クイックブライト恐るべし

我がレガシィ君は50thアニバーサリーで、アイボリー色レザー＆アルカンターラのシートなのですが、特にレザー部分は購入当初（８年落ち中古です）から、妙に薄汚れた印象が気になっていました。運転席だけでも表皮を変えようか、と思いましたが、あまりの高額（17,8万円）に諦めました。ならば少しでもキレイにならないか、と、家のソファで使っているレザークリーナーや、その他の車のインテリアクリーナーを試してみましたが、ちっとも汚れが落ちません。
ずいぶん前に読んだ、CG別冊の「極上中古車を作る方法」という、自動車評論家の福野礼一郎氏の本を思い出しました。古めのロールスロイスを新車同様にレストアする、という内容です。予算には糸目を付けない方なので、私のような貧乏人には参考に出来ない方法も多かったのですが、白い革シートをキレイにする方法として、「クイックブライト」で洗うのが一番だ、というのは頭の奥底に残っておりました。しかし、当時は「クイックブライト」は日本では入手困難だったのでした。
ふっと思い立って探してみると、今は下記サイトで手に入るではないですか！という訳で購入。

大きなバケツの中味はアメリカンなピンク色。このまま使ってもよし、薄めて使ってもよし、ということです。

今回は、スポンジに原液を取り、水で泡立てて、その泡を歯ブラシでシートに付けて、こする、浮いた汚れと泡を絞ったタオルで拭き取る、という手順で行いました。上記の本で紹介されていた方法です。
みるみる汚れが浮き出てきます。

3回も繰り返すと写真のとおり。汚れがひどかったサイドサポートで、下半分が汚れを取ってみたところです。
アルカンターラ部分に付いても悪いことはなさそうですが、今回はレザー部分のみ洗っています。

今度は反対側。上半分が汚れを取ってみたところ。今までの苦労は何だったんだ・・・
洗った部分は、中央のアルカンターラ部分と、色が揃っているのが分かって頂けると思います。

今日は時間不足で全てのレザー部分は終了しませんでしたが、半日掛ければ全てキレイになるでしょう。
クイックブライト、明るめのレザーシートでは、特にお勧めです。

ちなみに上記の「極上中古車を作る方法」によると、「車用のレザーシートは細かい気孔まで塗膜で覆われており、『車用レザーケア製品』の類いは、カビを誘発したり汚れを取り込んだりするだけで、かえって悪さをするだけ。革シートの一番の手入れは、何もしないこと」と喝破されております。汚れた時にクイックブライトで洗うことを除いて。