしたが、最近のFI車…というかガソリンタンク内にフューエルポンプユニットが内蔵されるタイプのバイクでは、FIへの圧送の為に、ごついホースがバンジョー締結されており、タンク外すだけでも一応シール類の消耗品交換が発生してしまいます。
まぁ事前にサービスマニュアルでシール類の交換が必要な事は解っていた為、行きつけのバイク屋で既に部品は手配済み。気にせずバンジョーを緩めて、ひとまずタンクを車体から降ろします。
そしていよいよフューエルポンプユニットを取り出しましたが…、想像以上の錆状況です。「(≧ロ≦) アイヤー
ただしユニット自体に錆の付着はあるものの、大半はもらい錆程度でパーツクリーナーで取れる程度のものでした。しかしパーツクリーナー一本使いきってもまだ錆が残っている状態…。これでは埒が明かないので、結局行きつけのバイク屋の洗浄台を借りて洗油(灯油)で地道に錆を落としました。
…で、苦労の甲斐あってか、何とか綺麗になりました。ヽ( ̄▽ ̄)ノ
幸いユニットのストレーナへの錆の流入も比較的少なく、洗浄であらかたは除去できた様子。錆が進行してからは、下手に走り回らずに暖気だけだった事…、その点だけは良い方に働いた様です。(;^_^ A フキフキ
さてお次のガソリンタンク内部の錆落としについては、もはや定番中の定番である“花咲かG”を使います。
四輪車の方でタンクの錆落しをされる方は、ほとんど居られないと思いますが、二輪車ではタンクの取外しが比較的容易なのと、錆の進行が確認し易い(目に付きやすい?(^u^)プププ)ので、個人でも錆落しをする事が稀にあります。
今回のタンク内部の錆は、明らかに結露による錆の進行と見て取れる様に、水滴が出来た箇所を中心に、ポツポツとした点錆が発生していました。
それでもタンク内部の錆の進行も比較的軽度で、表面に浮いた錆を取り除くとスチールの極薄い表面のみの侵食に留まり、深く侵食された様な錆では無かった点に救われました。
先にも触れた様に、最近のフューエルポンプユニット内蔵式のバイクだとタンクを外すのに、多少の手間と消耗品交換が発生する点が面倒です。
しかし反面で言えば、ユニットの取り付け穴が比較的大きく作られている為、ユニットを取外しさえすれば手首までタンクの中に入るので、自分の手で真鍮ブラシを駆使してやれば粗方の錆を直接落とす事が出来る点は大きな利点にもなります。(≧∇≦)b OK!
粗方の錆を落としたら中性洗剤でタンク内部を洗浄し、本来の給油口にゴム栓をして漏れ止めをしたあとひっくり返し、先の“花咲かG”を薄めてタンク内一杯まで薬液で満たして一晩浸漬をします。
翌日には、浸漬した薬液により内部の錆はほとんど取れておりました。
そこで内部の薬液を排出し、再度内部を流水で綺麗に洗浄。
そして花咲かGの取説にあるとおり、浸漬前の薬液を1リットル程、最初に取り置きしておき、最後にその薬液で内部をリンスする事で、タンク内部に防錆効果を得る事が出来るとの事でリンスを実施。
そのままタンク内部の乾燥を待てば錆取りは全て終了。写真の様に綺麗に錆が落とせました。(≧ ≦)Ω ヨッシャ!
そして先のフューエルポンプユニットを新しいシールとアルミワッシャーに交換して組み付け。新しいガソリンを補給して漏れが無い事を確認して車両を復旧。マシンも何事も無かったかの様に、元気に息を吹き返してくれました。キラーン d(-_☆)!
浸漬の時間も考えると、今回の錆落とし作業だけでも週末は潰れてしまいましたが、意外と楽しみながら作業できましたし、メンテナンスによってマシンが以前の正常状態へ復旧されていく様は、掛けた苦労が報われる様でワクワクします。
…とっ、それ以前に今回の様な事態にならない様に、普段から気を配ってやらなければならないところなんですが…。(⌒o⌒;) …
ブログ一覧 |
バイク整備 | 日記
Posted at
2012/06/25 00:45:02