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正岡貞雄のブログ一覧

2013年04月29日 イイね!

スーパーGT第2戦はTV桟敷から

スーパーGT第2戦はTV桟敷から~「岡山国際・開幕戦」&「ベスモ同窓会」への道②

 4月28日。ひとひらの雲が、はかなげに、西の空に漂っていた。それが10分ほど経つと、どこかへ消えてしまって、光に満ちた、雲一つない日曜日の朝がはじまっていた。
 午前9時。西に向かって開かれている仕事部屋の窓辺に立つと、心は富士山麓の、あのサーキットへ飛んでしまう。今頃、ピットで待機している各車のエンジンに火が入って、ウォーン、ウォーンと吠えはじめたに違いない。そして最終コーナーの向こうに、むき出しの富士の霊峰が顔を見せていることだろう。



 岡山国際での開幕第1戦の予選は、激しく吹き付ける雨の中の走行となり、コースアウトする車両が続出し、赤旗中断が3度も出され、そのままQ1セッションが終了してしまう大混乱ではじまった。それに比べて、この第2戦を、なんの屈託もなく、晴れやかに迎えることのできる至福。9時からはじまった公式練習走行にも、さぞかし熱が入っていることだろうし、サーキットに足を運ぶファンにとって、この好天がなによりのご馳走なのだ。



 公式予選の開始は午後2時からだという。その模様は、ケーブルTVのJ-Sportsで中継されるのを確認しておいた。さて、それまでをどうやって、おとなしく時間を過ごせばいいのだろうか。

 残念ながら、今回の第2戦は、当初から足を運べない予定でいた。3月のはじめに心臓冠動脈の不調が発見され、すぐに入院して施術治療をするよう医師に薦められたのを、4月初めの「スーパーGT 2013開幕戦」と「ベストモータリング同窓会」だけは外せないからと先延ばしにしたこともあって、4月29日からの入院はもう動かしがたいスケジュールとなっていた。

それが26日の深夜、入院予定の病院から緊急の電話が入った。頼りにしている担当の医師からである。大きな手術が入って、30日の施術時間が深夜になるかもしれないので、できれば、こちらの予定を1週間、延ばせないか、と。否も応もない。それで結構です、と応えざるを得ない。ぽっかり、わたしのGW中の予定が空いてしまったのである。心構えをしていただけに、スウーッと力が抜けていく……。

 ちょうどいいじゃないか。「開幕戦」も「ベスモ同窓会」も、詳細をまとめて報告するといいながら、まだその約束を果たしていない。ひとまず初日の、雨の中の公式予選が始まる前の模様から、取り掛かることにしよう。



4月6日。挨拶に立ち寄った「LEON」レーシングチームのビニール張り天幕のなかで、ガンさん監督から、予選の方式が変わったことを教えられた。

LEON SLS AMGがエントリーしている300クラスは 全台が出走するQ1(15分間)と、Q1の上位13台のみが出走できるQ2(12分間)でスターティンググリッドを決定する2段階のノックアウト方式となったという。(出走台数の少ない500クラスは上位8台がQ2へ)
「だから、Q1はなんとか13位以内にはいって、仕上がり不足のマシンを少しでも走りこませたい」
 これがQ1アタックを担当するガンさんジュニア、治樹選手の正直な出走前コメントだった。

公式予選 Q1 14:10~14:40 天候::雨 路面:ウエット。 入場者数 8,000 人。
LEONのチームリリースはこう記録している。

――ノックアウト予選Q1のアタックは黒澤選手が挑んだ。コースインしてタイヤが温まってくると、コースアウト車両により赤旗中断が起こるという繰り返しで、なかなか思うようなタイムが出ない状況が続いたが、1ʼ 49.162 のタイムで11 位のポジションを獲得。無事Q2進出を決めた。最終ラップは、それまでのベストラップで走行していたが、その周も赤旗中断となり記録には残らなかった。さらに良いタイムを出せる可能性は十分にあり、次の予選Q2 および決勝に期待がかかる。

公式予選 Q2 15:45~15:57 天候:雨 路面:ウェット



再び雨が強くなり、予定よりも遅れての走行開始となった。
Q2 は加藤正将選手が担当。コースイン直後にスピンをしたが、マシンにダメージは無くすぐコースに戻りアタックを再開し、1ʼ 47.512 のタイムを出す。上位を狙い、アタックを繰り返すも前を走る車両に引っかかってしまい、それ以上タイムを縮めることはできなかった。
Q2 のセッションが終了し、11 番手のスターティンググリッドを獲得した。
Q2 でのトップとの差は6 秒以上と大きいが、決勝ではポイントを1 ポイントでも多く獲得すべく、チーム一丸となって戦う。

ポールポジションは、Q1最後尾から出たゼッケン61、SUBURU BRZが、トップに躍り出て、喝采をあびた。


*雨の中、その疾走ぶりが注目を浴びたBRZ

 4月28日の午後1時半。J-Sportの中継がやっと始まった。そのオープニングシーンは予想通り、富士の霊峰が大写しにされる。定刻の午後2時、公式予選が始まり、PRIUS、CRZ、ポルシェの速さが目立つ。ベンツ勢は、ほとんど画面に登場しない、終了間際になって「LEON」の大振りなマシンを、ヘアピンを過ぎたあたりからTVカメラが捉えてくれる。トップグループから1秒2は離されている。結局16位で、Q2に進出できないままで終わってしまう。PPは第1戦同様、SUBARU BRZ。しかし、決勝で待ち受けているのは500kmという長丁場。なにが起こるか、わかりやしない。





 28日夜の黒澤治樹のプライベートBLOGは短く、こう記していた。

「今日は予選。理由は色々ありますが、上手く行きませんでした。言い訳したくない!
だから、明日。頑張ります!」と。

 午後3時半、TVのチャンネルをあわててJ-SportからBSの160に切り替える。ご贔屓、阪神タイガースが、横浜でDeNAと対戦していた。藤波晋太郎投手が、せっかく3点を貰いながら、3回裏に松本外野手に一発くらって、1点差に迫られた瞬間だった。が、結局、終盤の詰めの差で阪神、勝利。手持ちのメガホンを持ち出し、手拍子をとりながら、ひとりで「六甲おろし」を歌った。

 決勝は500km の長丁場。燃費のいいベンツ連合軍に勝機はある。29日は、その辺をジックリ見せてもらおうか。
 
追記①:29日朝のフリー走行。LEON SLSは18位とまだ低迷している。

さらに追記②
 レースはLEONが8位で、期待に応えられなかった。5月のコリア・エキシビジョンは中止、、6月は炎熱のセパン・サーキット(マレーシア)。したがって国内戦は、7月28日の菅生決戦までお預けとなる。

 TVを見てびっくり。ヘアピンコーナーの出口にある横断幕のスポンサーが「LEON」となっているではないか。その下を「LEON」が走り抜けるシーンも何回か映し出された。それにこたえてこそ、黒沢ファミリーなのだ。7月の菅生は、間違いなく熱くなる! みんなで応援に行こうぜ!

で、さらに追記③スパーGTの観戦の合間毎に、「阪神×広島戦」をチェック。4対1とリードしていたのに、土壇場で逆転負け。したがって「六甲おろし」の斉唱はなし。

2013年04月25日 イイね!

やるからには『1位』でありたい!

やるからには『1位』でありたい!~AmazonとConTendoの人気ランキング

「群サイ」ロケから帰ったばかりの「ホットバージョン」本田俊也編集長から、「ご参考までに」という件名のついたメールが届いたのは、24日の午後7時であった。

――お疲れさまです。ブログでご心配されていたVOL.121の売れ行きですが、本日のAmazonでのベストセラーランキングで1位となりました。あくまでもAmazonの流通でのハナシですが……             本田俊也



 そして「jpgファイル」が1点、添えられている。「ドリフト抜きは吉か、凶か?」という私の問いかけに、彼なりに応えてくれたのだろう。

 さっそく、開いてみる。おお、なるほど。「車・バイクのベストセラー」という欄で、もっとも人気のある作品のトップに「DVDホットバージョン Vol.121」が選ばれていた。2位は三栄書房MOOKの「F1グランプリを彩ったマシンたち」、3位が「MOTOR FAN Illustrated Vol.79」とあって、そのあとに「新型アテンザのすべて」「新型スバルXVのすべて」といったニューモデル速報がつづいている。

「よかったじゃないか。やるからには、なんでも『1位』でありたいよね!」
 折り返し、こちらから電話を入れる。
「はい、これが売れ行き部数ならいいんですが……」
「いやいや、高額商品で人気度ナンバーワンをとれたんだから、贅沢はいえないよ」
「わかっています。そういえば3日ほど前の同じAmazonの欄で、黒澤さんの『新ドラ・メカ』が3位に入っていましたね。売れ行き好調だそうで……。在庫がなくなったらしく、今は姿を消しましたが」




*「疾れ! 逆ハンぐれん隊」はこちらからどうぞ
http://contendo.jp/Product/List/?mode=search_title&desc=1&q=%E7%96%BE%E3%82%8C&sa=%E6%A4%9C%E7%B4%A2

 さすが気遣いのきく本田君。ちゃんと状況はつかんでいる。
「そうなんだ。版元もあわてて2000部を増刷するという連絡をもらったが、いまどき、そんな吉報はそうそう聴けるものではないからね。それと、きみも知っているだろうけど、今回は単行本と電子書籍とのコラボをしたところ、販売元のConTenDoのアクセス人気ランキングで、この10日間、トップにランクされ続けている」

 ちなみにConTenDoのリンク先はここ!

http://contendo.jp/Product/Detail/Code/J0010123BK0005440001/




 

 単行本とは異なるシチュエーションで、この電子版もまた、ぜひ手元にキープしておいてほしいし、同じConTenDoのコーナーには、五木寛之さんのカーアクションロマン『疾れ! 逆ハンぐれん隊』が第10巻まで購入できるようになっている。一度読み出したら止まらないこの作品、実は五木さんの好意で、1,2巻が《FREE》で、つまり無料でダウンロードできる。急げや、急げ、である。

 ともあれ、ガンさん、強し! わたしの手元には「ベストモータリング同窓会」の誼(よしみ)で早めに『新ドラ・メカ』を入手した会員から、ナマの感想が続々と寄せられ始めている。その反響のひとつ。
たとえば、たまたま同じ区内に住む「MDi」さん。ビートでジムカーナをかなりのレベルで走りこんでいるのを、彼のブログに載せている動画で確認したところで、申請のあったガンさんの『新ドラ・メカ』を、「著者の直筆サイン入り+自分の名前入り」がアップしたその日のうちに、直接、コーヒーでも飲みながら手渡すことにした。

 その「MDi」さんの4月21日付けのBLOGには、こう記されていた。

――実はこの本の以前出たバージョンを持って読みました。「桶川、1秒縮まりました」。ええ、リアルに縮みましたよ!本読んでタイムアップとか普通はありえないと思うでしょうが、テクニックではなく考え方の部分であの本は非常に勉強になりました。
もちろん個人差はあると思いますが、「速くなりたい奴は読め」と言いたいですね。(その日に入手したばかりだから、と断って)冒頭部分ですが、「内容進化してます!!」
詳しくは読んでのお楽しみですが、最新の例題が上がっていたり、挿絵が以前より進化していたり……私も息子の相手をやりながら1ページずつ進んでおります!やっぱ、いい勉強になります!!

その浮き浮きした気分。ありがたいな。館山の「RAひら」さんをはじめ、九州の「龍剛」さんなど、新しい仲間からの「インプレッション」。すべてを紹介したらきりがないほどである。当欄をかりて、謝意を表したい。




*ピットウォークなどでLEONチームを訪ねると、このボードあり。携帯でピッとやると、サイン入りが手に入ります。遠慮しないでやってください。1575円(税込)です。

 この週末、スーパーGT が富士スピードウェイで開催されるが、今回は「眼鏡を新調して何が見えたか」の項でふれたような理由で、パスせざるを得ないが、今回のLEONチーム、マシンの煮詰まりはかなりのものだという。やるからには『1位』でありたい! その精神で、ガンさんチーム、期待してまっせ!
Posted at 2013/04/25 17:22:37 | コメント(5) | トラックバック(0) | 黄金の日々 | 日記
2013年04月24日 イイね!

眼鏡を新調して何が見えたか

眼鏡を新調して何が見えたか~「スーパーGT開幕戦」&「ベスモ同窓会」への道①~

 眼鏡を新調するのは、いつ以来だろう。

 ちょうど1週間前になる。近くの郵便局で、『ベストモータリング同窓会』に登録した会員限定で引き受けた、黒澤元治直筆サインの入った『新ドライビング・メカニズム』を発送したあと、その足で駅前の眼鏡ストアに立ち寄った。

 はじめは、緩くなったツルのねじ止めを、新しいのに取り替えよう、くらいの軽い気持ちだったのが、対応してくれた女店員の接客ぶりが気に入ってしまい、クルマを運転するときに使う「遠目用」の老眼鏡を、新しく注文してしまったのだ。それまでのより、チョイとフレームが小振りになっているのを選んでおいたが、さてどうだろう?


*Photo by Ryo Sasaki

 その受け取りが今日(4月23日)だった。いそいそと駅前の眼鏡ストアへ向かった。マンションの玄関まわりをやさしく演出する「アメリカハナミズキ」が、控えめに枝先にだけ花をつけている。盛りを迎えるのには、もう少し時間がいるようだ。

 残念ながら、黒縁眼鏡のよく似合う、スラリと気持ちよく伸びた脚の持ち主である女店員は、生憎と接客中で、チーフらしい男性が応対してくれた。鏡に中のおのれを確かめてから、店を出た。明るい。視界がいつもより鮮やかじゃないか。これなら、もっと早く取り替えておけば、と気が付いただけでもヨシとするか。

 「スーパーGT」観戦と「ベストモータリング同窓会」開催のため訪れた岡山。二つ目の夜が来て、外でスタッフと一緒の食事を済ませると真っ直ぐ部屋に戻って、その日の メモつくりでもしようか、と屈んだ瞬間、ポロリと眼鏡のツルが取れてしまった。幸い、あの小さなネジは穴にくっついたままのようだ。これを失くしたらえらいことになるぞ。ちょうど手元にあったセロテープで、ともかく固定しておいて、フロントへ向かった。

 都合よく、磁石つきの細めのプラスドライバーがあったので、何とか難局を乗り越えたが、ポロリとツルの外れた眼鏡に、その夜は、自分の身体の老い方を重ね合わせて連想し、いささかゾッとしてしまった。帰京したら、約束通り、キチンと医師の検査を受け、手当てすべきところは手当てしよう。そう肚を決めるきっかけにもなっていた。

 そんなわけで、この月の終わりには、ポンコツ部分の修復のため、船渠(ドック)入りすることに決めた。エンジンはすこぶる健全なのに、ガソリンを運んでくれる管に目詰まりが著しいので、それを奇麗に掃除しちゃおう、というのが、診てもらった先生の提案であった。ま、無理を言って岡山行きを強行させていただいたのだから、ここはおとなしく先生の言葉に従うことにし、ゴールデンウィークは「内省的な日々」を送ることになるだろう。4月28~29日のスーパーGT(富士スピードウェイ)も、残念ながらTV観戦を余儀なくされる。

 それもいいじゃないか、という声が聴こえる。やりかけのものや、手つかずのものにも取り組めるじゃないか、と。

 さて、と迷っている。手近な話、「ベスモ同窓会」の詳報と「ホットバージョン121号」の続きは、どちらを先にすべきだろうか、と。ま、時間軸からいっても、4月6日の早朝、岡山へと向かったところから、はじめるべきだろう――というわけで、これからじっくり、わたしの「岡山行き」に付き合っていただきたい。

★    ★    ★    ★    ★    ★    ★    ★       

 4月6日午前4時、すっきりと起床。もちろん、外はまだ真っ暗だ。羽田発、7時40分発の岡山行きANA機に乗るとなると、この時間に起きても遅いくらいだ。現役で飛び跳ねていた時代なら、間違いなくマイカーで羽田空港へすっ飛ばし、お高い料金を気にすることもなく駐車場に預けただろうに、今の立場では、それは許されない。

 ノートPCとiPadを入れたリュックを背負い、キャリアバックをガラガラ引きずって、西武池袋線、大江戸線、京浜急行線と乗り継いで、7時チョイ前には羽田に着いた。クルマだと、途中の渋滞にハマる恐れあり、その点、電車は間違いない、などと慰める自分が、なんともいじらしい。

 こともなく、検閲ゲートを抜け、第2ターミナルの57番ゲートへ向かっていると、iPhoneが着信を知らせる。田部靖彦君からだった。すでに彼も羽田の第1ターミナルに着いていて、朝の食事を摂っているところだという。
「じゃあ、さきに岡山空港に着いているから、そこで落ち合おう」


*懐かしの野沢カメラマン


*この時のメガネのツルがポロリと。


*フルサポート役の波田教官


 機内はほとんどが「レース関係者」。とくに長身の女性が大挙して搭乗している。恐らくレースクイーンとして、岡山国際サーキットを華やかに彩ってくれるのだろう。
 定刻、岡山空港着。荷物を受け取るためにターンテーブルの前で待機していると、珍しい人物に出会った。カメラマンの野沢広幸君だ。つい先だっての「ミラージュCUP」同窓会で、あの頃、わたしをEXA時代はもとより、ミラージュにステップアップしてからもを撮りつづけてくれていた野沢君の消息を訊いても、正確に答えてくれる人はなかった。その野沢君が、目の前にいるのだ。JAFメイトの仕事できたという。そうか、元気に仕事を続けてくれていたのだ。嬉しくなって、iPhonのカメラでお互いを記念撮影。やっぱり、こうやってレース取材などで足を運べば、思いがけない贈り物をいただけるわけだ。

 さて、荷物をピックアップしてロビーに出ると、そこには嬉しい顔が待っていた。萩のカリスマ教官、波田昌之さんが握手を求める。今回の旅は、波田さんがずっとサポートしてくれる約束だった。
「田部さんが着くのは、10分後のJAL機ですね」
 波田さんはすべての状況をのみこんでいた。今回のわたしたちの「足」を確保すべく、息子さんのストリームを取り上げて、この日の朝、4時に山口県の萩を出て、空港まで出迎えに来てくれたのである。

 ひと息ついたところで、田部君の登場。ひとまず、真直ぐ、岡山国際へ。備前特有の丸く、瘤のような低い山並みの間を縫って、ストリームはいったん岡山市内へ出て、そこから北へ向かった。岡山国際にはT・I英田サーキットと呼ばれている時代に3度ほど訪れただけだった。
 天候を心配しながら、見覚えのある山道を、グイグイ登ると、ぽっかり、メインゲートが現れた。約束の「ゲストパス」ももって出迎えてくれたのは、ガンさんジュニアの黒澤翼クンであった。



 空は荒れていた。午前中のフリー走行は、赤旗の連続でまともに走れたものではなかった、と翼君がいう。ビニールのコートを用意してきてよかった。ともかく、ピット裏のLEONチームのテントにガンさん監督をたずねよう。 



    (以下、次の更新へ)
2013年04月19日 イイね!

「ドリフト企画」抜きは吉か、凶か?

「ドリフト企画」抜きは吉か、凶か? ~ホットバージョンVol.121号を賞味する①~

発売されて10日が経って、こんどのHot-Version vol.121の売れ行きが、今までになく気がかりでならない。
それというのも、この号では、これまで売れ行きの根幹を支え続けてきたドリフト企画がどこにも見当たらなかったことだ。見終って、あれ!? どうしたの、まるで、かつてのベストモータリングを見終ったきに里帰りさせられたような、不思議な世界へ、導かれてしまった……。



――本田俊也編集長もいよいよ肚を決めて、「ドリフトもの」を追放したのか? そんなわたしの感想を、そばで聴いていた田部靖彦君がこう教えてくれた。
「いやぁ、たまたま、この時期はドリフトのイベントがお休みだからですよ」
『Hot-Version』のある時期を、編集長として取り仕切っていた田部君のコメントだから、その通りかもしれないが、それなら、ドリフト関係がネタ枯れの時こそ、頭を使って新しい企画ものを用意すればいいじゃないか。



 たとえば、土屋圭市の『ドリフト特訓道場』にパキパキの女性ドライバーを招いて、ブレーキングの大切さを徹底的に叩きこむとか(あ! それはすでにやっていたね)、いろんな手練手管を知らないわけではないだろう。それよりも、本田編集長とそのスタッフが、このところの情熱のたぎりがうかがえる、群サイで鍛えたマシンを、筑波やFSWで競わせる「創り」に自信を持ってきたのではないかな。
 どちらにしても、売れ行き絶好調のホットバージョンも、この号の売れ行き次第で、風向きがおかしくなることだってあるのだから、気になってしまうのだ。

 余計な心配はそれくらいにして、最新号のパッケージを改めて、開けてみよう。
『豪華2大CLUB特集』と銘打って、かつての大当たり企画『ハチロクCLUB』と『VTEC CLUB』を競わせている。なるほど。ここで収録されている「86ストリートチューン新旧対決」は、昨年12月9日に筑波サーキットで行われたもので、やっとそれを解凍してきたわけのだ。このときのロケにわたしも付き合っている。ぜひ会っておきたい人たちが出演する、と教えられ、真夏のメディア対抗4時間レース以来の、筑波までの早朝ドライブを楽しんでいた。





 この日の筑波ロケは、Hot-Versionの専有使用ではなく、カーショップの走行会と相乗りして、新旧ハチロクの「対決バトル」をやってしまおう、というもので、ちょうど出走各車のセットアップ走行がはじまったところであった。

 ピットレーンに出てみると、早速、握手を求めて、レーシングスーツ姿の懐かしい顔のドライバーが近づいてくれる。HV Vol.118号で紹介した《『因縁の仲』17年目の激突》の主役の一人として紹介したB★レーシングの今井清則代表である。17年ぶりの再会だった。
「どうしたのよ、富士のヘアピンでクルクル回って新しいハチロクを潰しちゃって……」
 サーキット仲間の挨拶なんて、こんなもの。
「お恥ずかしい。車高を下げ過ぎたから。それより、いい時代のことを思い出させていただきました。局長も頑張っていますね」

 そう。大井貴之クンとの因縁話を皮切りに、3回に分けて「みんカラ」BLOGで、今井ちゃんのスタートからクラッシュまでの『1分間のショータイム』を、ドキュメント風に書かせていただいたのを指していた。

 おお、そうだ。「みんカラ」仲間にお伝えしたいことがあった。『復活!ホットバージョン ~土屋圭市SPECIAL~』と題して、2011年の8月13日から、当BLOGで紹介したのを皮切りにして、隔月で発売される「ホットバージョン」から、わたしなりの視点で「鑑賞記」を書き継いでものを、みんカラBLOGから新しい「カテゴリー」として抽出して、わたしのプライベートBLOG『正岡ワールド』に「ホットバージョン」の項をもうけて、立ち上げたことをお知らせしておきたい。そうすると、「ホットバージョン」ものを経糸で紡ぐ、新しい連載読み物として、お届けできる、と思いついたのである。それまでの「ホームページビルダー」というソフトからブログ方式の「heteml」にきりかえたから、相当に見やすくなったはず。

 当BLOGの末尾に設けられている「関連情報URL」へ、どうぞ、立ち寄って、改めてご一読いただければ、もう一度、別の味となってくれるはず。お試しあれ。


*谷口選手を挟んで小泉兄妹と、左端に今井ちゃん

 パドックの裏側に回ると、そこには、ちょうど『ハチロク慕情』でピックアップした小泉亜衣、孝太郎兄妹が、パッと弾けるような笑顔でこちらへやってくる。さらにメインキャスターの一人、谷口信輝クンもレーシングスーツの上に黒のダウンコートをまとって、AE86のそばに。で、さっそく、今井ちゃんも呼び寄せて記念撮影。

 ここからは、「ドリフト」というわさびを抜いた「ホットバージョン121号」を賞味していくわけだが、このあとジックリと書きこむために、一旦、ここで小休止としたい。

Posted at 2013/04/19 13:16:52 | コメント(2) | トラックバック(0) | ホットバージョン | 日記
2013年04月14日 イイね!

「雨に咲く花」との約束 ~休日のLEON編集部にて~

「雨に咲く花」との約束 ~休日のLEON編集部にて~~「スーパーGT開幕戦」&「ベスモ同窓会」への道・序章~

 休日の編集室は無人に近かった。消灯され、物音一つない。奥まった細長のフロア。手前が女性誌の「アール」で、打ち合わせ用の机と椅子に仕切られた向こう側が、いま売れ行きNO.1の月刊男性誌「LEON」の心臓部。普段の日なら、「いま」が鼓動する、戦場の最先端なのに……。

 岡山国際サーキットでのスーパーGT開幕戦が終わって、ちょうど1週間、ガンさんは束の間の休息を返上して、箱根の自宅から東銀座の「主婦と生活社」まで、夫人同伴でやってきた。先導役は翼くんだった。通用口からエレベーターで5Fへ。待っていたのはテーブルに積み重ねられた「新ドライビング・メカニズム」の山だった。



 ガンさんの頬が「ゆがむ」ではなく「ゆるむ」。
「これ何冊あるんだ?」
「85冊」と、翼くん。彼はこの「LEON」の編集部員でもある。(いや、岡山から帰ってきたら広告部へ配置転換がきまっていたのだから、「元」をつけるべきかな?)
「岡山に行く前に100冊、サインしておいたのに、あれでは足りないのかい?」
 といいながら、ガンさんはすぐにサインペンの黒いキャップをとりはずす。と、馴れたもので京子夫人が「新ドラ・メカ」の最初のページをサッと開く。その黄色いページにガンさんがサインペンを走らせる。例のタツノオトシゴをモデファイした「黒澤元治」が踊り始めたのである。



 一つの記憶が蘇えった。岡山国際での予選当日は、雨と風に襲われて、何度も赤旗中断が出された。あちこちのコーナーでクラッシュが続出する。ボーダーラインである上位13台以内をともかくキープする……このガンさんの指令にこたえて、ゼッケン62の「LEON」のベンツSLSが黒澤治樹のドライブで、11位のポジションを獲て無事に帰還した。
   


 その公式予選の始まる前、ランチタイムを利用して、来場したファンサービスのピットウォークが催された。この日の来場者数は8000人と発表されていたが、ピットロードは、芋の子を洗うような盛況であった。ガンさんも3人のドライバーとふたりの「LEON Racing Lady」を随えて、観戦スタンドと向き合うピット前に並んだ。

 幸い、雨は一休みしてくれているが、なにしろ寒い。露出度の高いLacing Radyは、それでも笑顔を惜しみなく、やってきたファンにサービスする。なかでも福田美香さんは発売されたばかりの『新ドライビング・メカニズム』を左手でしっかり「展示」しながら、ファンたちにアピールしてくれる。
「黒澤監督の本が出ましたよ。前にあるボードのQRコードをあなたの携帯電話でピッとクリックしてください。すると黒澤監督のサイン本を自宅までお届けできます」





 むき出しの手脚。さぞかし寒かったろう。それでも彼女は30分間、『新ドラ・メカ』のために頑張ってくれた。その姿をみていると、「雨に咲く花」というフレーズが浮かび上がってきたのだ。その福田美香嬢の呼び込んでくれた「みのり」にこたえて、いま、ガンさんはサインペンを走らせ、彼女との約束を果たそうとしている。200人近い、ガンさんファンとの絆を結んでくれた「雨に咲く花」。どう感謝すればいいのだろう。

 感じ取るものがあった。GT決戦の終わった翌日のイベント「ベストモータリング同窓会」の参加者も全員、ガンさんから直接、購入したばかりの『新ドラ・メカ』に署名してもらった。ならば『ベストモータリング同窓会』の会員に限定して、自分の名前を書きこんでもらったサイン本を仲介してあげようではないか、と。

 ガンさんに相談してみた。答えは、一発だった。
「いいですよ。それより第2回目をいつやりましょうか? 夏の終わりか、9月に入ってからでどうですか?」


*決勝はドライ路面。クラス6位に入って、ポイントをゲットしたLEON SLS.

 また、忙しいことになりそうだ。田部靖彦、波田昌之の両君にサポートもお願いしなくては!

 1時間後、作業、終了。その間、LEON編集部はずっと無人のままで、電話一つ鳴らない。それも不思議ですね、とガンさんが応える。
「ベストカーは昔、音羽の不夜城と呼ばれて、電気の消えるときはなかったけど、いまはどうですか?」
 さて、どうなんだろう? 時代は変わっても、そのへんは変わっていないかも。

 こうして、無事「雨に咲く花」との約束を果たしたガンさん、夫人と翼君と、これから銀座で食事をとるべく、いそいそと連れ立って街中へ消えていった。

 さてこちらは、早く自宅へ戻って、「Hot-Version」Vol.121観賞記をまとめなくては。それとも、順番から言ったら「スーパーGT開幕戦とベストモータリング同窓会」を、詳報すべきか、心を定めねばならなかった。



スペシャルブログ 自動車評論家&著名人の本音

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「3連休中日、富士フレッシュマンレースで青春を燃やした中・老年男の同窓会をFBで速報。今を支えるエネルギー源を確認。そのせいか翌24日のみんカラPVレポート欄の第1位は【還ってきた愛しのEXA】。FBレポート末尾でリンクした8年前のみんカラブログに未読の仲間が訪問してくれたわけか。」
何シテル?   02/25 09:59
1959年、講談社入社。週刊現代創刊メンバーのひとり。1974年、総合誌「月刊現代」編集長就任。1977年、当時の講談社の方針によりジョイント・ベンチャー開...
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