2011年05月31日
ドラッグレース
ドラッグレース(Drag race)は、アメリカを発祥とする直線を停止状態から発進し、ゴールまでの時間を競う自動車競技。
シグナルが変わった瞬間の一瞬の反射神経と巨大なパワーを路面に確実に伝えるためシフトチェンジやペダルワーク、そしてそれらを維持する精神力を競う。元々はアメリカの若者の間での夜中の違法レースが発祥とされている。サーキット競技とは違い、十数秒、ドラッグレース専用のハイパワー競技車の場合は数秒で勝敗が決し、またスタート前のバーンナウトおよび、場合によっては走行中にも濛々と上がる白いタイヤスモークやナイトラス・オキサイド・システムのパージバルブを作動させたときに出る白煙、盛大なエンジン音を響かせるレースカー等、見た目にもインパクトが強い競技でもある。そのため、競技としてではなく興行として行われることもある。
発祥地のアメリカではさまざまなクラスに分けられ、全米規模の協会もあるなどモータースポーツとしての地位を確立している。日本国内ではJDDAやビッグエンドレーシングクラブ(BERC)のレースが知られている。
概要に書いた通り、公道で行われていたレースが発祥である。ただし、このころは競技化されていない。 それを、アメリカのドラッグレース団体「NHRA(ナショナル・ホット・ロッド・アソシエーション)」が競技化したことが「競技としての」ドラッグレースの始まりとされる。
スクーターからスポーツカー、果てはトラクターヘッドや特殊な競技車まで多種多様な車種で行われる。車種は通常競技では統一しているが、公道での違法レースや興行の場合は違う車種(例を挙げるとバイクのスーパースポーツ対スーパーカーなど)で行われることもある。 また、ほとんどの場合2台で1対1の形式で行われる。 距離は特に定められていない。ルールによって短い距離で行うこともあれば、長い距離で行うこともあるが、1/4マイル(約402m)で行われることが多い。特に1/4マイルでのドラッグレースのことを日本では約0-400mの競技区間であることからゼロヨンと呼ぶ。
そのわかりやすさからか競技にまったく関係ない市販車の性能を表す一つの物差しとしてゼロヨンのタイムが使われることがあり、かつてはメーカーがカタログスペックの一つとしてゼロヨンのタイムを掲載することもあった。(少なくとも、かつての日本車や韓国車のカタログ・CMで見られることがあった。SS:スタンディングスタート4分の1マイルx秒と表記される場合もある。)
また、国鉄専用に用意される高速バス車両の性能要求には「ゼロヨン29秒以内」というものが含まれていた。これは元々、高速道路上のバス停から発車することを考慮したものである。
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Posted at
2011/05/31 21:35:20
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