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わたしのバイク歴も6年ということに。
わたしがバイクの免許を取ったのは
40歳を過ぎてから。
それまで足にしていたロードスター(NC)を
泣く泣く手放すこととなり、
さて何を代わりの足にしよう、
と考えていた時。
大学時代から細々と抱いていた想いが、
ムクムクと大きくなっていきました。
わたしには随分歳の離れた従兄弟がいました。
この従兄弟が大のバイク乗りでして。
若い時には日本一周もしていたらしいです。
わたしが3歳くらいの時に、
そのバイクで我が家を訪れたことがあり、
その時のバイクはサイドカーでした。
テレビのヒーロー物でしかみたことのない
サイドカーを見て、そして乗らせてもらって、
ものすごく興奮したことは覚えていました。
その後月日が流れて大学生のときに再会した時、
今度は実際に自分が乗れるようなバイクを
何台も見せてもらいました。
当時何の知識もなかったわたしは
従兄弟に説明されるままに聞いていましたが、
見せられるバイクがどれもかっこよく見えて、
どれも自分が乗れるものなんだ、
と勝手に考えていました。
でも実際には免許をとることすらなく、
東京近郊に暮らしていればチャリで間に合う大学生活を送るうち、
とうとうバイクに乗る機会を逸してしまいました。
でも、いつかは乗ってみたいな〜、
くらいの感覚はずっと持ち続けていて、
それが40を過ぎて急に巡ってきたチャンスに
吹き出してしまいました。
当時は嫁に内緒で免許を取ったために、
後日大変説教をくらいました。
それでもどうにかバイクを購入し、
いつかは従兄弟に報告をしにいきたいな、
と思っていました。
ちなみに従兄弟は伊勢に住んでいて、
当時はうちの親も含めた伯母の遺産問題で
とても連絡の取れる関係ではありませんでした。
従兄弟が当時乗っていたのは
kawasaki のZ750twin。
一度乗せてもらいましたが、
エンジンの鼓動と発進からの加速が
今でも忘れられません。
わたしが免許をとって2年後、
そのZ750twinとともに、
従兄弟は還らぬ人になってしまいました。
直線道路を進行中、
何かの弾みでバランスを崩して転倒し、
対向車線に投げ出されたところを
轢かれたそうです。
結局、従兄弟には
わたしがバイク乗りになったことを
一言も報告できませんでした。
免許を取って6年、
今年長男がバイクの免許を取れる年齢になります。
でも、取らせません。
わたしも父に止められてました。
そして、わたしは息子に
「バイクに乗るといいぞ」
と勧める気もありません。
それでも、彼が乗る、と言い出したら、
20歳過ぎた時点でならそれを許すでしょう。
自分がそうでしたから。
そして、
できればその時に
自分も無事にバイクに乗り続けていたい、
そう切実に思います。
いいライダーとは
必ず無事で家に帰ってくるライダー。
すべてのライダーがそうでありますように。
Posted at 2019/03/05 20:42:57 | |
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