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正岡貞雄のブログ一覧

2012年03月05日 イイね!

「夢」の正体 ~『疾れ! 逆ハンぐれん隊 Part・6』までの全リスト~

「夢」の正体 ~『疾れ! 逆ハンぐれん隊 Part・6』までの全リスト~ もうすぐ㐂寿(きじゅ)を迎える元CARメディア編集者の「懐古」ものであることは、否定しない。この『疾れ!逆ハン……』という痛快カーアクションロマンの連載が「ベストカー」を舞台に、1985年夏からはじまったことと考え合わせれば、「なんだ、たかが四半世紀前の古い、カビ臭い話じゃないか」となってしまう。

 その通りだ。が、ちょっと待てよ、といいたい。㐂寿を越えてしまった五木寛之さんの、いまもなお衰えることのない、この躍動ぶりはどうだ。昨年の暮れに幻冬舎新書から出したばかりの『下山の思想』は、未曽有の時代にどう生きるかの究極のヒント、とサブタイトルをつけて、すでに16万部(2012年2月末)を超えるベストセラーに。そして、講談社からの『小説 親鸞 激動篇』の大ブレークぶりを間近で拝見していると、完璧にほかの『風の仲間』たちも後れをとっている。その存在感に圧倒されてしまう。

*『親鸞 激動篇』は上下に分かれ、その特装版は「琉球新報社」から刊行されている。

 そうはいうものの、徳大寺有恒、黒沢元治、舘内端の3氏とも、四半世紀をかけて、それぞれが見事に磨かれ、光り輝いているではないか。その『風の仲間』たちが寄り合って、中年ぐれん隊の青春を謳歌してきた「原風景」を、いまこそ書きとどめるのがぼくの役割。それが五木さんの「活動源」の一つだった、と気づいたとき、「疾れ!逆ハン……』を電子BOOKという今の時代のファッションに着せ替えさせ、そこへ五木さんを撮りつづけてきた「さいとうさだちか」作品を併載する。小説の区切りとなる各章の扉ページに、クルマをメディアとして、光と影と色を表現する「北畠主税のページ」を設けるのはどうか。やってみて、驚いた。とくにiPad を端末としてダウンロードしてみると、紙のメディアとは異次元の鮮やかな「フォトギャラリー」ができあがったのである。

 で、お前さんに何ができるのかい? 五木さんのドラマ展開に歩調を合わせて、登場するクルマやら、その執筆時に五木さんは何を考え、何をしようとしていたのか、どんなできごとに時代の動きを予感していたのか。「ITUKI’sVOICE」での五木さんのつぶやきや、試乗記、対談、海外遠征記を再検証しながら、「五木ワールド」の構築をできるのはぼくだけではないか。 
 この思いつきにとりつかれてほぼ一年、コツコツと積み重ねてやっとPart.6までたどりついた。そして念願の「CAR EYES」正式オープン。



*北畠主税PHOTOギャラリーとなった扉ページ。Part.3「闇の巨宝を奪還せよ」の第1回より。

 ジローというガソリンスタンドで働く北海道出身の青年が、アルピナB7を駆るミハルと、深夜の横羽線を時速250キロで疾走する「怪物」と遭遇し、その正体を追い求めることから始まる痛快ロマン……すでにお読みいただけただろうか。読み出したら止まらない、という快感をもう味わっていただけただろうか。その書きあがったばかりの原稿を、五木さんから横浜のご自宅マンションで受け取った瞬間からのかかわりを、各回毎に『コーヒーブレーク』代わりに書き継いで、すでに全24回を数えるにいたった。そこでFREEにダウンロードできるPart.1と、Part.2はいいとして、Part.3からは有料となっているため、その内容が伝わりにくいだろう。ならば、なにが収録されているのか。その「風の仲間」たちが紡ぎ、育ててきた「夢」の正体を、そっくりリスト・アップしたので、以下、「立ち読み気分」で目を通していただきたい。

 この「五木ワールド」を、ぜひ1冊の本にしてみたいな。それがまた、ぼくの新しい「夢」を育くみつつあるのだから、それを編集者根性とでもいうのだろうか。ともかく一読の上、ご意見やご感想をうかがわせていただければ、幸いだ。

【全リスト】

Part,1 深夜特送車No.1

1 アルピナB7ターボ クーペ
2 フェラーリ・テスタロッサ
3 メルセデス・ベンツ 300SEL 6.3
4 メルセデス・ベンツ 300SEL 6.3(そのⅡ)

Part.2 凄春スピン・ターン

1 サーブ 900 ターボ
2 アウトバーン ルートE4
3 シティ・ターボ
4 ひとりだけの箱根試乗会への招待


*鈴鹿サーキットでシティ・ターボのレース仕様にちょっとだけ試乗 Photo by さいとう さだちか


*天皇陛下の御料車だったグロッサー770K

Part.3 闇の巨宝を奪回せよ

1 『風の王国』(第2次休筆後の第1作)とSUZUKA
2 『メルセデスの伝説』の内幕トーク 門外不出の秘蔵資料
3 『メルセデスの伝説』の内幕(その2)  グロッサーのイミテーション秘話
4 『伝説シリーズ』への予感       イラン元国王パーレビは名車コレクター

Part.4 人食いザメ兄弟を狩れ

1 ‘82年話題の国産車8車に乗る!
2 「五木ボイス」という特等席にどうぞ!
3 Newソアラ(2代目)に何を見た!?
4 ソアラよ。無いものねだりがしたくなる!

Part.5 ジンギスカンの謎
1 五木寛之が『クルマ放浪』を夢見た時代
2 「義経北行伝説」は生きているか
3 「義経北行伝説」を追って「みちのく」に潜る
4 宮古、久慈、八戸を「義経北行伝説」が往く



Part.6 香港・マカオ大爆走

1 「義経渡海伝説」を追って、竜飛崎に立つ
2 『中年ぐれん隊』マカオGP遠征始末記(Ⅰ)
3 『中年ぐれん隊』マカオGP遠征始末記(Ⅱ)
4 『中年ぐれん隊』マカオGP遠征始末記(Ⅲ)

 さて、つづけてpart.7にとりかからねばならない。舞台はマカオから、シンガポール、インド・デーリーへ飛び、ついにはヨーロッパでアウトバーンを使ってのテスタロッサとの勝負が待っている。そうだ、オランダ・アムステルダムを振り出しに、フランス・ドービル、パリ、ナンシーを訪れ、ドイツ・デュッセルドルフまでを、五木さんと迷走したヨーロッパ3000キロの記録を、掘り起こしてみようか。

スペシャルブログ 自動車評論家&著名人の本音

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「6連勝の勢いで乗り込んできた阿部巨人。まさか2敗1分でひ弱な虎に跳ね返されるとは。森下、中野の若虎の頑張り、投手陣の踏ん張りを背負って、10回裏無死満塁、サト輝は快速のストッパー大勢と対決。2−2から155キロの快速球を見事に捉えた。1.2塁間を破るサヨナラ打で歓喜のお立ち台へ。」
何シテル?   04/19 11:54
1959年、講談社入社。週刊現代創刊メンバーのひとり。1974年、総合誌「月刊現代」編集長就任。1977年、当時の講談社の方針によりジョイント・ベンチャー開...
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