
家族にはオタクと言われながらも、レオン君の体重を定期的に測定して、エクセルで成長カーブを描かせています。病気を直接、訴えることができない動物の体重の変動把握はとても重要である、と言い聞かせて、自分の行為を勝手に正当化しています。
レオン君の誕生日は2012年2月1日。生後2か月で我が家に来てから、2週間に1回程度の頻度で体重測定を実施。結果は、下図の通りです。ボルゾイが属する犬の集団の成長カーブから判断して、現在の月齢では、期待される成犬時の体重の2/3程度に達しているので、レオン君の成犬時の予測体重は24kg / 0.67=36kgとなります。誤差10%と仮定して、33-40kgの範囲と推定されます。
犬は猫と異なり、犬種により体重が約100倍近くも異なるため(例:チワワ対マスチフ)、それぞれの犬で、成長カーブが大きく異なります(横軸:時間、、縦軸:体重 / 体高)。具体的には、外形的な成長の観点からは、成犬になる時期は小型犬では生後9月頃、大型犬は18月頃になります。そのため、小型犬では食事を早めに維持カロリー量に移行させ、大型犬では維持カロリー+成長のためのカロリーをかなり長期間維持する必要があります。そうしなければ肥満や栄養不足が生じる可能性があります。市販のドライには、必要カロリー量を充足させるために、大量の脂肪が含まれています。また、タンパク質に関しても、必ずしも動物性のみではなく、植物性が多く、含まれています。なによりも、人間でいうならば、毎日カップヌードルばかりの生活では、さすがに可哀そうではないかという人間的な発想で、テーラーメードの食事を与えることにしました。
レオン君用に考案した毎日の食事は、ドライ+レバ刺し+生ササミ+乳糖分解ミルク。レバ刺し+生ササミは凡そ200-250g/日。犬の食事を生肉だけとするならば、成犬時では体重の2-3%の肉を与える必要があると言われています。レオン君の現在の体重は24kgなので、500-700gの生肉を給餌する必要があります。ということは、成犬では1kg以上の生肉が毎日必要となるので、スゴイ量になります。私ならば、200g程度でも満足しちゃいます。犬はヒトと異なり、乳糖分解酵素がないので(あるいは酵素レベルがかなり低い)、乳糖分解処理した市販のミルクを与えています(通常のミルクでは下痢になるリスクあり)。使用しているのは、ヒトの赤ちゃん用で、値段はふつうの粉ミルクの2倍程度。犬用として同様のものが販売されていますが、かなり割高です。なお、間食は殆ど与えていません。
上記の食事内容で、1月間の食費は計算上は約1万円です。内訳はドライが3,250円、肉類が約4,000円、ミルクが2650円。ただし、まだなれておらず効率が悪いので、1万円では収まっていないと思います。
北海道からサケ1本が送られてきましたが、味が…なので、電子レンジでチンして、レオン君に毎日一切れづつ与えました。とても喜んで食べたのは良いのですが、問題はサケのにおいを覚えてしまい、家族用にサケを料理すると騒ぐようになってしまいました。
大型犬がヒトの食事に興味を覚えると、手が付けられなくなるので、サケはもうあげないことにします。
注:ドライだけでも大部分の場合は問題ないと思います。大手のペットフード会社が実施している栄養学の研究レベルは高く、ドライ製品だけを与え続けても栄養不良に陥ることは、通常はないはずです。こちらはあくまでも、プチこだわりで、若干工夫しているだけなので、ご理解のほどお願い致します。
Posted at 2012/07/14 09:43:51 | |
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