■あなたの愛車について教えてください(モデル名、年式、型式、グレード)
スバル アウトバック 平成15年式 BPE 3.0R
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スバル レガシィツーリングワゴン 平成21年式 DBA-BR9 GT SI-Cruise
■SUBARU AWD 雪上ドライブ自慢をお聞かせください
スバルのレガシィにアウトバックと呼ばれるモデルが発表されて、始めてスバルのAWD車に乗り換える事と成りました。
以前より冬季は積雪地帯に、レジャーで訪れる事が多かったのですが、スバルアウトバックに乗り換えてから、更にその機会は増えました。
積雪地帯に向かうまでの高速道路を移動する際に、安定したAWDの恩恵を受け、快適なクルージングが約束されており、更にインターチェンジを降りて、本格的な積雪地帯に入ると、更にその性能を存分に発揮してくれました。
登りでは走破力の強いAWDにて安定した登坂を約束してくれます。
また下りでは、滑り易いスラロームカーブでも、VDC(横滑り防止装置)により、あたかも強大な力で車体が守られたかの如く、発生するスリップ現象を補正して、ドライバーに安全な走りを約束してくれました。
また一般の積雪路だけではなく、深夜の完全凍結状態でも、丁寧なアクセルワークをしてやれば、通常では完全にスリップして登れないような坂道でも、VDCアシストで登坂していきました。
まさにAWDとVDCはピッチャーとキャッチャーのような関係で、完全なる守備のような走りの安全を確保してくれました。
また、アウトバックの地上高の関係から、多少の積雪でも乗り上げ走破してく様子は、他のワゴン車では追従できない優位性を持っておりました。
時代が移り変わり、レガシィも世代交代したのですが、当方の家族構成も変化し、パッセンジャーズユーティリティにも方向を定めた、五代目レガシィが発表され、愛着のあったアウトバックでしたが、新しく変化したレガシィに乗り換える事となりました。
走行性能では、ドライ路面では3.0L・NAから2.5Lターボへの乗り換えで非常に力強く、しかしながら燃費向上にも検討された設計に、長距離の移動も楽で、経済的にも貢献してくれました。
5代目レガシィの雪上走行は、特に非の付け所が無く、相変わらず安定したAWDとVDCの組み合わせで、VDCの作用も4代目アウトバックと比較して、非常にマイルドに作用して、更に運転者に不安を与えないようになりました。
特筆すべきは、除雪作業が行き届いていない道に入った時の事でした。
目的地まであと少しの距離を残す状況でしたが、除雪はおろか車両が進入した形跡すら無い(轍が無い)状況で、諦めて引き返す決断をした事がありました。
引き返す理由にはもう一つあり、それは同じ道を走ろうとして当方に追従してきた、他社ライトクロスカントリーSUVに問題がありました。
その方は見ず知らずの方でしたが、当方のレガシィの雪上走破性能に追従してきたのですが、タイヤがサマータイヤで、かなり無理をして進入していたようです。
方向転換や、スタックといった動け無い状態から移動する為に、一旦轍を外れると、即座に雪に埋もれ、単独では身動き出来ない状況が何度もありました。
見知らぬ方とは言え、雪深い山中、携帯電話も通じない状況でしたので、当方のレガシィで何度も何度も牽引ロープ(当方持参)を用いて安全で、自走出来る所まで救出しました。
たとえ当方がスタッドレスタイヤを装着しているとは言え、当方単独で轍を乗り越え、方向転換するのも難しいくらいの路面状況で…
自重より遥かに思い車体を引き上げるレガシィの力。
凄まじいものでした。
当然足場は豪雪状態で、一歩間違うと自らがスタックしてしまう。
そのような状況で、力を発揮したのは、SIドライブとVTD-AWDでした。
SIドライブを、Iのインテリジェンスモードにする事により、より繊細なアクセルワークが可能となりました。
またVTD-AWDが、まさに滑ろうとする状況を前後でトルク配分を上手くコントロールしていたようで、まるでドライな路面でタイヤを蹴っているかの如くの働きをしました。
当然助けられる側の、他社のライトクロスカントリー車では、同じような前後トルク変化は無かったようです。
あまりに使えないAWDシステムに、スバルと同じ『AWD』と名乗って良いのか疑うような、システムでした。
雪に嵌っては、そのたびに何度も何度もレガシィが牽引して救出姿を、雪山行楽の下山客が多数目撃する事となり、スバル(レガシィ)のAWDには、第三者からの賞賛をも受ける結果となりました。
雪上レスキューカーとしても、AWDの性能を発揮したスバルレガシィ。
改めてポテンシャルの高い車設計したスバルには大感謝の経験でした。
■フリーコメント
スバルのAWDは、素晴らしい。
何故なら、単に4本のタイヤが駆動してるのでは無く、刻一刻と変化する路面状況に合わせて、まさにインテリジェンスと呼べる頭脳が、走りの安全を制御しています。
通常の雪道であれば、涼しい顔での走行が約束出来るかもしれません。
また、車の性能を極限まで引き出す状況でも、若干の滑るなどの挙動は見せますが、出来ない・不可能までの限界域が天井知らずのような性能です。
限界域は、ボディ構造の地上高にのみ左右される程度で、その問題をクリア出来るなら…
どのような極限状態まで走破出来るのでしょうか。
安全性能や走行性能全ての面において、高い潜在能力を保有しているレガシィは、堅実な車好きな人間であれば、一度は所有してみたくなる車であり、また手放せなくなる車でもあるような存在であると思います。
※この記事は
SUBARU AWD 雪上ドライブ自慢について書いています。