『野牡丹コートダジュール』と『HV,Vol.155』に励まされて……
花言葉は「ひたむきな愛」か。
まるまる2ヶ月と20日もの間、『みんカラ』からご無沙汰してしまった。申し訳ない。チョロッと『何シテル?』でご挨拶はしているが……。
2011年の6月15日に『ファーストラン』というタイトルで、このクルマ関係有数の専門SNSを舞台にして、Special Blog欄から『つれづれなるままにクルマ一代』をスタートさせた6年半近くの中で、もっとも長期にわたるエンストである。
急激に退潮した健康のせいもあるが、3月半ばから引き受けてしまったマンション(ちょうどベストモータリング創刊にあわせて入居している)の理事長という役割が『青春+22歳』と強がっていたはずのわたしのエネルギーのほとんどを投入しないと対応できない「激務」だったということだろう。たかだか62世帯の築後36年の中型マンションに過ぎないのだが、とにかく理事長の役割を誠実に果たそうとすると、会社でいえば人事・経理・庶務、企画・広報・営業・渉外をまとめて自分の手で運営しなければならない。
そうした日々の中で、1週間程度の入院生活も3回。それでもやっと夏の終わり頃から理事長職も軌道にのって、ホッと一息。気がついてみると、すっかり師走を迎えている……。
*そんな日々の中で、11月18日はわがプログレと富士スピードウェイへ向かっている。
「さて、一回りするか」
午前8時。今では朝のお決まりルーティンとなっているマンション内の巡回から理事長の1日がはじまる。エレベーターは使わずに、内階段を使ってまず最上階の5階居住区にあがって、順次、各階の様子を見てから、1Fの玄関エントランスホールへまで降りていく。この日も、まだ新聞受けから朝刊を取り出していない常連は別にして、特に異常はなさそうだ。管理員の清掃作業もすでに終わっていて、塵一つないのを確認した。さて、と。
エントランス玄関から戸外のアプローチ階段へ踏み出した。朝の光が柔らかく降り注いでくる。その玄関の両脇に設えられた花壇が、まるで照明を浴びているような鮮やかさで浮き立ち、花々の朝のご挨拶をこちらへ送ってくれる。
「お!」
思わず、声が出た。プリンセティア、葉ボタン、ポインセチア、カラー、セロシアといった、秋から冬にかけて妍を競う季節の洋花たちに囲まれて、一輪だけ、紫紺の花が恥ずかしげに「からだ」を開いて、ヒョロリと伸びた白い「雌シベ」でこちらを手招きしているではないか。「野牡丹コートダジュール」である。10月の初めに近くの園芸店で手に入れた「お気に入り」……それが11月の終わりに散っていったはずなのに、また一輪だけ、再生してきたのだ。
よく見ると、そのすぐ隣で蕾がふたつ、さらに次なる開花の時を待っている。
花言葉は「ひたむきな愛」「謙虚な輝き」。ぴったりな風情だ。
はっと己の今を顧みる気分が、その紫紺の花をみている内に湧き上がってきた。元気を出してよ、と「野牡丹コートダジュール」が囁いてくれたような気がした。
エントランスに戻り、郵便BOXを開いてみた。と、見覚えのある包装の『ゆうメール』がHot-Versionから届いているではないか。
お、今月は随分、早く届いたな。いそいそと自室へ戻った。朝のお勤めはもういいだろう。早速、封を切る。ほう、2ℓセダンのクラウンが群サイで、Audi A4クワトロスポーツといった選ばれたスポーツカー達と対決か。ニュルで鍛えたからといって、どこまでついて行けるのかな。
それよりも、待望のコーナーがあるではないか!「メディア対抗ロードスター4時間耐久」である。なにしろ、レースのあった9月1日は、せっかく本田俊也編集長が、ゲストパスと駐車券を用意してくれていたのに、その前日から体調不良となって、筑波へは行けなくなって失礼してしまった。レースはゲリラ豪雨に見舞われ大混乱だったとは聴いているが、そのドキュメントをどうまとめてくれたのか、真っ先に「観戦」させて貰うことにした。
その模様を「みんカラ」で詳報したい! 衝き上げてくるものがある。やっとその気にさせてくれた、ひたむきな愛の妖精、野牡丹コートダジュールにお礼をいいたい。
80日ぶりの再開。真っ先に喜んでいるのは、このわたし自身である。 (次回更新を待たれよ)
Posted at 2018/12/06 02:42:30 | |
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還暦+青春の22歳 | 日記