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正岡貞雄のブログ一覧

2014年02月27日 イイね!

ひたむきにNew Carと格闘する日々

ひたむきにNew Carと格闘する日々~本日もまた横浜ベイサイドマリーナへ~

【左側PHOTO:三菱eKスペース】

『空白の10年』を埋めるべく、貪(むさぼ)るように、ひたむきに各メーカーが送り出してくる、様々なNew Carに触れまくる日々である。幸せなことである。
 雪にたたられた2月も、あと2日で3月になる。気分転換を兼ねて、プログレの身代わりでやってきたCrown Royalシリーズ 2.5ℓで横浜・八景島シーパラダイスとべったりくっついたベイサイドマリーナまでひとっ走りを試みた。


*大黒パーキングにて


*アウトレットセンター前

 さすが、伝統のFR車。新機軸の装備をしっかり導入しながら、ストレスのない走りっぷりを提供してくれる。横浜の街を東京湾越しに右手に眺めながら横浜横須賀道路に流入する手前の杉田ICで降り、NAVIに導かれて着いたところが、いまやアウトレット中心のパステルカラーで彩られた新開地。それを抜けると試乗会場の基地「ベイサイドマリーナホテル横浜」に到着。おお、玄関ロビーの脇には、つい先だって発表されたばかりの「三菱eKスペース」がずらりと勢揃いしている。なるほど、一見、それとわかる背高ノッポの新型軽自動車の登場である。

 なぜ急に軽自動車なのか。実は、昨年5月に加入した『RJC』が年1回発行する年次報告書『Bulletin』で執筆を担当したのが『三菱eK』&『日産デイズ』の2車で、そのクルマの発展型が登場した以上、一刻も早く「味見」する必要があった。その時のレポートは一般には目に触れる機会もないだろうし、まあ、小生なりに、久しぶりに活字になった報告書。この日の横浜ドライブの伏線として、ご一読あれ。

★       ★       ★       ★       ★     

●『三菱eK』&『日産デイズ』

 2014年次RJCカーオブザイヤーの一次選考で、三菱・日産の共同開発した軽自動車ハイトワゴンタイプの『eKワゴン&デイズ』が5位に入った。

 実際には軽づくり50年のノウハウを持つ三菱の新開発3気筒エンジンと副変速機付きのCTVの組み合わせをベースにして、日産も企画の段階から関わり、三菱の水島工場のラインから、それぞれのブランド名で送り出されたこの「共同作品」を、改めて乗り比べる機会に恵まれた。

 ステージは「ツインリンクもてぎ」のパドックエリアからサーキットの片側外周をめぐってくる1周4.5kmの特設コースで、適当な直線、アップダウン、カーブの組み合わせで、結構、短い試乗時間でも、クルマの性能をある程度、味わえる楽しい設定となっていた。


*こちらは日産デイズ(ツインリンクもてぎにて)


*下の「兄弟車?」とどこが違うか、見比べられたし

 はじめは『デイズ』のハイウェースターから。「フロントの大型ラジエターグリルで三菱さんのと見分けます」と、日産関係者のコメント。逆に言えば、違いはそれだけなのか。

 水冷3気筒DOHCにインタークーラーターボ付きで、47kw(64ps)/6000rpm。ポテンシャルの片鱗は、スタンド裏の長い直線で窺えた。そして下りのコーナー。破綻のない踏ん張り。一カ所、一時停止の指示。そこでアイドリングストップが稼働する。燃費性能向上技術の切り札として、軽でそこまでの機能を持ち込むのか。が、驚きはそれだけではなかった。

 ピットインしてシフトレバーをRに入れると、「アラウンドビューモニター」が作動して、バックミラーで空からの見下ろした視点で周囲が確認できる。



 ため息をつきつつ、『eK』 のカスタムに乗り換える。1周してシフトをRへ。と、ルームミラーの左側に、後方の映像が浮かぶ。いわゆる「リヤビューモニター」を三菱は用意したわけだ。こんな部分で違いがあったところで、この2台のクルマは全く同じもの、といっていい。三菱の開発担当も、「走りに違いはありません」と明言するくらいだから。

 2013年10月の軽自動車販売ランキングを見ると、驚きはさらに加速してしまう。トップはホンダの「N BOX」が17600台で独走している。2位はスズキの「スペーシア」(14366台)が位置している。ところが6位の「デイズ」(11686台)と、全く同じものと判明した「eK」(3989台)とを連結させると、なんと15635台が計上され、2位に飛び込んできた。つまり、6月発売の後続連合軍が、この手のユーザーにいかに好感触で迎えられているかを物語る資料の一つとなった。

 が、待てよ、と首をひねってしまう。得意、あるいは特異のジャンルのなかで、軽自動車部門は、ますますガラパゴス化しつつある予兆を、この2車から感じ取ってしまったのである。  

――以上が、わたしとしては珍しい、軽自動車に関するレポートである。誌面の制限があって、その時すでに、eKワゴンとデイズが次に狙っているのが、もはや車高を上げて、そこに居住性を快適化するための仕掛けをするしかないことを予知していながら、触れることができなかったし、軽自動車のガラパゴス化に、斬りこむ余地もなかった。


*日産は『デイズルークス』とネーミング

 そこで今回、New Carに試乗しながら、そこのところを三菱のエンジニアたちにも取材しながら、もう一歩、踏み込んでみることにしよう。 (以下、次回へ)
Posted at 2014/02/27 23:52:22 | コメント(5) | トラックバック(0) | 78歳の挑戦 | 日記
2014年02月18日 イイね!

友よ、『われらがまほろば』中山サーキットへ集え!

友よ、『われらがまほろば』中山サーキットへ集え!〜ベスモ同窓会メンバーへの特別急告〜

 昨年4月の岡山編。10月の東京編。ふたつのイベントを重ねて、「ベストモータリング」という消滅したはずのメディアが、実はそのDNAがまだ生き続け、新しい命を宿して育ちつつある。こんな果報がほかにあるだろうか。いまや登録メンバー数は129。すごいことだと思う。
 




 発足して2年目、今年もまた、やっぱり「われらがまほろば」中山サーキットに集合しようではないか。
 幸い、ガンさんもLEONレーシングチームを率いて「スーパーGT」開幕戦に参戦する。中谷明彦君も特別の状況(上海でのランボルギーニレース参戦)が重ならない限り、岡山まで足を伸ばしてくれる。さらに、ミーティングの舞台である山陽スポーツランド・中山サーキット側からも、みんなで走行でき、ガンさん、中谷両氏によるドラテク特訓が催行できるよう、コース使用の承諾もいただけた。いつも、こうしたイベントを見事に取り仕切る田部靖彦君も合流してくれるという。





 こうなれば、また「局長の仕事」が増えてしまうが、喜んで引き受けさせていただこう。実務は萩のカリスマ教官・波田昌之さんを中心に進めていただく。
 イベント概要は以下の通りですが、参加費等はもう少し煮詰めてから、改めて告知しますので、しばらくお待ちを。

開催日時 2014年4月7日(月曜日)
場所 山陽スポーツランド・中山サーキット
当日:ゲート前受付 午前9時30分より10時まで

 午前10時より中山サーキット、ミーティングルームにて、東京での第2回同窓会と同じように『ベスモ懐かしのシーン』を鑑賞、ガンさん、中谷君のトーク等を。
 みんなで昼食を摂った後は、サーキットに出て、ドライビング・スクールと同乗走行、フリー走行を予定しています。
 そのため、参加費がこれまでより負担増となりますが、食事代を含めて上限1万円を予定してください。ご了承を。        

※なお。このイベントは「ベストモータリング同窓会」メンバー限定となっていますので、参加ご希望の向きは、まず入会されるのが、先決です。べスモのファンならどなたでも入会できます。

2014年02月17日 イイね!

実況!『群サイの乱』魔王決定戦2014

実況!『群サイの乱』魔王決定戦2014 いまの日本で、こんなにも
心揺さぶる凄い奴らがいるのか!《その①》


 ドク、ドク,ドクン! 戦士たちの心臓の鼓動が聴こえてこないか。
「Hot-version vol.126」のオープニングシーンは、心の昂りを包み込むようなサウンドで、この号に対する特別の情熱を予感させた。

 樹立ちのむこうから、早朝の陽光が眩しく昇って行く。戦士たちのマシンが集結する様子をシルエットで丁寧にカメラがとらえ、すぐにナレーションがかぶさる。
「雪によるコース閉鎖を目前にした群馬サイクル・スポーツセンター。この日を待ちわびた峠の猛者たち。はりつめた空気の中、静かに準備がすすめられていた。ついに、史上最高の闘いが、はじまる」











 猛者たち――は、土屋圭市でも、織戸学でも、谷口信輝でもない。この「エスケープゾーン、ゼロ」、高低差50メートルの「容赦ないアンジュレーション」で待ち構える『峠の聖地』で、1年間に研鑽を重ねて来た秘術のすべてをぶつけ合う、チューナーという名の誇り高き戦士たちのことである。

 かれらのための60分間の「セッティング走行」がはじまった。
 このステージから、アンダーパワー車への救済措置として、新しくタイヤ幅205までの「Sタイヤクラス」が設定され、先陣を承って、コースに飛び出して行ったのが「ドリキンAE86」。チューナーのテック鎌田は「今回はファイナルを下げて臨みました。なんとか25秒台を! 土屋さんのミラクル期待です」と、いささか他力本願を装って、レジェンド・ドライバーを送り出す。





 じっくりとタイヤを温め、グリップが出て来たところで、土屋のハートに火が点いた。三度目のアタックでついに25秒890をマークしてしまう。どっと湧くピット。
「いまのは結構、よかったと思うんだけどなぁ」と、手応えを確かめるべくスタート地点に戻って来た土屋。自己ベストの25秒台をマークしたと知って、58歳の少年は「よーし!」と両腕を突き上げる。



 このSクラスでドリキンAE86に挑戦状をつきつけたのが熊倉俊夫のテクノスピリットMR-S。なんと、燃料タンクをうしろから前に移設して重量配分を変えてしまった。
「これでバランス的にはかなりよくなったはず。ただし、まだ走っていませんが……」



 相当に乱暴なシニア・チューナーの発言に、ピットは爆笑。が、「Sタイヤならおもしろいかな」と期待して乗った担当ドライバーの織戸は、たちまち笑うどころではなくなる。
 耳元で強烈に吼えるエンジン音。それにフロントタイヤをソフトにしたばっかりに、前後のバランスの悪さは想像を超えた。あっという間に大スピンを演じてしまう。
「危ねぇ。ド・オーバー。タイヤのバランスが違うから、うしろをもっていかれる!」
ピットに帰って来た織戸の訴えに、タイヤのコンパウンドを揃えて再びコースに送り出す熊倉チューナー。「思惑がはずれたなあ」とにやり。いい味してるよ,このオジさん。



 それでも悪戦苦闘する織戸。コーナリング性能のよさで25秒台をマークしたものの、「ブレーキが踏めないのよ」と、MR-Sから降りてしまった。「タイヤに対して、サスペンションが負けちゃってるのよ」
 Sタイヤという飛び道具の難しさが露呈してしまった。そして、このとき、織戸はどこかを痛めたらしく、それが後になって、大きな変事を招くのだが、それは次回に詳報しよう。
 それにしても、今回のカメラワークのきめの細かさはなんだろう。ピットの様子が手にとるようにわかるし、ドライバーの足元に据えられた車載カメラが、抜群にわかり易い。

 本田俊也編集長から,こんなメッセージが届けられていた。
「今回の魔王決定戦2014は、現場の緊張感,そしてドライバーやチューナーたちの最高の仕事ぶりを余すことなく収録するため、ピットやコース上のカメラなど撮影体制も、過去最大で、なおかつレスポンスよく対応できるシステムを組んで収録に挑みました。クルマとウデを競うモータースポーツの原点といえるような世界観をめざして峠伝説を育ててきましたが、ようやく表現できたと実感しております」
 
 本田クンにしては珍しく熱いこころのうちを、ハッキリ言葉にしてくれている。いやぁ、嬉しくなるじゃないか。  

さて「群サイの変」はまだ、ほんの入り口に過ぎない。次回から本格化していく戦士たちの闘い。それぞれの秘術をじっくりと披露したい。(以下、すぐに次回へ)


Posted at 2014/02/17 14:41:59 | コメント(2) | トラックバック(0) | ホットバージョン | 日記
2014年02月08日 イイね!

『局長の仕事』を本にするプロジェクト

『局長の仕事』を本にするプロジェクト~『自動車雑誌の研究』著者・飯嶋洋治さんとタッグを組んで~

 窓の外を、絶え間なく2月の雪が、真横に吹き抜けてゆく。午後5時。まるで北国にでもいるような暗い空。
2月8日。本田俊也グループが丹精こめて創りあげた『Hot-Version』126号の、待ちに待った発売日なのに、いささか出足を挫かれやしないか、と現役時代からの習癖で、いらぬ心配までしてしまう。

 ま、それよりも、「何シテル?」で早々と「興奮した」と前宣伝している『魔王決定戦2014』のBLOGアップを早くしろよ、とおのれに催促したところで、いつもの習性で、ひとまず『みんカラ』ページのチェックからとりかかる。と、さきごろ「みんカラ仲間」としてデビューしたばかりの「飯嶋洋治」君の『正岡局長と密会?』が眼に止まった。

 昨日(2月7日)の午後4時、「あること」の頼みごとで、「密会」をしたばかりである。待ち合わせをした西武池袋線富士見台駅改札口真向かいのTEAルームで、話が終わったところで、飯嶋君がiPhoneを取り出し、パチリとやったのを、そのままヘッド写真として載せてくれているじゃないか。そしてちょっと嬉しい、オーバーな「褒め言葉」が添えられている。
――ダンディな(註:原文のまま)正岡局長です。本日、密会をしてきました。さあ、何が飛び出すか? 楽しいことをやりたいですね!
 

*Photo by 野上透 1963 松本清張氏邸応接間にて


 あれ!? このアングルの表情、どこかで見たことがある。ずっとずっと古い時代に……。こんな時、気になったら、トコトン突き止めたくなるのが悪い癖だ。『魔王決定戦』に取り組むのを中断して、バックアップ用の外付けハードディスクをiMacに接続してしまうのだ。
 
 すぐに見つけられるつもりが、いざとなると、目指すショットをどのファイルに収容したのか、これと思う「宝石箱」には関係のないものばかりである。諦めかけたとき、ひょいと眼に止まったファイルがあった。「熊切圭介 松山」の項である。「熊切圭介」とは、現在、日本写真家協会副会長を務める著名な社会派カメラマンで、彼とわたしの駆け出し時代、石油化学工場の進出で汚染の進み始めた瀬戸内海へ、カメラルポルタージュに出かけたときのわたしのスナップ写真(もちろん、熊さん撮影)が、そこに収蔵されていた。で、やっぱり、あった。「松本清張氏宅にて」と但し書きしてあるやつである。

 クリックしてみる。お。若い! ゆで卵の殻をむいたようなツルリとした肌。そりゃそうだろう。撮影は1963年、つまり半世紀も昔のわたしがそこにいた。そのころの講談社の看板月刊総合誌『日本』に籍を置いて、当時の超売れっ子作家・松本清張担当として、浜田山のお宅に伺ったときに、同行した野上透カメラマンが撮ってくれたものだった。因みに野上カメラマンと熊さん(仲間の誼で、そうよばせていただく)は日大芸術学部写真科の同級生で、週刊現代創刊時からの付き合い。そんな関係から「熊さんフォルダー」に同居させていたに違いない。


*Photo by 熊切圭介 1962


*音戸の瀬戸にて

 ついでに熊さんの撮ってくれた、呉と松山を結ぶ高速フェリー船室で寛いでいるものをご披露してみたが、カメラマンによって、全く同じ時代の小生なのに、随分と雰囲気が違ってくるのにおどろく……。

 さて、飯嶋さんとの「密会」の内容だ。2011年6月15日に「ファーストラン」と題してスタートした「みんカラ」BLOGはすでに200回を超えてしまった。カテゴリーも勝手気ままに、あちこちととっ散らかっているうえに、ほとんどのテーマが途中で止まっていることが多い。それをこの際、カテゴリー別に腑分けして、これと思えるものから、単行本化できないだろうか、とかねがね考えていた。かといって、自分の書きあげたものを選別するには距離感がなさすぎる。だれかの目で、一度、検討できないものだろうか。



 そこへ、このひとなら、とお願いしたくなる編集経験者が登場した。それが『モータリゼーションと自動車雑誌の研究』の著者、飯嶋洋治さんであった。ちょうど1年前、『ベストカー』の創刊前後のことを取材したい、とRJC飯塚昭三会長の紹介でわたしの前に現れた元『スピードマインド』の編集長。静かな物腰。出来上がった内容を拝見しても、期待を裏切るものではなかった。

 その飯嶋さんが本名のまま「みんカラ」仲間となった上に、わたしのブログを『局長の仕事』として、熱心に読んでくれているという。閃くものがあった。早速、お逢いしたい旨を伝え、2月7日の「密会」を楽しみにしていた。

 お互いが話に夢中なっていた証拠に、珈琲のおかわりをしてしまう。やってみましょうと、強い眼差しでこちらを向ける。そうだ、ベスモ同窓会のメンバーにも、もしお気に入りのカテゴリーとか、あの出来事の続きを読みたい、とか、プロジェクト・チームをつくって、リサーチしてみようか、などと考えただけでも楽しくなってしまう方向へ、話は進行していく……。

 とくに「ガンさんの不死鳥伝説」「77歳の挑戦」「環八水滸伝」「ベスモ疾風録」など、ポンポンと名前のあがる弾みよう。仕上げの目標は満3年を迎えるこの6月としようか。
 おやおや、もう窓の外は真っ暗だ。ブラインドを上げると、闇の向こうは人通りも絶えた銀世界。


*おお、懐かしの隠岐さんがVol.126に登場!

  さて、このあとは一休みしてから『魔王決定戦2014』に取り掛かるとするか。あ、そうだ。今回のVol.126で、とんでもなく懐かしい人物に逢えた。あのGT-Rチューンでお世話になった隠岐さんが、フィリッピンでの「Drift Muscle」大会で登場してくる。10年前から、あちらに移住していたんだってね。これも、必見なり。 
Posted at 2014/02/08 23:18:47 | コメント(5) | トラックバック(0) | つれづれ自伝 | 日記
2014年02月02日 イイね!

『徳大寺有恒、という生き方。』ドラマの共演者たち

『徳大寺有恒、という生き方。』ドラマの共演者たち 〜代官山蔦屋「トークショー」開幕前の「ちょっと一服」

 まるで恋人にでも逢いに行く気分で、夕闇から夜に移りつつある山手通りをプログレで駆けながら、代官山の蔦屋書店を目指した。長年の疲れからだろう、このところ、しきりと足元の不調を訴えていたプログレも、REGNOを奢ってあげたことと、フロントとリアのブーツラックをグリスアップするという「ちょっとした手当」で、いくらか機嫌をなおしてくれたらしく、継ぎ目を越える度に、軽くハミングしている。

『2014年版 間違いだらけのクルマ選び』&NAVI CARS vol.10 巻頭特集「徳大寺有恒、という生き方。」刊行記念トークイベント+サイン会――久しぶりに逢った徳さんと約束した1月31日夜の「トークショー」は、催行がオープンになったその日に、インターネットの「オンラインストア」で予約を試みたところ、40名の定員のうち38番目に滑り込めた。


*代官山旧山手通りに進出した「蔦屋書店」

「いいね! こんなイベントを待っていたんだね」
 手応えを知った。主催側もすぐに定員を「60名」に拡げたと聴く。山手通りも足元を首都高速に提供したかわりに、道幅も広がり、路面も新しくなった。富ヶ谷を過ぎるとY字路が待っている。ここで間違えて真っ直ぐR246をまたぐ橋をわたってはいけなかった。左側の側道から旧山手通りに入り、恵比寿方向へ直進しなければ……。

 この日は朝から、時間に追われっぱなしだった。まず近くの整形スポーツ外科で、二日前にやってしまった右脚ふくらはぎ肉離れの治療とテーピング。つづけて午前中には6速MTのAURIS RSを九段のTOYOTA広報車取り扱い事務所まで返却しなければならないのに、その本領にまだ触れていないではないか。さて、どうしようか。


*GOLFⅦのボディサイズとほとんど寸法を持つ意味はなにか?


*AURIS RSのシンプルなインパネ。6速のマニュアルミッションが特徴。

 そこで一計を案じた。中央環状線大泉ICから美女木JCまでのストレート、首都高速池袋線に入ってから、板橋・護国寺間の連続コーナーを楽しむ。そして飯田橋で降り、給油を済ませて、九段まで走ればいいではないか、と。

 オーリスRSの試乗レポートは別の機会に纏めなくてはならないが、久しぶり、「RJCイヤーカー」に選ばれたアテンザの6速MT以来のマニュアル車ドライビングで、サーキットでおのれを磨いた時代の血が蘇ってくるのを感じ取らせたくれたのが、何よりの収穫だった。車両価格はアルミホイールやエクセレントNAVIなどのオプションを削りとれば225万円。エントリーカーとしてなら、極上車としてお薦めできる。


*早春の陽射しの下の九段坂。

 午後零時半、無事、給油も済ませて、返却終了。九段坂下まで初春の明るい陽射しを浴びながら、徒歩で10分足らず。まだ、肉離れは完全に治りきっていないのを確かめる結果となった。このあとは西武池袋沿線にある大学付属病院で、過日、無理矢理飲み込まされた「胃カメラ」の結果を聞く必要があったのだ……。

 午後6時、やっと雑事から解放されて、真っ直ぐ、代官山を目指したのも、こういう日だからこそ、早めに蔦屋書店の「代官山T-SITE」に入って、ゆっくり寛ぎたい、と求めるものがあったからである。それに、午前中までのAURISにくらべて、わがプログレのシンプルなハンドリングと、静寂を素直に受け入れるボディのしっかり感は、まだまだ他の追従を許さないぞ、と気分をよくして、「T-SITE」駐車場のゲートをくぐる。

 よくは知らないが、この駐車スペースは「ガーデン」と呼ばれているところをみると、かつては由緒のある屋敷の庭園だったに違いない。住所表記も「猿楽町」とある。



 さて、奥まったあたりで駐車してみて嬉しくなった。周りにいるのは、名前をあげるのも口惜しいくらい、「イケメンCAR」ばかりだ。ケイマンポルシェといいたいところだが、どうやらチューンド911の羽根つきが、イルミネーションを反射させて、おのれの曲線美を訴えてくる。お、3号館1Fにある「STARBUCKS COFFEE」の前にはGOLFⅦのGTiバージョンが駐まっているぞ。

 なんでも「モーニングクルーズ」というのがあって、ここでは新旧のポルシェやフェラーリたちが集まって、お互いを鑑賞し合う、特異なイベントの舞台になっているという。



 お目当てのトークショーの開始までには、たっぷり時間はある。ま、ここでCOFFEEをのむのは、2号館のクルマ関係の書籍・雑誌カウンターで予約しておいた『NAVI CARS』をうけとり、受付を済ませてからにしよう、とプログレから降り立った。
 
 かつて環八に「リンドパーク」というカーフリークたちの、知る人ぞ知る「クルマ&バイク」の専門書店があったのが、いまでは蔦屋書店が「書籍と人」をそっくり譲り受けて、代官山店に移されたのだという。なるほど、その空気は書棚のため息の出るような中身、応対するスタッフの見事な接客ぶりから、うかがえた。と、ひとりの若者が挨拶しながら近づいて来た。「ベスモ同窓生」の「Shuhei」君である。夏の「メディア4時間耐久」、10月の「ベスモ同窓会in東京」を通してすっかりおなじみになったT大生(東大ではない)である。



 結局、「Shuhei」君とは、トークショーはもちろんのこと、このあと合流した「2315」君と一緒になって、閉幕後の「STARBUCKS COFFEE」でのおしゃべり会」を楽しんだあと、近くの渋谷駅までプログレで送ってあげることになる。

 トークショー会場は隣の3号館2Fの「音楽フロア」ということで、このイベントの責任者に案内されて、売り場の間を縫いながら2号館を離れた。そういえば、このトークショーの出演者の一人である島下泰久氏とは、面識があるような、ないような。その辺がはっきりしないし、もう一人の『NAVI CARS』の河西啓介氏にいたっては、なんの予備知識もなかった。

 まだ会場の席は疎らで、窓際にすわってから、入手したばかりの『NAVI CARS』を袋から取り出す。表紙はダンディを誇ったころの徳さんが、パイプをくゆらせ、オープンカーのステアリングに手を添え、トレンチコート姿でこちらに視線を送ってくる。

 保存版 不世出のカーガイが、僕らに教えてくれたこと。
 徳大寺有恒、という生き方。

 ———タイトルが躍っている。読んでみよう、という気にさせてくれる。目次のつぎに「VOICE from editor」の1ページ巻頭コラムがあって、この日の出演者、河西啓介編集長が「稀代のカーガイ、徳大寺有恒」と題して「その人生において、時間も、お金も、すべてをクルマに注いだ稀代のカーガイは評論家である前に一人の“クルマ好き”でもあった。そしてその言葉は、いまも僕らの心に響く」とみごとに読み手を惹きつけている。そして、それにつづく40ページもの大特集。

 ここまで徳さんに迫っている「河西編集長」に、すこぶる興味を憶えてしまったのは、当然の成り行きだった。


*左が島下、右が河西の両氏

 もう一人の島下泰久さんについては、トークショーがはじまって、なぜ彼が一旦休止した「間違いだらけ……」の再開にあたって、その相棒に起用されるようになったのか、その率直な内幕話を聴くうちに、すっかり気に入って行くのだが、その模様は、次回の更新までお預けにしておきたい。     (この項、つづく)


*午後8時30分、真打ちの徳さん、拍手に迎えられていよいよ登場! 

Posted at 2014/02/02 20:20:10 | コメント(6) | トラックバック(0) | 追憶「徳大寺有恒」 | 日記
スペシャルブログ 自動車評論家&著名人の本音

プロフィール

「3連休中日、富士フレッシュマンレースで青春を燃やした中・老年男の同窓会をFBで速報。今を支えるエネルギー源を確認。そのせいか翌24日のみんカラPVレポート欄の第1位は【還ってきた愛しのEXA】。FBレポート末尾でリンクした8年前のみんカラブログに未読の仲間が訪問してくれたわけか。」
何シテル?   02/25 09:59
1959年、講談社入社。週刊現代創刊メンバーのひとり。1974年、総合誌「月刊現代」編集長就任。1977年、当時の講談社の方針によりジョイント・ベンチャー開...
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