
海外でアルマーニ・ホテル詣でをしてきました。
アルマーニドバイ
世界一の高層ビルであるブルジュカリファ内にあるアルマーニホテルです。ミッションインポッシブル3の舞台になったところ。映画の世界そのままで、ホテルはスーパーモダンでスタイリッシュ+超ハイテク。部屋はファウンテンスイートで、ホテルとしては最上階の39階。ドバイの有名な噴水を眼下に眺めることが出来ました。
ホテルの部屋というよりも、1ベッドルームの分譲マンション的な作り。アルマーニ氏が細部に至るまでホテル内のデザインをしたそうです。それにしては、机がとても小さかったので、アルマーニ氏は机でPCに向かって仕事をしないのでしょう。
このホテルの従業員はアジアからの出稼ぎが大部分を占めており、アクセントの強い英語で聞き取りにくかった。ロケーションの関係か、寛ぐというよりも、見せるためのホテルという感じで、その意味ではその目的を十二分に達成していると思います。
通路のドアに取っ手がなく、部屋番号を見過ごすと、どこが入口か分かりません。部屋のドアを開ける際は、カードキーを壁のセンサー部位に当てて開錠し、秘密の壁を押すような感じです。
廊下(唯一の突起物が、朝刊)
フロアー見取り図
朝食のレストラン
リビング
バスルーム
アルマーニミラノ
ミラノに戻ってアルマーニホテルミラノに2泊。通常のスイートルームの予約(1泊目は10万円強+2泊目はエミレーツ無料宿泊特典)でしたが、先方の好意で、アンバサダースイートにアップグレード。正規ならば2泊で60万円の宿泊料金のところが約10万円なので、お得感はmaxでした。
アルマーニ氏が自身の感性や趣味を全面に押し出したデザインとなっており、そこまでやっていいのかというレベルで、個人の美意識が表現されています(プラベートハウスのホテル版)。そのため、好き嫌いがハッキリとするホテルです。敢えて言うならば、前衛芸術が万人受けしないのに、似ています。しかし、アルマーニ教の方にとっては、間違いなく聖地となるホテルです。
リビングの部屋は、壁全体にレザーのパネルが張られており、さらには、パネルの隙間に照明が組み込まれているため、夜になると、幻想的な雰囲気となります。とても贅沢な作りです。ソファーのレザーの顔料には真珠の微粉が摺り込ませてあり、暗い背景に、白系のソファー全体が微妙に光り輝いて、浮かび上がるような感じです。家具や調度品はすべてアルマーニのファニチャーで統一されています。部屋にあるコーヒーカップ類はマイセンの特注品で、アルマーニのロゴが金色で入っています。
収納内もすべてが整然とされており、黒沢明監督を思い出しました。彼が映画を撮る際、(撮影する予定のない)箪笥の中にも一流の小物や着物を入れていたそうです(「こだわり」の文化)。それを彷彿とさせるほどの、様式美というか執念を感じました。
アメニティ類はもちろんアルマーニで、1本3-5千円のシャンプーやローションを10本近くもGetしました。もちろん、これらはお土産に化けます。なお、建物内に入ると、気持ち良い香りを感じることができます。聞いたところ、空調を通してアルマーニ氏の好きな香りであるフラグランス(Bois D'encens)を入れているそうです。
TVや電話システムなどの家電製品は、ドバイのアルマーニホテルと共通で、殆どすべてのことがリモコンでできます(ドアの施錠/開錠、カーテンの上下、TV、音楽、ライフスタイルマネジャーへの連絡、エアコン、その他もろもろ)。イタリアンテクノロジーの世界です。
接客する男性従業員は、長身、マッチョ、イケメンの三拍子がそろっています。ご本人がホ○なので、個人的な嗜好が、このような面にも反映されているのは間違いありません。女性も美しい方ばかりでした。特にフィットネス担当の女性は美しく、スタイル抜群でした。
Hikki1224:走りのフォームを見てもらえますか?
女性:ごめんなさい。私は受付だけなの。
Hikki1224:あなたがインストラクターならば、一日中、ここにいるのだけど…
女性:お世辞が、上手なのね。(そして、満面の笑み)
Hikki1224:(次の言葉がでず、しっぽ巻いてその場を離れました)
ホテル内のバーではIssay Miyak○さんが妙齢の美しい女性と歓談されていました。私は、ここに宿泊するということで、アルマーニの黒タグのシルク混のウン万円のピチピチのTシャツを奮発して買いましたが、私が着ても、ユニクロの500円の特売品にしか見えません。それに引き換え、Iさんは品があり、絵になっていました。素地が違い過ぎます。
デザイナーズホテルにはブルガリやルイヴイトン系もありますが、アルマーニの本拠地にあるアルマーニミラノは、一つの完成系と言い切ってもよいところです。ミラノに行く機会のある方は、ぜひ、アルマーニワールドを経験しては如何でしょうか。なお、ホテルの送迎車はポルシェ パナメーラでした。
エントランス
建物がAの形になっています。
リビングルーム
ベッドルームのTVは、リモコン操作で家具内に隠すことが出来ます
マルチリモコン
バスルームの一部(2か所のうちの小さい方)
バスタブ(長辺が、1.8m近くありました)
ホテルの送迎車
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ホテル | 日記
Posted at
2012/08/22 15:37:29