• 車種別
  • パーツ
  • 整備手帳
  • ブログ
  • みんカラ+

Hikki1224のブログ一覧

2011年10月22日 イイね!

オリンポスの神々の現実

当社とは過去に少し関係があった。今でも間接的にあるのだが...。
すでに沢山の暴露記事が出ているので、いまさら繰り返す必要はないが、以下は勝手な推測。
日商岩井系のITXはO社の投資担当部門で、O社の事業とは無関係にベンチャー投資を行っていた。当時、投資関係の話から、ある人物を紹介された。そして、その人物はすぐにITXの担当者を連れてきた。話はまとまらなかったが、ITXに対して、漠然とした違和感を感じた。その後、ある人物は、上場詐欺で世間を騒がせたH4Oなる会社の海外上場(ロンドンAIM)を担当していた。そして、米国に逃げた。その後は、皆さんご存知の通り。このような些細なことからも、ITXの人脈の質が推定出来る。
今回名前が挙がったJブリッジは、ウルトラ有名な筋。オリンパス本体の役員が通常接触するような連中ではないが、ITXがあったので、その種の人達と関係を持つようになったのだろう。巨額の資金を、なぜ国内外で社外に流失させる必要があったのだろうか? おそらくは他の投資案件の失敗を隠すために、資金をあのような形で捻出したかったのだろう。問題となっている国内のベンチャー3社は、外部に資金を流出させるために設立したダミー会社としか、素人でも思われない。当時の株主名簿も明かされていない。なぜJブリッジを使ったのか? 答えは比較的簡単で、このような多額の資金の飛ばしに、まともな世界の人が関与するわけがない。(暴露の)リスク覚悟で引き受けるのは、その筋となる。このような工作をするために支払ったJブリッジへの手数料は30%程度ではないか。それでも200億円前後が闇社会に消えたわけで、この空想が事実ならば、O社の罪は重い。
これ以外でも、O社と事業提携を話合う機会があった。話はある程度進んだが、最後の段階で消えてしまった。若干の手切れ金を受領して、その後は関係がなくなった。しかし、後でわかったことだが、その関連会社は、海外の別会社とも類似の話をして、最終的にはそちらと契約した。そして数億円の金が、海外に流れた。その後、そのプロジェクトは失敗したというよりも、全く、動かなかった。それは、業界関係者ならば、直ぐに分かるような稚拙な事業計画に基づくものなので、皆がやっぱりと思ったものである(今、考えるならば、今回問題となっているような資金流出のミニチュア版だったのかも)。なお、当社担当者は、間もなく海外に飛ばされた。
なぜ、菊川氏は、外人社長を任命したのか? 解任された前社長は、欧州子会社の利益を大幅に引き上げた功績があったらしい。そして、30年間、オリンパス一筋であるという人物背景を踏まえるならば、前社長に本体の利益もかさ上げしてもらい、これまでの投資の失敗を取り戻してほしいと願ったからではないか? 30年間会社に在籍した人物(国籍とは無関係に)が、短期間のうちに突然、他の日本人役員と意思疎通が出来なくなるなどありえない。
反社会勢力に上記のような金額が流出していることが判明したら、まともな金融機関からの融資は不可能で、むしろ、回収の嵐が訪れるだろう。そうなれば、有利子負債7000億円の会社は、元金返済どころか、利息支払いだけで年間数百億円となり、会社整理も時間の問題となる。
当時そして現在の取締役は株主代表訴訟の被告となり、そのような立場にある人は、どの会社にも取締役や監査役などで再就職することはできず、地獄の苦しみが待っている。だからこそ、事実を知った前社長は、告発せざるを得ない状況に、(偶然にも)自ら追い込んだとみるのが正しいのではないか。
方向性を誤った会社は、どれだけ規模が大きくても、一瞬のうちに退場せざるを得ないようですね。


追記
オリンパスは再生可能か?
恐怖支配、恐怖人事管理がある程度の期間実施されていたと推測するならば、管理系の人は少なからず不適切な行為に関与している可能性がある。一番良い方法は、会社清算し、研究開発、製造、営業だけを新会社、または引き受け会社に移動させるのが効率的。現在の状況では買収するバカな会社がいるわけがない。どのような債務が隠されているか、分からない。例えば、代表権のある会長が、1枚の紙で、数千億円の債務保証をしていないともいえない。そのような筋と関係している可能性が高いのだから、最後の最後までしゃぶられます。想像は膨らむ。

追記2(10/24)
FBIの捜査開始は想定外。これで司法取引を通して、海外ルートの金の流れは早急に解明される。
その次はパンドラの箱の国内Jブリッジルート。政治家も巻き込んだ大スキャンダルに発展するかもしれない。代表権のある会長兼社長は、数日以内に退任するのは間違いない。しばらく目が離せません。

追記3(10/26)
高山氏が代表取締役になった。彼は研究開発出身で、これまでの経緯を考えるならば唯一シロの上級役員。Jブリッジ関係を処理できるならば、当社の株価は反転するだろう。

追記4(10/28)
高山氏の性格から鑑みて、会社が正面突破を試みている今の状況では、心が折れるのではないだろうか。

追記5 (10/30)
O社に関しては、事業分割等の噂がありますが、果たして誰が得するのか?
内視鏡事業に所属する従業員の方はメリットがあるでしょう。新しい会社名でやり直しできる。その一方で、その他の営業利益を出していない分野の人達は実質的には切り捨てされる。役員の人達は、株主代表訴訟を(会社が存続していない場合)自分で対応せざるを得ず、地獄ですね。会社に2000億円以上もの損害を与えたので、当然でしょう。

追記6(11/8)
当社の内視鏡事業の引受先として有力なのは、パナソニックとHOYAではないかと想定。テルモは今年に大型買収をしており、資金需要が厳しいので無理。はたしてどこが名乗りを上げるのか...。

追記7(2/17)
不運な交通事故のような出来事
オリンパスの件は昨年、すでに書いている。当時予想したことの大部分は、その後、現実のものとなっている。今、興味があるのは現社長の高山氏の心境。前会長の菊川氏指名で、社長になったのは明らかだが、高山氏は自分の運命が、どのようになるかを予測していたのだろうか?社内の噂等を含めて、取締役会決議に問題があることは、当然のことながら十分に理解していたはず。そのため、「取締役責任追及委員会」の餌食になることは、時間の問題であり、彼に近い人は、彼に忠告していたのは間違いない。ただし、その一方で、逃れることが困難なのも事実。それならば、長年世話になったオリンパスのために、最後の御奉公をしようと考えたのではないだろうか。ある意味で、信義に従った行動ともみてとれる。株主代表訴訟を含めて、今後は表世界で生きていくことは出来なくなったことを考えると、会社勤めの最終章で不運に見舞われたようなものだ。(注:なお、小生は欲深いので、高山氏の立場ならば、速攻で有力企業とオリンパスを合併させ、企業選定の見返りの裏約束として、自らの免責を狙ったでしょうね。)
高山氏の境遇に類似した人生を辿った人がいる。そちらは、東大経済、最難関の国の政策系銀行に就職、同期で最初に常務に昇進。経歴的には、高山氏よりも、はるかに世間の花道を歩いた人物。しかし、簿外債務問題で、銀行自体が消滅し、問題が発生した時点で(出世が早すぎて)取締役だったために、裁判の被告人となり、10年以上も苦しめられる。その間、これまでとは正反対の社会に身を置くこととなる。彼には全く瑕疵がないにも関わらず、組織にいたために、避けることが出来ない事故にあってしまった。なお、この方のイニシャルもT。こちらは最後に大逆転し、今は日本最大の金融機関である日本郵〇の銀行部門トップに返り咲いた。
似たような話は沢山あり、バブル時代には積極的に事業拡大を狙ったやり手が会社に多大なる損害を与え、無傷であった(何もしなかった)当時の窓際族だけが生き残り、その後の日本経済の停滞を生んだ、と良く言われる。
上記の両T氏は知り合いであり、お二人とも苦しんだ(苦しんでいる)のを比較的身近で見てしまった。自分の人生を振り返ると、これまで何とか生きながらえているが、いつかは逆らえない不幸な運命が待ち受けているのではないかと、恐怖感に襲われる。そのため、華やかなところに行っても、心底からは楽しめない。ネガティブ思考の暗い話題でした。


Posted at 2011/10/22 22:44:07 | コメント(3) | トラックバック(0) | 投資 | 日記

プロフィール

「東京に遠征して、May Jのツーアーファイナルを観てきました。こちらは特別の写真撮影タイムの時の写真です。前から3列目だったので、WOWOWで、オバかな表情で小生が映っていたようです。」
何シテル?   10/05 21:01
メカというか機械音痴ですが、宜しくお願い致します。直前の車は525i Mスポーツ(カーボンブラック)でした。その前は、S430(アルピンホワイト)とE320(シ...
みんカラ新規会員登録

ユーザー内検索

<< 2025/8 >>

     12
3456789
10111213141516
17181920212223
24252627282930
31      

愛車一覧

AMG CLSクラス AMG CLSクラス
皆さん、外装の写真が殆どなので、内装+パーツを中心に写真をアップしていく予定です。宜しく ...
マツダ RX-7 マツダ RX-7
ストリートで負けた悔しさがあり、RX-7は心の中で憧れでした。しかし、1980年代当時の ...
ホンダ シティ ホンダ シティ
通称、ブルドッグ。 私の初めての車でした。 1980年代初め、衝撃的なTV-CMでデビュ ...
メルセデス・ベンツ Sクラス メルセデス・ベンツ Sクラス
故障の多かった車です。エアサス、CPU、窓のモーター焼き付き、バッテリー、その他もろもろ ...

過去のブログ

2014年
01月02月03月04月05月06月
07月08月09月10月11月12月
2013年
01月02月03月04月05月06月
07月08月09月10月11月12月
2012年
01月02月03月04月05月06月
07月08月09月10月11月12月
2011年
01月02月03月04月05月06月
07月08月09月10月11月12月
ヘルプ利用規約サイトマップ
© LY Corporation