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2017年11月19日 イイね!

念願のジクサー(まとめ編)

念願のジクサー(まとめ編)前回の投稿から少し時間が空いてしまいましたが引き続きジクサーの話を続けようと思います。前回はジクサーが「高速走行も普通にこなせる」という話を書きました。
今回は下道&ワインディングで感じたことを書いてまとめとしようと思います。

小排気量ゆえの車体の軽快感にラフさを許容するエンジンとミッションで、
気軽で楽しい操作ができるバイク


【車体】 軽量&高剛性⇒コーナリングの楽しさ

130kg強の車体は250ccのオフ車に乗っているような軽さで、街中の使いやすさはもちろんの事、ワインディングでもクイクイと向きを変えてくれ、自分でバイクを扱えている(バイクに乗せられていない)と感じられてとても楽しいです。 車体は軽いものの剛性は高くリアタイヤも太い為か、軽さゆえの怖さ(不安定さ)を感じさせないところがこのバイクの素晴らしい部分です。

【エンジン&ミッション】 どこからでも加速するトルクフル名コンビ


空冷SOHC2バルブ単気筒(14ps)+5MT
この字面だけみるといかにもローテクな印象を受けますが、実際に乗って感銘を受けました。極めて実用性と快適性の高いパワーユニットです。「56.0mm × 62.9mm」のロングストロークエンジンは150㏄ながら250cc以上とも思うほどトルクフルで、2速発進も全然余裕です。 そのエンジン特性を活かすような5速ミッションとの組み合わせで、どのギア、どの回転数からでも、アクセルをひねれば加速してくれるため、とても快適。ちなみに今回の燃費は驚異の46km/Lでした。

【操作系】:よく効くブレーキ、軽いクラッチ、レバーは遊び調整なくも不満無し


ブレーキ:よく効きます(効きすぎて扱いにくい事もなく)。「バイブレ」というブレンボの新興国ブランドがFキャリパーには入っています。リアブレーキも扱いやすく、不満なし。
クラッチ:150㏄という事でとても軽いです。これは長距離を走る場合にはかなり大事。クラッチが重いと(私のようにたまにしか乗らない人間は)左手の痛みに後々苦しむことになります。
レバー:クラッチ&ブレーキ共に遊びのアジャスト機構はついていませんが、デフォルトの遊び量がちょうどよく不満はありませんでした。

【総評】
現実使用に根差した知的なバイク というのが抱いた印象です。このバイクにはハイテクな電子制御もついていませんし、スペック表で光るような物もありません。150ccという排気量は日本では中途半端であり、インド製造の30万円というのもネガティブに受け止められそうです。

しかし、クルマもバイクもそうですが、ネットや紙の上で見た二次元の情報と、実際に見て乗った三次元情報の間には大きな乖離があると思われ、このバイクはその傾向が特に顕著です。上辺(二次元)だけさらえば一見ネガティブとも思えるこのバイクの特徴は、実際の使用状況下において素晴らしい輝きをみせます。

また、個人的に私が発見したのは「小排気量車の持つ楽しさ」でした。乗り物に気負うことなく乗れる精神的な豊かさというのは、乗り手の疲れを減らし、あるいは周りの景色を楽しむ余裕を与えます。

私は以前125㏄のアメリカンに乗っていたのですが、その次のバイクは750ccのネイキッドに乗り換えました。この750ccのバイクで北海道を一周するなど色々な所を旅し、選んだことを後悔はしていませんが、今思うといわゆる小排気量のスポーツバイクに乗ったことがなかったと思いました。大型バイクは大型免許さえあれば基本的にはどんな人にも動かすことのできるバイクだと思います。しかし今回乗って思ったことは、やはり小排気量車の方が気軽に操作を楽しむことができ、またその安心感ゆえに色々試してみようと思える分、車体の挙動を勉強しやすいと思いました。

このジクサーは30万円という価格ながら、250㏄を超えんばかりのエンジントルクに高い運動性能や快適性を兼ね備えており、バイクでツーリングに行ったり、スポーツライディングを楽しむ場合、50万円超になる250ccクラスに対してネガになる部分が実用上ほとんどないと感じました。それが前回の高速道路編の冒頭に「250ccキラー」と書いた理由です。

一般的にこのジクサーは免許取りたてのビギナーライダーや女性ライダーなどバイクの扱いに不安がある方にお勧めというような言われ方をされています。もちろんそれは正しいと思いますが、同時に「小排気量車を扱う楽しさ」を知りたいと考えるより多くのライダーにその30万という価格も相まってお勧めできるバイクだと感じました。正直私も、もし次にバイク買うならこのジクサーかなと思ってしまっているほどです(笑)

とにかくこの価格設定といい、
無駄のない、隙のないバイク、それがジクサーです。
Posted at 2017/11/19 13:57:46 | コメント(1) | トラックバック(0) | バイク | 日記
2017年11月13日 イイね!

念願のジクサー(高速道路編)

念願のジクサー(高速道路編)今シーズン4回目のレンタルバイクになりますが、実は最初から今回のスズキジクサーを乗りたいと思っていました。今回はツーリングの為と言うよりも試乗するために一日借りたという感覚が強いです。そして結論としては「不満点の見つからない250㏄キラー」という答えです。


そもそも、このジクサーはスズキがインド市場に合わせて作ったバイクであり、結果本国で10以上ものバイクオブザイヤーを受賞したベストセラーです。日本市場に合わせて、リアブレーキを「ドラム→ディスク」、タイヤ銘柄のダンロップへの変更(リアをラジアル化)、燃料供給をキャブレータ→FI というアップグレードがなされています。インド製造という事もあり、車両本体が約30万円という安価に抑えられている事もこのバイクの日本市場における大きな武器の1つだと思います。

今回のツーリングでは、前回同様「都内→中央道→相模湖IC→道志道→山中湖」というコースを選択しました。街乗り、高速、ワインディングすべてを確認できる道であり、走行距離も200km強になるので、ツーリング適性を知る上でも良い距離だと思ったからです。

個別ポイントは後述するとして、総じて私がこのバイクから感じたことは、「バイクの持つ本来的な楽しさを肩ひじ張らずに感じさせてくれる等身大のバイク」であるという事です。具体的にはバイクの持つ、二輪車ゆえの車体の軽快さ、操作する楽しさ、視界の広さ、経済性、この150ccという小ささゆえの精神的気軽さなどです。

私が今回借りて特に確認したかった事の1つに「高速道路巡行性」があります。150㏄という原付2種(125cc)に毛が生えたような排気量に、14馬力と言う高いとは言えない最高出力、130kgという軽量な車体に、走行風を防ぐためのカウルをもたないネイキッドというスタイル。

【高速道路】:車体がしっかりしており80-90km/h巡行なら快適。100km/h巡行も可能。

いざ高速道路に合流します。80km/hまでは瞬く間に加速。この速度域ではエンジンにも余裕があり、また車体にも余裕があります。ここから90km/hまで加速して、そのまま速度維持。車体問題なし、エンジンも回っている感じはあるものの、力を出し切っている感じはなく、まだ余裕のある印象。

しばらく左側車線で80-90km/hで走りました。実際の高速では、トラックをはじめこの速度域で巡行する乗り物は相当数存在するため、現実的に高速道路を使う事の出来るバイクだという事を確認。90-100km/hまでも加速することはできますが、この領域ではアクセルを半分以上開けている状態が続き、エンジンのキャパをだいぶ使ってしまっているという印象を受けます。

このバイクの高速における快適速度域は80-90km/hというのが結論ですが、100km/h巡行をし続ける事もできると感じました。特に車体がしっかりしているので不安を感じる事はありませんでした。

その後、高速に慣れてきたところで追い越し車線に出てメーター読みで100-110km/hまで加速してみました。この領域はこのエンジンパワー的にかなり辛く(車体はOK)、乗っている人間的にも、体に当たる空気抵抗が急に大きくなり始めるので使いたくないゾーンになります。

さてそんな中で、私がこのバイクに感銘を受けたことは、80-90km/h巡行でも全然嫌な気分にならないという事です。私が高速道路巡行で感じる個人的な快適速度はメーター読みで110km/hです。現実の道路状況において、流れに乗りつつ、長時間運転し続けられる速度はここなのです。

その背景からすれば80-90km/hという速度域は、遅くてかったるい速度域であり、排気量の小ささ故に我慢して走らなければならないだろうと思っていました。それが実際は違っていたのです。まったくイライラすることがなく、むしろ良い気分で高速を走ることができたのです。高速走行中にその事実に気づいた自分はその理由を探していました。

思いついたその理由は以下の3つです。

①視界:ネイキッドという事で、高速を走る前方に遮るものが何もありません。これがカウル付きのバイクだったらカウルなどが入ってきますが、ここはネイキッドの強み。この80-90km/hという速度域は流れる景色も相対的に遅い為、軽く周りの景色を楽しむ余裕があります。

②ポジション:このバイクのポジションは地面と水平から、ほんの少しだけ前傾させたようなポジションであり、とても楽です。当然高い速度域であれば、空気抵抗を強く受けてしまうポジションなのですが、80-90km/hでの空気抵抗であれば問題がありません。またこのバイクのシートには幅広で肉厚な物が採用されており、お尻が痛くなるような事がありません。

③車体剛性:このバイクの車体は250㏄と変わらない程にしっかりしており、この速度域においては車体の余裕感があるため、そのままライダーの安心感に貢献してくれrます。

こういった理由により、80-90km/hを穏やかな気分で積極的に楽しもうという感覚にさせてくれるのです。個人的にツーリングにおいて「高速道路」は渋滞した街中を回避し、目的地にスムーズに近づくためにはどうしても必要な物。そんな中でこの150㏄のバイクが実用に耐えうることを確認できたことは大きかったです。

長くなってしまったので今回はここで閉じます。
次回もご興味あったらよろしくお願いします。
Posted at 2017/11/13 14:17:10 | コメント(0) | トラックバック(0) | バイク | 日記
2017年11月07日 イイね!

R3で紅葉巡り

R3で紅葉巡り先日の事ですが、今期3回目のツーリングに行ってきました。今回の相棒はヤマハのYZF-R3でした。正直言うとR3を選んだ積極的理由はあまりなかったのですが、250ccとレンタル料金が同じでお得な感じがしたので選びました。今回のルートはこんな感じでした。
【道志道→山中湖半宿泊→大月→奥多摩周遊→あきるのIC】






11月に入りだいぶ気温が下がり、陽が落ちたあとの山梨の外気温は10度を下回っていました。若干気温をなめていた私は、カッパを防寒着替わりに着てのツーリングとなりましたが、湖畔も奥多摩も紅葉はまさに見ごろで、ベストシーズンを楽しめたなという感じでした。

R3を借りてみて感じたのは以下の通りでした。

①軽い:もともと250ccの車体なので軽いカテゴリーではあるのですが、車体重量も然ることながら、車体に入力するとクイッと向きを変えてくれるバイクで軽快さを楽しむことができました。あまりこういったスポーツタイプのバイクに乗った経験がなかったのでその新鮮さもありました。

②速い:①と連動しますが速いです。大型バイクのようなえげつない加速をするわけではありませんが、タコメータのレッドが「12」くらいから始まるのに対して、私がワインディングで使ったのはせいぜい「5」くらいまで。もちろん低いギアで引っ張れば上まで回せますが、現実的なペースでは半分も回っていれば十分と言う感じで、逆にもっと回せるであろう弟のYZF-R25の方に次回は乗ってみたいと思いました。

③かっこいい:単純にカッコいいですね。どのパーツにもチープさがなく塗装もきれいな印象。また最近はデジタルのタコメータが多いですが、やっぱりタコメータはこのR3のようにアナログタイプがテンション上がるなと思いました。

④利便性:基本的にスポーティなイケメンバイクですが、個人的に残念だったのは「荷かけフック」がタンデムステップの所についているだけなのと「レバーにアジャスターがない」事です。積載性に関しては、こういったスポーツバイクに求める物ではないと思いつつも、街乗りでも使われるであろうこのクラスのバイクであれば、もう少し配慮が欲しかったと思います。また、クラッチとブレーキレバーに遊びのアジャスターがないのも残念。前乗ってたFZ6にも無かったんですよね。

⑤燃費:28km/Lでした。レギュラーだしいう事なし!

⑥クイッ:個人的にはやはりこの回答性が新鮮でよかったです。シートの片側に体重をかけてコーナリングするとクイッっと軽々と軽快に向きを変えてくれます。スーパースポーツの片鱗を見ました。このフィーリングってスキーのショートターンのようで気持ち良いですね。

⑦エンジン:排気音が野太く結構音量も大きいです。純正でこんなに音大きいの?と思いましたが、バイクの場合、周りの交通に自分の存在を知らせる必要があるので、これくらいの音量の方が良いと思いました。ツインのエンジンは5000回転くらいからドコドコというパルス音からシューンというつながった音に変わり、まるで4気筒に乗っているよう。上まで軽くきれいに回る高回転型という印象でした。


以上です。今シーズンあと一回くらいいけるかな。
ありがとうございました。
Posted at 2017/11/07 22:04:23 | コメント(0) | トラックバック(0) | バイク | 日記
2017年10月10日 イイね!

私の考える「バイクの楽しさ」

私の考える「バイクの楽しさ」この時期は暇があればバイクの事を考えてますNoritamaです。先日の2回のツーリングをもとに、少し客観的に「バイクの何が良いのだろう?」という事を考えてみました。私の場合以下の二つに集約されました。



①操作する楽しさ

②全身で感じる楽しさ


さてなんでこんなことを考えたのかと言うと、私の最近のツーリングの話を聞いた車好きの先輩に、「でもバイクって危ないじゃん」だとか「峠道でカーブだとバイクに追いつける」という事を言われたためです。今回も先輩に悪意があるわけではなく、クルマ好き&運転好きの方なら、当然抱くであろう意見をぶつけていただいたので、その際に考えました。

私は「クルマVSバイク」という構図にしていまうと論争の火種になりがちな事を知っていますし、
クルマとバイクの長短はバイクに乗り始めた学生時代に車を運転しながら何度も考え、とりあえず自分の中の答えは出ており、またそういった議論はあまり生産性がないので、先輩の発言に対して、特に感情が動くような事はありませんでした。なぜなら先輩のいう通りだからです。

バイクはクルマより体を守るものがない分、危ないと言えるし、タイヤの設置面積や車体のバランス性から考えて4輪の方がコーナリングスピードの優位なのは、その通りです。

さて、その中で、わざわざバイクに乗る理由ってなによ?って話なんですが、

①操作する楽しさ

これは他の乗り物と比較して相対的にどうだという話ではなく、バイクの操作は全身を使った立体的な操作で楽しいです。例えるのであれば、スキー、スノボ、スケボ、サーフィンと同じ感覚だと思います(後ろの2つは知りませんがたぶん)。体の軸だとか重心を意識するイメージ?

一定の区間をどれくらいの時間で走れるかという速さの視点もありますが、
個人的には別に遅くてもバイクの操作は楽しいと思います。たとえ40km/hでも、自分の思い描いた通りに車体が動いてくれた時には嬉しいものです。

②全身で感じる楽しさ


最初「五感で感じる楽しさ」と思ったのですが、味覚は使ってなくね?という事に気がつき、全身としました。「ツーリングをするために色々な場所に出かけるからその土地の味を楽しめる」とこじつけようかと思ったりましたが(笑)

これは先日の千葉の海岸線をSTで走った時に感じたものです。
潮の匂いを鼻で感じ、全身で陽の暖かさを感じ、エンジンのトコトコ感を体と耳で感じ、ヘルメットのシールドを開けて辺りを見渡せば、何物にも妨げられない外の世界がそこにあります。

もちろんこれ以外にも、車体をカスタムする楽しみだとか、メンテナンスする楽しみだとか、自身のウェアを変える楽しみだとか色々あるのですが、私の場合はこの2つに集約されました。
だからレンタルバイクでも満たされますし、バイクの車体はなんでも良いのです。別にスズキの隼でもチョイノリでも、バイクは同じように楽しめると思っています。

というわけで、みんなのカーライフで、バイク話、全開でした(笑)



Posted at 2017/10/10 21:26:04 | コメント(1) | トラックバック(0) | バイク | 日記
2017年10月09日 イイね!

NC750と行く山梨ツーリング

NC750と行く山梨ツーリング一年間でバイクの旬は短い。私とってそれは秋です。もちろん春夏秋冬楽しめますが個人的には 秋>>冬≧春>夏 という感じです。花粉症がなければ春が2位になるんでしょうけど。



さてそんなわけで今回もレンタルバイクでツーリングに行ってきました。今回の相棒はホンダNC750S DCTを選びました。選んだ理由は以前からこの個性的なバイクに乗ってみたかったからです。また前回の250ツーリングの高速が辛かったので、大きい排気量を選びたかったというのもあります。

私がこのNCを選んだ大きな理由は以下の2つです。

①エンジン :ホンダ「フィット」のエンジンを流用したといわれるロングストーク低回転型の二気筒エンジン。実用域で太いトルクを発生しながら実燃費30km/Lを超えるといわれる好燃費。四輪のエンジンを二輪に転用するというアイデアは異例かつ画期的。

②ミッション:デュアルクラッチミッション。二輪の世界で量産化できていているのは知る限りホンダだけ。以前VFR1200DCTを試乗(街中)し、そのダイレクト感に感動したことがあったので、長距離を走る中でどんな発見があるかということを試してみたくなりました。


前回と同じショップでバイクの使用説明を受けます。DCT車でのツーリングは初めて。スポーツバイクなのに車のサイドブレーキを小型にしたようなレバーがハンドルについていたり、通常の燃料タンクスペースが荷物入れになっていたりと、通常のバイクと勝手が違うので、いつも以上に真剣に聞きます。

諸々の手続きを終えて、街中に乗り出して感じたのは、先に挙げた特徴うんぬんなどではなく、純粋に排気量の大きさとそれに見合った車体がもたらす余裕感でした。軽く右手をひねっただけで、周りの交通を置き去りにするほどの加速と、それにビクともしない車体。ミドルサイズではあるものの、借りたバイクがそもそもの大型バイクであることを実感しながら、心に余裕が生まれるのを感じました。

高井戸ICから乗って、相模湖東ICまでは高速移動。距離にして50kmのクルージング。
前回の250ツーリングの苦労と恐怖はなんだったのか、ロングストロークエンジンの太いトルクとDCTのもたらす高速かつダイレクトな変速は、車体を継ぎ目なく直線的に加速させ、高速の合流も瞬く間に完了。このエンジンは最高出力こそ50馬力そこそことだけど「実用域では速い」と思いました。

メーター前についた小型のスクリーンはアゴから下にあたる風から身を守ってくれ、なによりも車体の安定感が段違いで快適な高速巡航。久々のラジアルタイヤの剛性感に感動しつつ、走行車線と追い越し車線を行ったり来たりしながら走れば、出口の相模湖ICはあっという間でした。

その後、定番の「道志道」を走ります。道志はいつもの道志だったけど、驚いたのはすれ違うライダーの相当数がピースサインを出してくること。ここは北海道か?と思えるほど、多くのライダーが手を振ってくれたり、敬礼のポーズをしたり。自分の認識下では全てにサインを返したと思っています。

その後、道の駅「どうし」に入ります。道の駅の入り口のところに着ぐるみをきた集団がいて、道の駅に入ってくるライダーにサインを送っているようでした。バイクの駐車場は多種多様なバイクで埋め尽くされ、さながら「秋のバイク祭り」の様相。楽しそうに会話をしているライダーを見ていて、改めて「バイクって良い文化」だなと、久しくバイクから離れていた自分は、しみじみと思うのでした。

その後、山中湖まで抜けて、湖畔の駐車場で小休憩しつつ、近くの宿にチェックイン。
本当に民家と言う感じの宿でしたが、女将さんのしてくれたもてなしは、まるで久々に遊びにきた親戚にするように、気取った感じの無い自然なもので、旅の疲れもあってか、とても居心地の良い物でした。

それにしても、バイクでのツーリングというのはどうしてこうも旅情を引き立たせてくれるのでしょうか。これは私にとってすごく特別な感覚で、他の旅のスタイルでは味わえないもの。
おそらく大学生になって始めたバイク旅の過去の思い出たちが、脳の意識下には出てこずともその裏側で勝手に思い返され、脳をそういう状態にさせるのだと思います。


宿の部屋で休んでいると、股関節と背筋に痛みを覚えます。道志を走ったのでニーグリップ痛になったのだと思いました。久々にバイクに乗ると色々な所が痛くなりますね。

宿で寝て起きて、翌朝は青空の下を、西湖、河口湖と湖畔を周り、レンタル時間もあったので午前中の内に高速にのって東京に帰ってきたのでした。

最初はバイクの性能や特徴を意識して始めたこのツーリングも、時間を経るごとに、その事よりも、「バイクと旅」だったり「旅の中での人との出会い」など、そんな想いに脳は占められていくのでした。


最後に今回の相棒だったNCちゃんですが、結局燃費も30近くをたたき出し、ツーリングの相棒として優秀な一台でした。特にこの「花より団子」という感じの、一見地味でスペックシートに表れるような華はないものの、実際にはしっかり本質を捉えているというニュアンスは気に入りました。

ただしDCTに関しては、すごく便利で素晴らしい機構だけど、今の自分にこの楽(ラク)はまだ早いかなと言う感じで、渋滞の半クラで左手が悲鳴を上げたとしても、バイクを自分で操っている感を優先させたいと思ったので、次回このNCを選ぶ機会があったら、いわゆるMT車を選ぶと思います。

以上です。ここまでご覧いただきありがとうございました。
Posted at 2017/10/10 00:39:57 | コメント(1) | トラックバック(0) | バイク | 日記

プロフィール

「所有する喜び http://cvw.jp/b/1130640/40543453/
何シテル?   10/08 00:04
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