
フランス車生活17年目、4台目のフランス車はCitroen C4カクタス。本日納車されました。
これは元々コンセプトカーを欧州で売っちゃったってモデルで、シトロエンジャポンの正式ラインナップではなく、右ハンドルのイギリス仕様を当初限定200台、追加で100台を臨時で導入したうちの1台。結構希少価値が高いです。
フランス人は合理的と言われる。「合理的」を辞書で引くと、
1 道理や論理にかなっているさま。
2 むだなく能率的であるさま。
とある。まあ1ではないわ(笑)。
フランス人は無駄なく能率的。用が足せれば安物で良いと考える。しかし安物をそう見せないセンスがあってむしろお洒落に感じられる。チープ・シックなんだな。
C4カクタスを最も特徴付けるのは、ボディ側面と後ろに貼られた樹脂製のバンパー「エアバンプ」。この中には空隙があって少々の衝撃からボディや対象物を守ってくれる。簡単にいうと梱包材の「プチプチ」が張ってある(笑)。これをフランス流合理主義と言わず何と言おう。
装備品はミニマルな感じ。ナビなしというのは欧州車では珍しくはないけど、CDなしはちょっとびっくり。ドアミラーの格納は手動。リアの後部座席のウインドーは下がらないし、給油口も手で開けるタイプ。合理的(笑)メーターパネルは超シンプルで、速度とギアポジション、燃料計とオドメーターのみ!ピカソもそうだったのですが、水温計はなく、警告灯のみ。でもその警告灯も一度も点いたことはなかったので、欧州車は日本の夏に弱い、というのは今は昔。
ディーラーから乗って帰ってきただけですが、ボディは16万キロ走って少々やれていたPicassoと比べると剛性感あって好印象。ステアリングはまだ新しいからか抵抗感がありますが、ダンピングが効いていて、クイックレシオなので切れば即時にノーズを右に左に向けてくれる。久しぶりに運転が楽しいクルマ。
まぁこれからよろしく頼みます。
Posted at 2017/04/29 22:50:24 | |
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