2005年03月07日
3月3日午後11時50分
祖父が他界しました。
その日仕事から帰って様子を見たのが、午後8時過ぎ。
祖母が
「昨日と変わりないよ。
息の調子も変わらないし
無意識のうちに頭が動くのも変わってないよ。」
うんうん、これなら誕生日(3月6日)までもつかもしれないな~。
って私と他の家族もそう思ってました。
午後10時30分すぎ
お風呂に入りながら、ボーっと考える。
「今日で医者の言われる『3日』だけど、
結構もちそうだよな~。
んでも・・・誕生日までもあと3日かぁ。
3日・・・長いな。」
午後11時過ぎ
ずっとつきっきりで看取っていた祖母が
「何か息の調子が変わった。」
確かに今までの呼吸のリズムではない。
父が
「今晩から明け方にかけてやばいかもしれない」
祖母が
「じいちゃんは私が看ているから」
ということで祖母以外ひとまずその場を離れる。
午後11時50分
祖母が
「息が止まった・・・。ちょっと確かめに来て」
・・・息してなかった。
・・・安らかな顔してた。
・・・ふとした瞬間にまた息し始めるかと思ったけどすることはなかった。
・・・自然に涙が出てきた。
・・・私は涙腺はきつめだから、少々のことではなかないと思ってたのに、そんなこと関係ないくらい涙が出た。声を出して何かを言おうとすると余計に涙があふれた。
家族を失うという、事を大きさを感じた。
想像以上に大きかった。
今日葬儀でした。
葬儀を終え、出棺。
そして火葬場へ。
祖父の最期の顔をしっかりと胸に刻み込む。
焼くところに入っていく棺。
喪主である父がスイッチを押す。
涙が出た。あふれてきた。
とめどなく多くの涙があふれてきた。
人目をはばからずに大泣きした。
26年余り生きてきた中で一番泣いた。
涙は出ると思っていたけど、ここまで泣いてしまうとは思わなかった。
家族を失うということは、途方もなく重いもの・・・なんですね。
普段泣くことなんてない、喪主の父
孫の中では一番祖父の相手をしていた兄
ここ数年は祖父と話もしていなかった弟
ずっと世話をし続けた祖母
祖父のための食事療法を一生懸命に研究した母
そして、自分
それぞれが祖父の存在の大きさを感じ
そして、涙した。
祖父は死出の旅路に旅立っていった。
向こうでも元気にやっていってな。
じいちゃん。
Posted at 2005/03/07 21:16:32 | |
トラックバック(0) |
雑記 | 暮らし/家族