~阪神タイガースとプログレの関係~
雨の6月12日の朝、Newスカイライン350GT HVを受け取りに行く前に、以下の一文だけは書き上げておきたかった。わたしのクルマ選びの物差しが「地殻変動」しはじめた兆しを、「広島カープ」に惹きこまれたことにこと寄せて、告白したかったのである。その辺の気分は午前7時50分に140字日記として愛用している『何シテル?』で報告している。
――あの「ソウルレッド」に染め上げられた広島カープ応援団の爽やかな熱狂ぶりをTV中継で知ったのは、黄金週間の始まった4月29日からの3日間だった。
甲子園の阪神vs.広島3連戦。第1戦、1-0で阪神。第2戦も8-3で阪神。阪神ファンの当方、気分よく阪神の闘いぶりに満足したか、というと、実はそうではなかった。勝っていようが負けていようが、溌剌と楽しそうにプレーしているカープの各選手に比べて、タイガースの選手、とくに若手プレーヤーの動き、表情の暗さ、鈍さが気になった。とにかく野球を楽しむ気配がまったく感じられない。
5月1日の第3戦。3連勝狙いの阪神は、売り出し中の岩崎左腕を先発起用。それに対して広島も新人投手の中でもピカ1の大瀬良大地。ドラフト抽選で和田監督が取り逃がした大魚であった。ポカン、ポカンと大花火のような本塁打を打ち上げたのは広島の外人選手のふたり。6-1。9回裏にゴメスの一発が出て、やっと大瀬良から完封されるのを、免れたに過ぎなかった。
ま、こんなゲームのいきさつはもうどうでもいい。勝とうが、負けようが、選手の一挙手一投足にひたむきに励ましの声援を送る広島カープ応援団が羨ましくなった。そう気がついた。一種の感動があった。それに比べて見慣れた阪神応援団の大規模過ぎて、いささか職業的なそれに、食傷していたのかもしれない。
スクワット応援とよぶ、縦一列ごとに交互に立ったり座ったりして、自軍の攻撃イニング中にのみ、ひたすら声援し続ける赤い帽子と赤い半被。大学に入って初めて神宮球場での早慶戦応援に狩り出されたときの、はるかな記憶が蘇った。
そうだ、一度、カープの応援団の中に入ってみようか。
早速、東京周辺での日程を調べてみた。
6月12、13日は西武ドームのセ・パ交流戦が直近だったが、この2日はすでにスカイライン350GTハイブリッドの試乗スケジュールが入っているからNO!
6月27~29日が横浜スタジアムか。最近のDeNAは面白くなっているし、横浜中華街には西武・東急の連携直通電車が走って便利になっているから、一度はそれにも乗ってみるいい機会ではないか。
いや、いや7月21~23日の神宮球場、これだ! そういえば、横浜のMAZDA研究所で広報車管理をマネージメントしている名物女史も、今度の神宮には行きますよ!と快活に宣言していた。カープの赤ヘルは「ソウルレッド」と同じプレミアム特別色と教えてくれたのも彼女である。果たして今から、チケットが予約できるのだろうか。「カープ女子」という流行語が生まれるくらい、いま、カープファンが沸騰しているらしい。気がつくのが遅すぎたかもしれない。
さて、時計の針が10時30分を示した。慌てて、傘をさして西武池袋線富士見台駅へいそぐ。池袋駅で湘南行きに乗り換え、12時20分には横浜みらい地区の『日産グローバル本社』の受付に到着していた。が、その時間は昼休み、広報車の引き取りは午後1時まで待機しなければならなかった。
ちょうどいい。1Fギャラリーに付属する「スターバックス」でカプチーノでも飲むとするか。と、ギャラリーではNewスカイライン200GT-tと350GTハイブリッドが並んで展示されてあった。これからジックリ比較検討したい2台。それを眺めながら、熱いカプチーノを飲む。悪くない時間である。
ともかく、このごろ、ご贔屓の阪神タイガースのTV中継を観ていてまったく面白くないのが気に入らない。理由はいろいろあるだろうが、要するに彼らが野球を楽しんでいないからだ。それはわたしの心が「プログレ」から離れつつあるのと共通しているな、と気づいてしまったことを、正直に認めなければならないのだが、詳しくは次回の更新に譲りたい。
Posted at 2014/06/13 01:19:24 | |
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