〜挑戦したくなる”愛すべき相棒“との初デート〜
SUZUKIの東京広報から、新型スペーシア(発売:2017年12月14日)と新型クロスビー(発売:2017年12月25日)の「イッキ乗り」試乗会について、詳細な連絡が、やっとメールで届いて来た。
試乗日は1月19日(金)の1日限定。会場は「ホテルニューオータニ幕張」、受付:シェルハウス。スケジュールは……。
「第1枠」が受付開始:7時40分、商品説明:7時50分〜、試乗:8時30分〜、昼食:12時:10分〜。
「第2枠」は——−受付開始:10時30分〜、商品説明:10時40分〜、昼食:11時20分〜、試乗:12時〜。
もちろん、こちらが選んだのは「第2枠」だったが、希望通りで「OK」の連絡である。すぐにJR京葉線の時刻表をチェックする。東京駅を9:35に出る快速がある。海浜幕張には10:07着。これなら文句はない。逆算して、最寄りの私鉄駅を8時27分発に乗れば、地下鉄有楽町線で9時10分には有楽町に着く。
これに決めた。そこからは、元は都庁が建っていた国際フォーラムにつながる地下道を利用すれば、東京駅からのJR京葉線にはすんなり接続できる。9時35分発の始発快速には、充分、余裕たっぷりに乗れる。
さて当日。風もなく、陽射しも暖かい。順調に、海浜幕張駅に向かった。中国からのディズニーランド行きの乗客がごっそり舞浜で下車してからは、車内がのんびりした遠足気分に戻った。読みかけの本にも目を通せた。
市川を過ぎると、時折、車窓から東京湾の光る海面が見える。南船橋で一旦、停車。そこからほぼ5分で海浜幕張駅に着く。
海浜幕張駅
マーリンズ
ここに降り立ったのは、四ヶ月ほど前に、ダイハツが軽乗用車『ミラ イース』に搭載した「衝突回避支援システム」が体験できる試乗会を、わざわざ用意してくれた時以来だ。駅前がどんどん明るく変身、整備されていくのがわかる。
新しい監督を迎え、マリン球場も去年からはZOZOマリンスタジアムと命名され、地元密着がさらに進化したそうだ。あれ? 駅前のこんないい場所に、前からサンマルクカフェがあったっけな!?
試乗ミーティングの基地、ホテルニューオータニ幕張は、駅前ロータリーから海側にむかって左側の、のっぽホテル。それに隣接する広々とした駐車場スペースの奥まったあたりに試乗車基地と集合場所の「シェルハウス」があり、カラフルな小型車がズラリと整列して出迎えてくれる。
すでに第1枠のグループの試乗はまっさかりで、新型のクロスビーとスペーシアが、活発に出入りしていた。
Xbee&Spacia
受付を済ませ、商品説明ミーティングまでの時間を、レストランルームでコーヒーをいただきながら、待機する。いつもなら、試乗時には決まってペアを組む飯嶋洋治さんは、青森・秋田の雪国地方取材で欠席とか。さて、60分×3回の持ち時間を今回は単独でどう使おうか。
受付で渡された「試乗車両とスケジュール」を点検する。
・ 12:00〜13:00・・・クロスビー(黄×黒ルーフ)No.5201
・ 13:10〜14:10・・・スペーシア(ピンク×白ルーフ)No.8447
・ 14:20〜15:20・・・スペーシアカスタム(白)No.8450
ちょうど一年前の「スイフトHYBRID RS」(1.2リッター直4+マイルドハイブリッドシステム)と、「バレーノ」に搭載されている1リッター直3ターボ仕様の乗り比べで「佐倉」を往復したが、あの時は70分が与えられていた。それでも往復するのがやっとのこと。60分では、せいぜい稲毛海岸あたりから、東京湾を眺めてくるのが精一杯かもしれない……。
そうやって、コーヒーを飲みながら作戦を練っているところへ、今年の初詣で「大吉」を引き当てたのを証明するように、願ってもないパートナー候補が静かで優雅な笑みを浮かべて挨拶に見えた。元GENROQ編集長の椎橋俊之さんである。わたしより一回り以上若いモータージャーナリストだが、妙にご縁があった。今回も同じ第2枠を選んでいた。1985年4月に、徳大寺さんや三本和彦さんとご一緒した総勢14名のピレリ招待『昭和の遣欧使節団』に、椎橋さんは広報マンとして関わっていて、それ以来の御同業として、お互いを認め合っていた仲である。そして、新型スイフトの6AT、ハイブリッドRSで佐倉を往復したときも、いつの間にかランデブー走行を楽しんだ仲でもあった。
*1985年4月催行のピレリ試乗会に招かれた日本人は錚々たる顔ぶれの14人。左端に徳さんや清水和夫、三本和彦両氏の顔も。右端が椎橋さん。
*ご本人の了解を得てFBから転載。専門は自動車だが鉄道に関する著書『SL機関士の太平洋戦争』など、著作多数あり。
「今日はどこまで行きますか?」
「本当は、佐倉城址、いやもっと先の“運河のある房総の小京都”佐原にも行って見たい。でも1時間じゃねえ」
「それなら、お互いの持ち時間の2回分を合算して120分、目的地で試乗車を交換する、ということなら可能じゃないですか……わたしの割り当てはスペーシアカスタムですから」
「おお、妙案じゃないですか!」
椎橋さんのアイデァに乗って、SUZUKI広報に交渉することにした。ちょうど商品説明を始めたいから、と小林係長が迎えに来た。早速、椎橋プランを説明して可能かどうか、打診する。
「わかりました。商品説明の間に調整して置きしょう」
この調子なら、今回は佐原・佐倉への「ロングラン」ができるかもしれない。心を弾ませて、商品説明のミーティングルームへ移動した。
そうなると当然のように、クロスビー(XBEE)やスペーシアについての「プレゼン」聴講にも、素直に気が入ってしまうのも無理なかった。
今や、元気印の代表格のSUZUKI。のっけから「開発にあたって」と前置きして、痛快にメッセージして来た。
−—−−自分のライフタイルに合わせてクルマを選ぶのではなく、クルマに合わせて自分のライフスタイルが変わる。何か新しいコトに挑戦したくなる“愛すべき相棒”。それが新型クロスビーです。
しばらくは彼らのプレゼンテーションに目と耳を任せてみた。
説明はプロジェクターで
この項、時間を追って、調整します。
商品説明が終わって、まず昼食。そして小林係長が、指で丸印をつくって、こちらへやってくる。それには一つの注文がつけられていた。勿論、了解するしかない。そこからのレポートは次回更新まで。
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2018/01/22 14:50:02