• 車種別
  • パーツ
  • 整備手帳
  • ブログ
  • みんカラ+

正岡貞雄のブログ一覧

2016年01月04日 イイね!

ニュルから持ち帰った『ガンさんポルシェ』

ニュルから持ち帰った『ガンさんポルシェ』 〜ついに「動画」でめぐり逢えたぞ〜





 説明をする前に、まずこの赤いボディの911ターボの走りを味わうことから、この項は始めたい。



 HOT-Versionの本田俊也編集長が講談社を口説いてスタートした
『ベストモータリング公式チャンネル』


にアクセスして、[Best MOTORing]の最初にある『動画・黒澤元治について星野一義が語る』(9分38秒)を開いてほしい。You Tube上での著作権管理をはっきりさせるためにスタートした共同プロジェクトだが、入会無料でチャンネル登録できる仕組み。2015年の11月末にスタートして、すでに6000回を超えるヒット数。解説も付いている。



 −−−現役時代、勝つために全神経を集中するあまり、マスコミはインタビューすることすら困­難であった「日本一速い男」こと星野一義氏。そのレーシングスタイルは実はガンさんか­ら大きな影響を受けているという。





 さあ、スタート。懐かしいオープニングCGが終わると、革ジャン姿のガンさんの登場。真紅のポルシェ911らしいシルエット。ガンさんの経歴がテロップになって下から上へと流れる……。乗り込むガンさん。イグニッションキーをひねる。跳ね上がる回転計の針。ギアが入る。身震いするエキゾーストパイプ。走り出した。やっぱりわたしの探していたニュル帰りの、あの930型の911ターボ・クレーマー仕様だった。その動画が、どうしてここに登場しているのか? まあ、その事情はあとにしてハーフウェットの、アップダウンの激しいサーキットを、「美しく」攻略していく姿を鑑賞して欲しい。








 舞台は「エビス東」だった。この「エビスアタック」が終わると画面が鈴鹿サーキットのグランドスタンドに変わる。なんの説明もないからてっきり鈴鹿かと思ってしまったが、どうも様子が違い過ぎた。本田君に確認したら、「エビス東」という返事、それで納得。タイトルは「VIDEO SPECIAL Vol.17」のイントロで、そこからガンさんの「わたしのレース歴」がはじまる。しっとりと聴かせる。時折、F1テスト中のマシンが駆け抜けていき、話が中断する。そしてはじまる星野一義の「先輩・黒澤さん」。これがまた、聴かせる。





 わたしの最近のブログのテーマ「30cmの幸運」とか「ガンさん邸餅つき忘年会」などが、連環しあって、「ガンさん動画」へと誘導されたような気もする。ベスモ同窓会のCMOさんが、「You Tubeベスモ公式チャンネル」の広報担当を自分からかって出てくれたおかげで、当みんカラBLOGの「グループ」掲示板からもアクセスでき、そこからも簡単にガンさん動画へ立ち寄れるよう、道慣らしをしていただいた。感謝。
 現在28タイトル。これからも積極的に増やしていきたいと、本田君も張り切っている。希望するタイトル、あのシーンをもう一度、などどうぞ連絡してやって欲しい。
 なんだか、楽しくなってきた。


*こちらは1991年にニュル撮影の時のショット。したがってガンさんが日本で愛用したものから1世代新しくなった964型のカレラ2。



 さて、あの深紅のポルシェの説明が遅れてしまった。1985年にガンさんがBSに委嘱されて、ニュルでポルシェむけの承認タイヤ開発テストに成功したことは有名だが、それについて近く出版するPORSCHEのグラフィティのなかでこう記している。
「プロジェウトは終わった。そこで一つ、BSの担当幹部にお願いをした。使命を果たしたクレーマー仕様の911ターボを記念に譲ってくれないか、このあと個人的に乗っていたいので、と。BS側も快くOKの返事。早速、日本に送る手続きを済ませ、もちろんメインテナンスをした。今度は手元で911ターボと親しむ日々がやってきた」

  そんなことを頭に入れて、どうぞもう一度、ガンさん走りを鑑賞してみていただきたい。 
 

Posted at 2016/01/04 01:27:38 | コメント(4) | トラックバック(0) | ガンさんもの | 日記
2014年03月11日 イイね!

富士の見える場所は「イイネ!」

富士の見える場所は「イイネ!」ガンさん念願の『夢のレーシングファクトリー』が完成!

 久しぶりに、すっぽりと白雪を纏った富士山と、真正面から対面した途端、それまでの不機嫌はあっさり、吹き飛んだ。

 土曜日(3月8日)の午後、用賀ICの近くで古くからの仲間の一人が病床に臥せているのを、田部靖彦君と一緒に見舞ってから、単身、東名高速を西に向かった。

 その前日に、岡山国際サーキットでの、スーパーGTシェークダウンテストから帰って来たばかりのガンさんと、午後3時半に、御殿場に完成したばかりの「黒澤レーシングファクトリー」(正式の名称は違っているかも知れない)で待ち合わせる約束ができていた。本当は、遠征直後だし、スタッフを休ませたいと渋るがんさんに、気持ちばかりの祝い品を届けたいので、と無理を言った手前、遅刻するわけにはいかない。ハイウェイ情報は東名の渋滞を発信し続けている。
 


 なるほど、東京料金所から先は、厚木あたりまではノロノロ運転が続く。花粉症のせいで、怒りっぽくなっているのを反省して、この渋滞も景気が回復途上にあるからだよ、と自分にいいきかせながら、やっと巡航速度でクルージングできるようになった大井松田ICへの下り勾配にさしかかる。と、右手にピンクに染まった斜面が帯のように現れた。おお、河津サクラの時期だったのか。富士フレッシュマンに通っていた時代、2月の終わり頃から、3月にかけて、松田山公園の河津サクラが見事に咲くことは知っていたが、すっかり、そんなことも、この10年の空白で忘れていた。

 都夫良野トンネルを抜けると、グイグイと東名は右に左に蛇行し、のぼってゆく。その瞬間、真っ白な富士の山頂が,ぽっかりと山並みの向こうに浮かび上がる。と。すぐに顔を隠してしまう。そんな追っかけっこをしているうちに、御殿場ICに着いてしまった。時計を見ると、まだ2時半。

『夢工場』の住所をたよりに設定しておいたCar naviは、御殿場町側のインターを出たら右折して、一旦、山中湖方向をめざしR246(裾野バイパス)にぶつかったら左折、沼津方向へ下って行き「竈(かまど)」という、なにやら古めかしい地名を持つ地域へ誘っている。


 
 御殿場の町は近くにプレミアム・アウトレットができたせいだろうか、やたらと若返った様子。観光バスも目立つ。その一方で、かつては決まって立ち寄ったロシアレストラン『バラライカ』のあったあたりの変わりように目を剥く。それでも、正面に聳える富士をみると、どうしてこんなに、心が和らぐのだろう。
 
「ぐみ沢」の交差点を左折する。ひょっとしたら、ガンさんの『夢工場』から、富士は丸見えじゃなかろうか。そんな気がした。
 
「神場東」という信号の手前で、左へだらだらと下る道が見えた。その角のあたりに、それらしい建物があった。まだ看板が出ていないが、駐車スペースにシルバーのメルセデスCLSが。あ、ここだ、とわかったが、約束の時間まで、まだ30分はある。そのへんを一回りしてこようか。そんな一瞬の躊躇いを見透かしたように、入り口の明るいガラス戸が開き、ガンさんの笑顔がこちらに近づいてくるではないか。




*珍しい2ショットにガンさん、照れているぞ。

「いらっしゃい。ここは前にレーシング・サービスの店と工場だったのを、BSがタイヤの倉庫にしていましてね、それをこうやって再生してみましたが、思っていた以上に、たいへんな仕事になりましたよ。まあ、どうぞ、お入りください」

 満足そうなガンさんの声に迎えられて、2階建ての事務所に入った。内部のモダンさがまず目を惹いた。「LEON」のムードが満ちあふれていた。それに塵一つないきちんとした清潔感。いかにもガンさんの神経が行き届いている。

 ガンさん夫人と、スタッフのお二人が,挨拶に顔を出す。
 この日、黒澤治樹君もわたしが来るというので待機してくれていたそうだが、緊急の打ち合わせが入って、東京へ向かったという。

「ご覧になりますか?」
「ええ、ぜひ。それを楽しみにやって来たんですから」
 もちろん、夢のレーシングファクトリーの内部のことである。
 




 未知の扉が開かれる……真っ先に、わたしの目に飛び込んで来たのは2台の真っ黒なレーシングマシン、LEONの白いロゴマークが誇らしげにボンネットの先端におさまっている。ゼッケンは65に変更されるらしい。

 岡山国際でのテストを終えて、やっとひとときの休息を楽しんでいる。そんな様子のメルセデスベンツ MY14のSLS AMG GT3。前年、評判だったマッドブラックから、さらに深い黒のボディカラーとなって、さらに精悍さを増している。


*きちんと整頓されたLEONレーシングチームの靴箱。これがガンさんイズムの一つ

 その2台のマシンの周りを,様々なレース活動のための器具が並び、さらにその向こうには様々な工作機械。ガンさん、マシンの開発まではじめたんですか、と問いたくなる本格過ぎるその構え……広さはゆうに50坪は超えている。ここからは、あえて紹介する写真から、その深い意味合いを嗅ぎ取っていただきたい。

 はっきりいおう。今年のLEON RACINGは相当な戦力アップを約束された。ドライバーには、新しく2012年に300クラスでチャンピオンを獲った峰尾恭輔という才能を注入できた。さぞかし、4月の開幕戦が待ち遠しいに違いない。




*富士の名水で磨かれる水菜畑とガンさん夫人
 満ち足りた想いで、竈の「夢工場」を辞した。お土産に、と渡された白の発泡スチロールの箱。中身はすぐにわかった。ガンさん一家が、毎年、丹精を混めて育てている「水菜」にちがいない。

「ことしは雪にやられて、いい水菜が少ないのですが、今日に備えて、よさそうなのを集めておきました」
 ガンさん夫人がわざわざ見えていたのは、この水菜を届けていただくためだったのか。富士山の水で育てられた「水菜」。知る人ぞ知る、絶品の味と風味である。そいえば、2年前、その水菜畑でガンさん夫人を撮った写真があったはずだが……。

【この部分、書き足し】
 ガンさん夫妻が駐車スペースまで見送ってくれた。R246のクルマの流れは結構激しいものがあるが、そこから富士の裾野がゆったりと広がっていた。竹林越しに、白い山頂が!
「惜しいですね。あの竹林がなければ、ここから富士山はバッチリなのに……」

「切っちゃいましょうか」
 豪快にいってくれたのはガンさん一家のプリマドンナ、京子夫人だった。彼女はFISCOの真ん前で生まれ育ち、富士の霊水に磨かれてきたお姫さま。ひょっとしたら、今度、この『夢工場』を訪れたときには、あの竹林も見事に切り払われているかも知れない。そんな嬉しい予感がす
る。

 ご機嫌で、帰りの東名高速に乗る、そして、もう一度,富士山を正面から見たくなって、足柄PAに向かって、クラウンROYALシリーズを走らせる。 

  ガンさん、やっぱり富士の見える場所って「イイね!」



●正岡追記:「第3回 ベスモ同窓会in中山サーキット」の参加枠が残り少なくなってきました。日程の関係など、調整中のメンバーは早めにその旨を正岡・波田宛に「メッセージ欄」から、遠慮なく相談ください。
なお、7日当日は走行会終了後に別途「2次会」を予定しており
ます。
Posted at 2014/03/11 02:16:30 | コメント(12) | トラックバック(0) | ガンさんもの | 日記
2013年03月11日 イイね!

「ヒール&トウ」より「トウ&ヒール」に意味がある!

「ヒール&トウ」より「トウ&ヒール」に意味がある!~ガンさんから貰った「ドラ・メカ」のヒント~

 わが「みんカラ」フレンド第1号である「霧島」君が、このところ、そのレポートに、カメラワークに、すっかり腕をあげているので、毎回、拝見するのが愉しみだ。

その中で出色だったのは、福岡と大分の県境でラーメン屋を営む「龍剛」というニックネームをもつ走り屋さんと遭遇した一件である。詳しくは彼のレポートをご一読いただきたいが、ともあれ、鈴鹿サーキットで、ガンさんの駆るNSXの助手席体験までしている霧島君が、「龍剛」氏のドライブするMR2-SWの助手席で異次元の体験したあたりのできごとを、そこまで書くのなら、かなり以上の凄腕ドライバーであろう、と推察した。
https://minkara.carview.co.jp/userid/509662/blog/29120539/

 そこで早速、噂の龍剛氏(正式には「街道レーサー風(龍剛)」と名乗っていた)の「みんカラ」BLOGにお邪魔した。するとどうだ、先の夏、筑前の小京都・秋月の往復を、その愛車で往復していただいた「TAKUV35」さん、佐伯の海の男「YUSAKU」とも親交のある御仁だと判明、加えて、そこのチャンポンを味わいに、次の機会にはぜひ遠征しよう、とまで約束していたのだから、驚いた。その上、『ベストカー』『ベストモータリング』によって、おのれのドライビング・スキルを磨き続けている、と明言しているではないか。で、お互いが「みんカラ」フレンズに登録し合った。つまり、今では、わたしのもっとも新しい「お友達」という位置づけにある。


*おお、懐かしの中山サーキット、1周2007㎝の手造りサーキットの全景

*こちらはスタンドから見下ろした最終コーナー。アップダウンとコーナーが、絶妙に組み合わされていて、ドラテク磨きに最適な道場。あの谷口信輝選手もここからスタート。

その龍剛氏が3月7日に、『MT再考』と題した一文をアップした。「再考」とあるからには、すでに「MT考」というのがあるのだろうが、わたしはこの「再考レポート」にひどく惹かれてしまった。そこでご本人の了承を得た上で、その文章を改行したりして、すこしばかり読みやすくして、紹介したい。そこには、市井に達意の人あり、と、つい自らの膝をたたいてしまう「ドライビング」についての見識に触れたのである。以下、その龍剛氏の全文を紹介したい。

《――免許を取る前から、ずっとMT(マニュアルトランスミッション)車を運転してきた。昔はMT車の方が多かったから、ノークラ(AT)は高級車(笑)ばかりだった。
それに昔のAT派シフト速度が遅かったから、速さは断然MTだった。
しかし今では2ペダルの方が速い車も多くなった。MTより2ペダルが速い時代が来るとは考えてもみなかった……俺はATもずっと運転してきて練習もしてきた。だから下手は下手なりに、ああだこうだ、ブログを書くわけだ!
さてMTだが……ごく少数派になってしまった。もはや速さでMTを選択する時代では無くなっている。じゃあ何故MTを買うのか? 燃費だって2ペダルと同等以下なのに……俺は運転する楽しさだろうと思う。ヒール&トウなんか出来なくてもMTの醍醐味は味わえる。クラッチをミートする瞬間、シフトアップ&ダウンを自分の意思でやる瞬間、坂道発進をする瞬間……何気なくやっているけど、その全てはアナログだ!
坂道発進。これもまた、本当に上手に出来るドライバーは数少ないと思う。単純だが難しいのが坂道発進だ。ヨーイドンで回転を上げてクラッチとアクセルを微妙に操りながら、スタートシフトダウンする時に回転を合わせてクラッチを繋ぐ。ヒール&トウが決まってなんとなく嬉しくなる……どれもこれもMTならではだ。シフトダウンで次のギヤと同調させるためにアクセル煽って回転を上げて繋ぐ!
バイクだと当たり前にやっているけど、車だとコツがいる。スポーティーに走る時はMTには有効なテクニックだし、車を傷めないことにもつながる。これはMTオーナーにはよくわかることだ! 
これにブレーキが加わればヒール&トウになる。面倒くさいと思う時もあるけど俺はMT好きだなMTにはMTにしかない楽しみが沢山あるし、ミッションをいたわるためのテクニックもある。ソニックさん(正岡註:お仲間らしい)みたいにWクラッチ踏んでいたわる昭和なドライバーは少ないなぁ。寒いときに入りづらいMTもいっぱいあった。高速道路で4速⇒5速なんかは少しアクセル煽ってやるとミッションの負荷が少ない。などなどまだまだMTは不滅だぞ!そして今もヴィッツでMTを駆使して、弁当運んでいる。》

 そこで、わたしがついつい「コメント」してしまう……。

「なぜヒール&トウをするのか? 黒沢元治さんが近く刊行する『新ドライビング・メカニズム』のなかで、すばらしい答えを出しています。そういえば、彼は〈ヒール&トウ〉ではなく〈トウ&ヒール〉が正しく意味を伝える、と教えてくれたっけ。 参考までに」

すると1時間10分後に、コメントへの返答が書きこまれていた。

「それは是非買わないといけませんね。トウ&ヒール……。さすがはガンさんですねぇ。ヒール&トウの目的はあくまでもブレーキですもんね!ブレーキがおろそかになるなら僕はヒール&トウ出来なくても確実なブレーキングをするべきだと思います(素人的経験ですが)僕は狭くてガードレールがなく、横は谷底みたいな下りのヘアピンにブレーキぎりぎりまで我慢して突っ込んでヒール&トウします。しくじればかなりやばい状況ですが……そういう条件で練習したら、気合いで身に付きますね(笑)」

 龍剛氏、さすがである。即座にガンさんが伝えようとしている、「ドライビング」のメカニズムのツボを、確実に受け止めていた。


*4月5日に発売の決まった黒沢元治著「新ドライビング・メカニズム」1500円+税=1575円

*執筆中のガンさん


 今回、ガンさんは『新ドライビング・メカニズム』(主婦と生活社・1500円+税)のなかで、「ヒール&トウ」を自説である「トウ&ヒール」とはいっていないが、なぜ「ヒール&トウ」を身につける必要があるかを、こう説いている。

――タイヤは発熱させなければ能力を発揮できない。コーナリング中は、一定の荷重を掛け続けることにより持続的な発熱を促し、その結果得られる摩擦円の大きさを最大に保つことが重要になる。

 ヒール&トウの必要性は過去のモノだと言われる。確かにF1しかりGT500クラスのレーシングカーにシフトノブは既にない。シームレスなシフトダウンをコンピュータと高性能なアクチュエータが行ってくれる時代である。しかし、避けるべき荷重変動を学ぶにはヒール&トウが良い教材となる。


*ガンさんの「トウ&ヒール」。トウでブレーキングし、それからヒールでエンジン回転を上げてやる。
 
 ヒール&トウは、右足のつま先(トウ)でブレーキングをしながら、かかと(ヒール)でアクセル操作をする。制動を持続しながらシフトダウンする際、唐突なクラッチの繋がり=荷重変動を避けるため、適切な回転数を得ることが必要だ。5速と4速の同一速度でのエンジン回転差が700rpmなら、クラッチを切り5速から4速に落とす間に700rpm上げることができればショックのないシフトダウンが実現する。

 このシフトダウンができない状況を考えれば理解は容易だ。右足がブレーキ操作のみにしか使われなければ、シフトダウンをしている間にエンジン回転数は低下しており、クラッチをミートさせた際、大きなショック=急激なエンジンブレーキを伴う。この時、荷重は前に移り前輪の摩擦円は一瞬大きくなる。しかし後輪の摩擦円は小さくなり=荷重が抜けスピンの危険が発生する。

 ここは鈴鹿の第1コーナーである。ステアリングは右に切られており、しかも下り坂である。この状態ではクルマの荷重は既に前荷重になっている。その状態から、さらに前に荷重を移し後輪の荷重を減少させる=摩擦円を小さくする。その不合理さは容易に理解して頂けると思う。

 ショックを避けるためにエンジンの回転差をなくそうと、右足を一旦ブレーキから離しアクセル操作をすれば、クラッチの繋がりはスムースになるかも知れない。しかし、その間制動力はゼロとなりクルマは空走するし前輪の荷重は抜ける。そうなると、前輪の発熱は低下し摩擦円は小さくなるから、さらに車速を落とさない限りコーナリング・ラインの維持は困難になる。

 鈴鹿の第1コーナーは摩擦円を理解するのに最適の場である。摩擦円内にとどまりながら制動とコーナリングの両立を求められるからだ。

 これが今回の新著の「さわり」の一部である。そこで、どうだろう。改めて、こうした「ドライビング」のもつ「メカニズム」について、ガンさんと一緒に語り合い、あるいは、一緒にクルマを走らせ、楽しめる時間を共有する機会を設ける、という試みは!
 
 近く、うれしいことに、その具体案を明らかにできそうだ。


*べスモ1990年4月号「ドラテク特訓合宿IN中山サーキット編」より。ガンさんも、後ろからチラリと顔を見せている小生も若かった。因みにこの号は「筑波・雪上バトル」と同載だった。


*ガンさんの「追っかけ」シーン。うまくすれば、4月8日の中山サーキットで同乗体験ができるかもしれない!

 手始めに、4月6~7日の岡山国際サーキットでのスーパーGT戦の終わった翌日の4月8日(月曜日)に、山陽スポーツランド中山サーキットに集まる、という企画がまとまりそうだ。 そう、ベスモの遺伝子をもつ仲間なら、かつてガンさんが「特訓道場」を開催した、あのサーキットだとわかるはず。

 その中山サーキットに、GTレースの終わった翌日、4月8日の午前10時半から1時間、ガンさんと小生、それに萩の波田教官の3人が確実に立ち寄る。
そこで自然発生的な「ガンさんミーティング」が開く、というのはどうだろう。

 よし、参加しよう,という向きは、中山サーキットへの入場料は負担していただくとして、その他は、特別の費用負担はなし、である。お問い合わせは当ブログの小生宛メッセージ欄でどうぞ。お待ちしていますぞ。
 


Posted at 2013/03/11 01:08:04 | コメント(12) | トラックバック(0) | ガンさんもの | 日記
2013年02月23日 イイね!

ガンさん監督の誓い『私は運転の仏様になる!』

ガンさん監督の誓い『私は運転の仏様になる!』~スーパーGT300クラス LEON RACING参戦体制発表会より~

 それでなくても明るいスポットライトを浴びて、壇上のガンさんは細い目をさらに細めて……いやいや、準備よくサングラスをかけて上手に隠してはいるものの、恐らく、眼鏡の奥の目は、涙でグッショリ濡れているに違いなかった。 

なにしろ、「モテるちょい不良(ワル)雑誌」LEONのフルサポートで、世界中の自動車ファンが憧れる「メルセデス・ベンツSLS AMG GT3」を駆って参戦するのだ。しかも、自身が監督を引き受け、1stドライバーに治樹、3rdドライバーに翼が起用されている。 目が細くならないわけがないのだが、チームのプロデューサーであり、「LEON」の総編集長でもある西園寺薫さんからマイクを渡されると、こうしゃべり出し、会場の取材陣を煙に巻いてしまう。


*スピーチをするガンさん。左は『主婦と生活社」の遠藤会長

「え~、黒澤です。サングラスをかけたままで失礼しますが、美容整形をしたわけではありません。年寄り病の白内障にかかって、つい先日、右目の方を手術したばっかりで、照明のライトが当たると涙が出て困ります」

ありゃ、そうだったのか。ぼくの予想は、見事に外れてしまった。
ガンさんのトーク(Talk)力は、舞台がよければよいほど「え!?」と驚くほどに、聴く人を惹きつける。この日も、ガンさん節が炸裂した。「頑張ります」なんてお座なりのセリフは、絶対に口にしない御仁でもあった。



「今度のマシンの仕上がりは期待してもらってもいい。つい先日、MOTEGIでシェークダウンで走らせましたが、う~ん、いいですよ。あとはこいつら(と言いながら、治樹、2ndドライバーの加藤正将、翼の3人に視線を送りながら)を、どう乗せていくか、です。まあ、時勢柄、バットで尻を叩くというわけにもいきませんので、言葉で、と思って無線マイクをとったら、スイッチを切られていました。モノいう監督というわけにもいかないのかな。これまで、運転の神様、なんて言われたこともありましたが、これからは、どうやら運転の仏様にならなきゃいけないようです」



 会場がどっと来たところで、マシンを覆っていた白い布が、ふたりのレーシング・レディの手によって勢いよくはぎとられ、マットブラックの「メルセデス・ベンツSLS AMG GT3」が姿を現した。PRESSリリースによれば「勝つために選らんだこのマシン、V型8気筒、6208㏄、最大出力は600馬力以上とも言われ、ドバイ24時間レースでは表彰台を独占した戦歴をもつ」とも紹介されている。




*右から西園寺プロデューサー、加藤正将、黒澤翼の両ドライバー

 フォトセッションが終わったところで、ガンさんを会場の隅で捕まえた。
「これで正式に監督就任が発表されたから、一つ、念を押したい」
「はい、何でしょう?」
「4月の開幕戦に合わせて、あなたの新刊『新 ドライビング・メカニズム』の発売日を4月5日に設定したわけだけれど、そのサイン会を兼ねた読者ミーティングを、決勝当日、何らかの形で開きたいけど……大丈夫?」
「もちろん、何とか時間はとりますのでよろしく」
 というわけで、これから細目を煮詰めなくてはならないが、岡山国際まで観戦に来てくれる「みんカラ」フレンズやベスモ党の諸氏との、初めての交流会を予定した。




*表紙のデザイン、どちらにしようか?予価1500円(本体) 発行・販売/主婦と生活社

 少々、内輪話になるが、元ベスモのスタッフ、田部靖彦クンも「スーパーGT」の撮影はあるけれど、手伝ってくれるというし、萩の波田教官もわざわざ来てくれることになった。
 2月末には具体的な告知をしないと、あとが大変だ。
 ということで、今回は『速報』のかたちで、ガンさんの監督就任にともなう、ちょっとした「オフ会」開催へのとりかかりを、お伝えした次第である。

 お問い合わせの際は、当BLOGの「メッセージ」欄をご利用いただければ、ありがたい。




Posted at 2013/02/23 01:51:22 | コメント(12) | トラックバック(1) | ガンさんもの | 日記
2012年11月11日 イイね!

ガンさんの目がますます細くなった!~来年のスーパーGTの『台風の目』~

ガンさんの目がますます細くなった!~来年のスーパーGTの『台風の目』~ それでなくても細い目を、あのガンさんがもっともっと細めながら、真新しいパンフレットをぼくに差し出す。

 11月8日、昼下がりの青山通り。HONDAの1階ショールームで、1年がかりでやっと仕上げたガンさんの『新・ドライビング・メカニズム』の電子書籍と単行本出版(こちらは来春刊行の予定)を、コラボで世の中に送り出すための「最終チェック」で、会うことになっていた。



「おっ! 来年もスーパーGT300をやるんですね」
手渡された、スポンサー向けの企画書に目を通す。さすが高級男性誌のトップランナーを自負している『LEON』が仕掛けるプロジェクトだけあって、ちょいと粋で、それでいてパンチのある出来映えである。
「それ、翼が創ったんです」
「えっ!」



 ガンさんファミリーの末っ子、翼君も、すでに32歳。レーシングドライバーから「主婦と生活社」関係の編集者に転身したというのは、翼君本人からも聞いていた。それが、いきなり編集者としての仕事っぷりをアピールしてくれたわけである。まあ、バックには専門のデザイナーもついているに違いないが、まずもって、うれしい話題ではないか、と思いながら「導入部」のコピーから読み始めて、これは詳しく、ひとつのニュースとして、ぜひ紹介したくなった。で、ガンさんに、ぼくの「みんカラ」BLOGでオープンにしてもいいか、と探りをいれてみたところ、もう、話は漏れているからいいでしょう、という。では、遠慮なく!
 
――ということで、11月11日付の当BLOGで、翼君の仕事ぶりの一端を紹介する狙いから、企画内容をそっくり掲載したところ、まだ正式発表前で刺激が強すぎるから、詳しいことは改めてにしてほしい、との要請があった。関係者に余計なご迷惑をかけるのは本意ではない。よって、該当部分を削除した次第である。「みんカラ」の友よ、了解してほしい。

 ま、ガンさんが監督として本格的にチームの来年は前面に立つ――これは間違いない。 こいつは、楽しみだ。2012年のスーパーGT参戦は試運転で、この日が来るのをぼくは確信していた。全9戦は無理だとしても、できる限りのサーキット観戦を心掛けたい。「みんカラ」仲間にも呼び掛けて、一緒に遠征しようではないか。来年も忙しいぞ。

 そう、そう。ガンさんの『新・ドライビング・メカニズム』についても、その後、若干の調整があって、その詳細をお伝えするのも、もう少しお待ち願いたい。

Posted at 2012/11/11 00:09:38 | コメント(4) | トラックバック(0) | ガンさんもの | 日記
スペシャルブログ 自動車評論家&著名人の本音

プロフィール

「3連休中日、富士フレッシュマンレースで青春を燃やした中・老年男の同窓会をFBで速報。今を支えるエネルギー源を確認。そのせいか翌24日のみんカラPVレポート欄の第1位は【還ってきた愛しのEXA】。FBレポート末尾でリンクした8年前のみんカラブログに未読の仲間が訪問してくれたわけか。」
何シテル?   02/25 09:59
1959年、講談社入社。週刊現代創刊メンバーのひとり。1974年、総合誌「月刊現代」編集長就任。1977年、当時の講談社の方針によりジョイント・ベンチャー開...
みんカラ新規会員登録

ユーザー内検索

<< 2020/2 >>

      1
2345678
9101112131415
16171819202122
23242526272829

リンク・クリップ

祝・みんカラ歴6年! 
カテゴリ:その他(カテゴリ未設定)
2020/01/06 10:51:53
"トヨタ プログレ"の愛車アルバム 
カテゴリ:その他(カテゴリ未設定)
2019/10/18 15:20:39
魚菜センター(青森)のっけ丼 
カテゴリ:その他(カテゴリ未設定)
2019/09/03 21:31:43

愛車一覧

トヨタ プログレ トヨタ プログレ
「NC」とは、ニュー・コンパクトカーの略と記憶している。(その後、NEO CATEGOR ...
ヘルプ利用規約サイトマップ
©2020 Carview Corporation All Rights Reserved.