ホイール交換その3
目的 |
修理・故障・メンテナンス |
作業 |
DIY |
難易度 |
中級 |
作業時間 |
30分以内 |
1
ようやくベアリング挿入にかかります。
上手くいくか不安だったので、とりあえず後輪のブレーキ側を試しに入れてみました。うまくいけたので説明に入ります(笑)
ブレーキ側のベアリングを先に入れるそうです。
2
用意する道具はこれだけ。
挿入前仕上げ用の油砥石と不織布研磨材、打ち込み用に潤滑スプレーと鉄工ハンマのみ。
本当はプレス圧入や代用のねじ込み圧入が正攻法ですが、私は鉄ハン1本で打ち込みます(笑)
そうやって仕事で産業機械を組み立ててましたので。
樹脂ハンマでやる方もいらっしゃいますが、ベアリングはSUJ2という強度や硬度に優れた材質ですので、普通の鉄ハンマで叩いたぐらいで影響は無いと私は思います。
3
ベアリング挿入部の当たり面を油砥石と不織布研磨材で仕上げます。
表面の凹凸を砥石で均し、サビ等を研磨材で綺麗にしておきます。
4
ベアリング間のカラーも、ベアリングの当たり面に軽く砥石を当て、当たり面を均しておきます。
こんなのはバイクのサービスマニュアルに無いと思いますが、職業病です。機械組み立ての基本作業です。
5
既にブレーキ側のベアリングを入れているので、スプロケ側のベアリングを入れていきます。
カラーをいれるのを忘れると大変なことになります。
ブレーキ側のベアリングを奥まで入れたら、反ブレーキ側はこのカラーを基準に挿入位置を決めるそうです。
ベアリング内輪がこのカラーに軽くあたる程度でいいのかな?
6
挿入穴部とベアリング外周に潤滑スプレーを吹いて、軽くベアリングを乗っけたら、思い切ってハンマで外輪を叩くのみ(笑)
均等に入るように対角位置を交互に叩いて入れます。
但し、内輪やシール部分は叩かないように気を付けてください。
もちろんこの方法ではホイールのボス側にも多少よくない影響はあるでしょうが、何十回もベアリング交換する訳でもなく、私は許容範囲と思います。
7
はい、入りました。
入れ始めはバランス見ながら直接ベアリングを叩いて入れますが、途中からは古いベアリングを上に当てて、叩き入れていきます。
こちら側のベアリングはカラーと内輪の当たりを気にしながら終盤少しずつ叩き、カラーがカタカタとスラスト方向に動かなくなるがラジアル方向には動く程度で止めました。
ちなみに、最初のブレーキ側を入れるときは最後まで叩き入れるだけですので楽です。奥まで入ると叩いた時の音やハンマの跳ね返りも変わります。それが底当たりした合図ですので、何か所か叩いてしっかり挿入されたことを確認します。
8
同様に前輪も入れました。
挿入後ベアリング内輪を回してスムーズに回ることを確認したら完成です。
ちなみに、組み立てる前にベアリング内輪を回して、初期の異常が無いかを確認するのも重要です。
今日も作業時間が1時間程度しか暇が取れないので、車体への取付はまた次回。
早く取り付けたいよー。
[PR]Yahoo!ショッピング
入札多数の人気商品!
[PR]Yahoo!オークション
関連コンテンツ
関連整備ピックアップ
関連リンク