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正岡貞雄のブログ一覧

2014年07月02日 イイね!

『徳さんのひと言』をヒントにVOXY緊急試乗へ!

『徳さんのひと言』をヒントにVOXY緊急試乗へ! 6月最後の朝、立葵の咲く九段坂をゆく

左手に日本武道館の屋根に浮かぶ金色の擬宝珠と、皇居沿いのお濠を眺めながら、九段坂を登って行くのは、1月末にAURIS RSを受け取りに来て以来だろう。わたしのお気に入りである140字日記「何シテル?」に、その日を、こうメモしていた。

01/29 20:43
6速MTのホットな奴、AURIS RSを受け取るために地下鉄『九段下』下車。武道館方向を目指してエスカレータに乗る。吐き出されたところが九段坂の登り口。左手で淀んだお濠の水面に照り返された冬の陽射しが眩しい。こんなシーン、どこかで読んだぞ。ヒョイと気づいた。

「九段あたりの外濠の澱んだ水は、冷ややかに枯れ草を湯あみさせ、年老いた堤の醜さをせせら笑いながら、影をうつしとっている。ひとしきり、水面を風が渡るとき、それが哄笑となってさざめき合う」

 20歳の時に書いていた未完の小説「喪章の人」の一節が蘇ってくる不思議を、AURISが運んで来た―—そう書きたかったみたいだ。いずれの日か、黄ばんでしまった大学ノートに封印したままの「青春の日々」を、汝、サルベージしてみよ、という啓示かもしれなかった。





6月30日の午前11時、そんなことを思い出しながら、わが足は三番町のTOYOTA広報車取り扱い事務所へむかっていた。と、お!! 足が止まった。赤く咲き誇った初夏の花が、空に向かって真っすぐに背伸びしているのに、気づいた。立葵(タチアオイ)じゃないか。あたりを見渡すと、赤とピンクと白の花びらが、垂直に伸びた花茎の下から、順に咲き上がって、武道館に通じる橋の袂だけに、肩を寄せ合って群生している感じだった。

花言葉は「大きな志」と「熱い恋」。梅雨入りの頃に咲きはじめ、梅雨明けとともに花期を終えるという。そうか、紫陽花(アジサイ)に比べて、寿命の短い「儚(はかな)い花」であったのか。



 巡りあわせ、というフレーズが浮かび上がってきた。この季節にここを自分の足で通らない限り、立葵の花々には出会えない……。ということは、久しぶりにTOYOTAの広報部に試乗のオーダーを出したきっかけに、意味合いが求められる。狙いは、ミニバンの売れ筋NO.1 のVOXYだった。なぜ突然にVOXYが登場してくるのか。わたしの「人生最後の1台」選びに加わってくるとは、どうやっても、役柄が違いすぎるはずだが・・・・・・。

『ベストカー』6月26日号に徳大寺有恒さんのSPECIALレポートが久しぶりに掲載されていた。2ページ見開きの短いものだが、さすが徳さん、高原の牧場でしか飲めないような、本物の牛乳の味がそこにあった。

――5月のはじめ、トヨタのミニヴァン、ヴォクシーハイブリッドに乗って長野県白馬村に出かけた。『俺と疾れ!!』でお知らせしたジャグァXK8コンヴァーチブルを新オーナーに届け、お礼を言うためである。
 お供を引き受けてくれたのは局長の宇井君と編集長の本郷君だから、こちらは太刀持ちと露払いを従えた横綱気分だ。


提供 ベストカー編集部

(中略)
 東京から前橋に寄り、ジャグァを拾って白馬に向かうわけだから、けっこうな距離だ。最新のミニヴァンがどれほどの燃費なのか? 乗り心地はどんなものなのか? テストドライブを兼ねた旅である。
(ここからは愛車ジャグァに関する記述なので、すっぽり、省略する)

 さて今回の旅は長距離の移動ということもあって、ヴォクシーハイブリッドを借りだした。普段乗らないミニヴァンということで、興味深かったが、600kmほど走って17.4km/Lとその燃費のよさに驚いた。4人乗っての数字だけに価値がある。
 しかもホイールベースがあって乗り心地がいいから大して疲れない。2列目がセパレートになっていて、広々としている点もいい。価格は297万円。300万円を切っており、トヨタらしい値付けだと思った。長い上り坂では、加速が鈍くなり、運転が楽しいクルマではないが、ファミリーカーとしては、よくできたクルマであろう。

 このページは、何はともあれ、新しい友人ができたすばらしい旅であった、と結んでいるが、徳さん、実はもっといいたいことがあったようだ。半月あとの「7月10日号」の連載ページ『俺と疾れ!! 2014』の書き出しで「自動運転について」とタイトルして、こう切り出す。



――ヴォクシーに乗って白馬に出かけたときのことは前号で書いたが、ミニヴァンのようなたくさんの人間が乗れるクルマは便利だが、運転が楽しいというたぐいのものではない。ドライバーが楽しく走ろうと思えば、同乗するものが迷惑であろう。だから同乗するものにとって快適なのはドライバーが”運転手”という係になりきった時であろう。

 どうやら徳さん、往復600kmのミニヴァンの旅で、ドライバーの自己陶酔的運転に辟易したに違いない。そのときの様子が目に浮かぶ。

 そこで早速、ベストカー編集部に電話を入れる。運良く、本郷編集長が在席していた。で、単刀直入に訊く。
「こないだの徳さんのお供で白馬を往復したときの運転手はキミかい?」
 本郷君もピンときたらしい。
「そうなんです。VOXYのハンドリングと走り味が意想外にキビキビしていて、大事な方を乗せているのをついつい忘れてしまって・・・・・・」
「あはは。宇井ちゃんじゃないと思ったよ」
「すいません」
「徳さんに叱られた?」
「いや、それがなにもおっしゃらなくて」
「それで、いきなり、『俺と疾れ!!』でポカンと」
「勉強させていただきました」

 本郷編集長と、そんなやりとりをしながら、急にVOXYに乗りたくなった。VOXYのなにが、本郷君をその気にさせたのか。
 かくしてVOXYの飛び入り試乗がはじまる。生憎、ハイブリッドは貸し出し中とか。2リッターのガソリン車がひとまず用意された。




 現れた真っ白なVOXY。なんだか、AKB48のトップアイドルが目の前に現れた錯覚に襲われた、と正直に告白しておこう。いや、新鮮な衝動がそこにあった。 (次回更新へ)


Posted at 2014/07/02 00:41:23 | コメント(6) | トラックバック(0) | ちょっと一服 | 日記
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何シテル?   02/25 09:59
1959年、講談社入社。週刊現代創刊メンバーのひとり。1974年、総合誌「月刊現代」編集長就任。1977年、当時の講談社の方針によりジョイント・ベンチャー開...
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